1977年式XLH1000のガレージチョッパーを愛車に持つ小野まこと。このアイアンチョッパーとは、もう7〜8年の付き合いになるという。フルOHが施されたエンジンはすこぶる快調で、特徴的なプルバックタイプのエイプバーは、今から1年ほど前に交換されたものだ。ホワイトレザーグリップのフリンジと、ラフに取り付けられたダブルシートが、なんとも言えないB級感を醸し出している。
「このアイアンの前はEVOのスプリンガーソフテイルのチョッパーに15年くらい乗っていました。リジッドバーでハードテイルにしてベタベタにローダウン。ハンドルはスカイハイバーを前に倒して取り付け、かなりヤンチャなバイクでしたね」
サーフィンやスノーボードなど、アクションスポーツを趣味とする彼のアイアンとの付き合い方は、仲間と一緒に気ままに走ったり、イベントのランに参加したり、あとは気が向いたらフラリと乗るという感じのすごく自然体なものだ。ウエスコフリークでもある彼は、今回履いてきていただいたスレートレザーのハーネスの他、ボス、ジョブマスターなど9足ものウエスコブーツを所有している。
「このスレートのハーネスは一番のお気に入りで、バイクのシフトでつま先を傷つけたくないので、今のアイアンからフットクラッチのビッグツインに乗り換えようかと本気で考えていたくらいなんです(笑)。それで結局、今はアイアンのシフトをシーソーペダルにして、つま先を傷つけないよう対応しています。ブーツに合わせてバイクをカスタムするって、ちょっと変わってますよね(笑)。
ウエスコは一生モノのブーツで、どのモデルもすごく魅力的なので、いろいろ揃えたくなるんですよね。モデルやシチュエーションに合わせてソールやカラーを変えて頭の中でイメージしていったらどんどんバリエーションが増えていったという感じです。物欲がすごいんですよ、欲張りなのかな? 単純に欲しいから増えていったというのが本音です。そうそう、自分の結婚式ではウエスタンボスを履いていました。バイクだったらハーレー、ブーツはウエスコが一番。どちらもホンモノで一流だから欲しくなるんですよね」