ナイス!モーターサイクルのボヘミアンオカダが手掛けた1966年式XLCHを愛車に持つ草間眞人。オールドバイカーの手による入念なOHが施されたショベルスポーツユニットを抱えるフレームはクロモリ製のXRフレームだ。F19/R18インチのHリムに、カンリン製ダブルリーディングドラム、フロントフォークはセリアーニの35mmオールドGPというダートトラックレーサー然としたマニアックなマシンに仕上げられている。彼はこのショベルスポーツの他に新車で購入したという1994年式XLH1200スポーツスターと、1980年式のXR750を所有する生粋の4カムフリークである。
「このアイアンは近所を軽く流す用の車両で、ロングはだいたいスポーツスターですね。と言いつつ、今日はアイアンで、自宅の愛知県稲沢市から大阪の船場さんまで来ましたが……。XR750はリビングに飾っています。ちゃんと書類もあるので、公道を走れるようにいつかは仕上げるつもりです」
そんな彼の足元を固めているのは、今から7年ほど前に手に入れたウエスコのジョブマスターである。石川県の千里浜で開催されているサンドフラッツにこのショベルスポーツで出場した帰りにディーエン金沢で手に入れたのだという。
「このジョブマスターがはじめてのウエスコブーツなんです。以前にウエスコジャパンのリミテッドモデルで発売されたダートマスターのイメージで、ハイトは7インチ、ソールは#430をチョイスしました。この他に、あとジョブマスターとボス、モリソンも持っています。昔は他ブランドのブーツも持っていたんですが、ウエスコを履くようになってからは、それがなんかオモチャみたいに感じるようになり、まったく履かなくなりました。ウエスコはやっぱり作りがすごいです。ウエスコを履いてからはスニーカーも買ってないんですよ。バイクに乗るときも、もちろんウエスコです。ライディングギアとしてもしっかりと機能してくれますので。
朝、ジョブマスターに足を通し、靴紐を編み上げているとき、なんとも言えない感じで気持ちが昂ぶるんです。ウエスコの歴史やその理念なんかを共有しているような気分になって……。こんなブーツ、他では絶対あり得ません」