2008年8月にオープンしたウエスコジャパンの直営店、ウエスコ世田谷が今年15周年を迎え、2月17日にリニューアルオープンを果たした。そのウエスコ世田谷のショップマネージャーである樽野 哲朗の愛機は新車で手に入れた2015年式ドゥカティのスクランブラー アイコンだ。 「すいません、ハーレーじゃなくて(笑)。僕はオフロードバイクが好きで、このスクランブラーが発売されたとき、ひと目惚れしてまさに即決でした。もう8年の付き合いになりますね」
ウエスコジャパンの母体であるサイクルマンのスタッフになり、今年で13年目というベテランである。彼はウエスコ世田谷の運営と、同じくサイクルマンが母体であるディーエンジャパンのタスクとしてディーエン本社とのやりとりに関しても担当しており、日々ハードワークをこなしている。
「世田谷店のスタッフは自分ひとりなので、体調管理にはすごく気を使っています。風邪なんか引いて休むことになると店を閉めなきゃいけないので……。ウエスコでの接客は1対1が基本で、ブーツの特徴や特性、あとカスタムに関しても、しっかりとメリット・デメリットをお客さまに説明し、その上でブーツの使い方やライフスタイルにあったブーツを提案し、数ある選択肢の中から最適なものを選んでいただけるよう心掛けています。ウエスコブーツはファッション性も高いですが、本質はワークブーツ、つまり道具であり、重要なのはその機能性だと考えています。お客さまにブーツ選びのヒントを出すのが自分の仕事です。最後はお客さまに選んでもらうわけですが、愛着を持って長く履き続けてもらえるよう、最良の1足を提供すべく、接客にはじっくりと時間をかけています」
掛け値なしに1年365日、毎日ウエスコブーツを履いているという彼。ウエスコブーツに日々足を通し、自分が体験したことが、すなわちブーツ選びのノウハウになり、その経験を接客で伝える。まさに生の声である。
「今日はブラックレザーのシンプルなジョブマスターを履いてきました。ウエスコを毎日履くようになって、すごく体調がよくなったんです。やはり靴が足に合っているということは健康に繋がるんだと実感しています。この履き心地をひとりでも多くの人に味わって欲しい。ウエスコというブランドの最大の魅力は、作り手であるメーカーと、それを販売するスタッフ、そしてブーツを愛用していただくお客さまの期待や想いに矛盾がなく、一貫してそれらが繋がっていることだと僕は考えています。それがウエスコの価値でもあります」