10年ほどの年月をかけ、じっくりと手が入れられてきた1966年式FLHを愛機に持つ井上英治。”スケさん”の通り名で親しまれている彼は、生粋のボバーフリークだ。二十歳そこそこで乗りはじめたEVOスポーツからスケさんのハーレー歴ははじまり、リジッドショベルのボバーにハイドラベースのボバーを乗り継ぎ、現在の愛機であるアーリーショベルボバーを含めて20年以上もの間、ボバーに乗り続けている。
「このアーリー、最初はチョッパーだったんですよ。でも少しずつカスタムしていったら、やっぱりボバーになりました(笑)。なんか好きなんですよね、ボバーが……。オイルタンク、メーターがポリス仕様で、リアタイヤはワーゲンバス用の16インチを履いています。タンクは缶スプレーを使い、自分で塗りました」。職業が塗装屋だというスケさん。缶スプレーでもその仕上がりは折り紙つきだ。
スケさんが愛用するウエスコブーツは15年ほど履き続けているブラックノーチラスのボスで、つい最近ラプターソールに交換されたばかりだ。バイクに乗るときは必ずこのボスを履いていると彼は言う。
「ラプターソールに換えてから、さらにバイクに乗りやすくなった感じがします。このソール、バイクに最適だと思いますよ。ウエスコブーツに興味を持つようになったのは、知り合いがウエスコを履いていて、それがすごくカッコよくて、その影響が大きいですね。ライニングを入れているんですが、それがスネに当たって履きはじめは血が出たりしましたが(笑)、すぐに足に馴染んできました。今では自分の足にぴったり合っていて、一生手放せないブーツになっています。生涯履けるハードさがウエスコブーツ最大の魅力だと思います。ハーレーとウエスコがある生活、それがない人生は考えられないですね」