2018年8月22日、ハーレーダビッドソン2019年モデルの発表が行われた。その内容は全37モデルで8月23日より全国のハーレーダビッドソン正規ディーラーで予約販売が開始される。中でも2019年モデル最大の注目は、ソフテイルファミリーのニューモデル「FXDR 114」だ。
2017年モデルを最後にラインナップから姿を消した水冷エンジンのV-RODを思わせるドラッグレーサー然としたスタイリングが与えられた「FXDR 114」。ソフテイルファミリーの中で、最もアグレッシブなコーナリング性能を有したモデルに仕上げられている。
コンポジットスピードスクリーンとLED異形ヘッドライトが作り出すフロントマスクは個性に溢れている。ウインカーに関しても、「隠す」のではなくフロントマスクのデザインとしてうまくまとめられている。もちろんウインカーもLEDだ。
「FXDR 114」のスタイリングを決定づけている新型コンポジットソロシートテールは、ダートトラックレーサーのようなショートタイプとされる。座面が絞り込まれたソロシートは足が開くことなく足つき性も良好である。
その心臓部には排気量1868ccのミルウォーキーエイト114が搭載されている。新デザインの高性能エアインテークがレーシーな雰囲気を醸し出している。専用デザインの2-1-2高性能マフラーも今までにない斬新なスタイルだ。その他、新型アルミニウムスイングアーム、アルミサブフレーム、軽量ホイール、コンポジットマッドガードなど軽量化が図られている点にも注目だ。カラーは全6色で、気になる価格はビビッドブラックが286万2000円(税込)、モノトーンモデルは290万4000円となっている。
さらに2019年モデルのCVOモデルを含むツーリングファミリー(ロードキング、ロードキングスペシャルを除く)と「トライグライドウルトラ」には 、新しいインフォテイメントシステム「BOOM! BOX GTS」を初搭載。日本語を含む多言語に対応したナビゲーション、Apple CarPlayへの対応もハーレーダビッドソンとして初めて実現。
ツーリングファミリーの「ロードキングスペシャル」「ストリートグライドスペシャル」「ロードグライドスペシャル」「ロードグライドウルトラ」「ウルトラリミテッド」「ウルトラリミテッドロー」の6車種は、最大トルクが約9%アップした、よりパワフルなミルウォーキーエイト114エンジンを搭載。トライクファミリーの「トライグライドウルトラ」「フリーウィーラー」にもミルウォーキーエイト114を標準搭載し、新しいリフレックスリンクドブレーキシステムの導入によって、パワフルな乗り心地と安全性の両立を実現している。
2019年式CVOロードグライド。CVOならではの豪華装備と新しいインフォテイメントシステム「BOOM! BOX GTS」を採用している。
ツーリングファミリーの2019年式ロードグライドウルトラ。このモデルには最大トルクが約9%アップした、よりパワフルなミルウォーキーエイト114エンジンが搭載されている。
トライクファミリーの2019年式トライグライドウルトラとフリーウィーラー。これらのトライクにもミルウォーキーエイト114エンジンが搭載され、よりパワフルな走りを実現している。