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レザーに対するウエスコの拘りに
強いシンパシーを感じます

東京の渋谷区猿楽町で「ATSU LEATHER WORKS」を営むレーザーアーティスト、外山 篤。ブランド立ち上げから15年、ここ猿楽町にアトリエ兼ショップを構えて10年になるという。長野県・松本市の城下町出身の彼は、鷹匠を生業とする家系に生まれ、実家には様々な武具が飾られていたということもあり、日常的にそれらを装飾するための革製品にも触れて育ってきた。

「漆黒の松本城は、通称 “カラス城” と呼ばれることがあるのですが、子供のころからカラス城を見ていて、その白と黒のコントラストが美しいとずっと思っていました。純銀を使用したレザーのオリジナル染色技法 “The Ore” のアイデアを思いついたのも故郷のカラス城からインスピレーションを受けたからです。パンヘッドのリアフェンダーに取付けているレザーのオーナメントも、その技法で製作したものです」

そう話す彼の愛機は1948年式FLベースのボッバーで、彼にとって初めての大型バイクだ。実はこのマシンはジュエリーブランド「Good Art HLYWD(グッド・アート・ハリウッド)」のオーナー兼デザイナーのジョシュ・ワーナーから譲り受けたものだ。

「ジョシュとは商品のコラボなどを行なっているので昔からよく知っていたのですが、3年ほど前に彼からこのボッバーに乗らないかという話をもらい、はじめての大型バイク、しかもビンテージモデルなので不安もあったのですが、こんなチャンスは二度とないと思い購入を決めました。横浜で行われていたファッションイベントで数年前にウエスコジャパンの方たちと知り合い、その影響もあり自分もハーレーに乗りたいと強く思うようになったんです。実は大型免許を持っていなかったので、それから教習所に通いだしました。ビンテージハーレーの魅力は手間がかかるところですね。レザーを加工する機械もメンテが必要で手間がかかるのですが、その手間を含めてすべてが愛おしいという感じです」

今から5年ほど前にウエスコのスタッフからボスをしばらく借り受け、それをきっかけにウエスコを履きはじめたという彼。仕事柄、立ち仕事が多く、1日履いていても足が疲れず、履き心地に関しては非常に軽く感じたと話す。それからバイソンレザーのロメオをカスタムフィットで製作し、今日履いてきていただいたボスはちょうど昨年のクリスマスに仕上がったものだ。

「パンヘッドに乗るときは必ずこのボスを履いています。キック時のケッチン対策でもあります(笑)。僕にとってのウエスコはライディングブーツの要素が強く、スニーカーではもう怖くて乗れないですね。ウエスコの魅力は好みのレザーを選べて、自分にあったブーツを製作してもらえるという点です。とても満足感が高いですね。自分もレザーを扱う仕事をしているので、レザーに対するウエスコの拘りにもすごくシンパシーを感じます。あとはもちろんウエスコジャパンの方たちの魅力も大きいですね。本当にイイお付き合いをさせていただいています」

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