今から4年ほど前にビンテージハーレーの殿堂、船場モータースで1942Uを手に入れた辻内亮人。国産アメリカンから2001年式のツインカムローライダーへとステップアップし、その後、船場モータースに出入りするようになり、「結婚前の最後の買い物」として、念願であったビンテージハーレーの購入を決意。契約は、ちょうど船場、ウエスコ、ラングリッツレザーズの合同展示会中のことだった。会場で偶然目にしたこのフラットヘッドに不思議な縁を感じ、その翌日に契約のため再び展示会を訪れたという。
「今日履いているウエスコのボスは、船場の学さんにフラットヘッドの購入祝いとしてプレゼントしていただいたものなんです。合同展示会中の車両契約だったので、その場でウエスコジャパンのスタッフに、この車両に合うようカスタムメニューを相談して仕様を決めました。ブラックレザーに100番ソール、ブラスのローラーバックルをアクセントにした定番スタイルのボスですが、バイクによくマッチしていると思い、すごく気に入っています」
彼はローライダーに乗っていたころ、ラングリッツ東京でSpeedway Togs時代のビンテージレザージャケットのコロンビアを手に入れており、これで船場のビンテージハーレー、ウエスコブーツ、ラングリッツのレザージャケットという、船場ユーザー間でよく言われている、いわゆる「三種の神器」が揃ったことになる。
「初めてのウエスコがこのボスなんですが、他メーカーのブーツとは履き心地がまったく違いますね。安心、安定感というのも群を抜いていると思います。実はこのボスを履き始めてから少し経った時なんですけど、軽い山登りに使ってみたんです。山登りでも想像以上に具合がよく、まったく問題なし。ソールのグリップ力、フィット感ともに安心しかありませんでした。あとインソールを抜いてブーツを乾燥させることができるということが、自分にとっては軽いカルチャーショックでした。今まで履いていたブーツではそんなことできませんでしたから。もちろんバイクに乗るときもこのボスを履いています。バイクギアとしても安心、安全でとても信頼しています。ラングリッツの革ジャン、船場のビンテージハーレー、そしてウエスコブーツと、人との縁で輪が広がっていき、新しい扉が開かれた感じとでも言えばいいのでしょうか? ただの道具ではないところに、これらの大きな魅力があるんだと思います」
取材協力:
船場モータース