クロームメッキの外装が特徴的な1946FLナックルヘッドチョッパー。オーナーの村田昌愛が、今から10年ほど前に手に入れた愛機である。彼にとってはじめてのハーレーがこのナックルヘッドで、純正エンジン&ミッション、アンカットの純正フレームをベースに、過去さまざまなスタイルに姿を変えてきた。このナックルヘッドの他に、不動車ではあるが、彼は1990年式のホンダNSR250Rも所有している。
「もともとはあまりハーレーに興味はなかったんですが、ウエスコジャパンに出入りするようになって、岡本社長が当時乗られていたパンヘッドやスタッフのハーレーを見て、ハンドシフトに憧れ俄然ハーレーが欲しくなったんです。ハーレーだったら絶対にナックルが欲しいと思い、雑誌とかを見ては地元関西の主要なハーレー屋にいろいろ行って探し回り、このエンジンとミッション、フレームを手に入れたんです。最初はもっとコンパクトな感じのチョッパーだったんですが、今はクロームの外装に2インチロングのハイドラフォークとエイプハンガーというこのスタイルに落ち着いています」
そう話す彼は生粋のウエスコフリークでもある。取材当日に履いてきていただいたのは、2014年に発表されたLYNCH SILVERSMITHとのコラボレーション2ndモデルのWESCO×LYNCH LIMITED MODELで、リンチマニアだという彼は、この他に1stモデルと3rdモデルも所有している。それ以外にもボス、ジョブマスターはもちろんのこと、ロメオ、サイクルボス、ホースハイドのナローエンジニアなど、計10足以上のウエスコブーツを所有し、1年365日、ほぼ毎日ウエスコを履いているという。
「建築系の仕事をしているんですが、現場まではロメオで、仕事中はスチールキャップ入りのボスを履いています。実はそのボスがはじめて手に入れたウエスコなんです。たしか2003年くらいに買ったものだと思います。最初は、革が硬くて足が痛いなぁって感じだったんですが、なんかブーツに負けているような気がして、毎日ムキになって履いていました。負けてたまるかって(笑)。それまでいろいろなメーカーのブーツを履いてきましたが、エンジニアブーツは間違いなくボスが最強だと個人的には思っています。なんか自分の足に合っているというか、しっくりくるんですよね。相性がいいというか……。毎日履いていても苦にならないし、ブーツの重さもまったく気になりません。なんで10足以上もウエスコを持っているのかと聞かれると、うまく答えられないんですが、ウエスコを履く生活、日常が、なんか当たり前になっているという感じなんですよね」