ホンマに「いつまでかかっとんねん」というお叱りの声が聞こえそうで、誠に申し訳ございません。ようやくコンプリートしました[ 特集記事 ]HARLEY-DAVIDSON 110th Anniversary Celebration, Milwaukee, U.S.。全6回構成で、第3回までトントン拍子で更新していたのですが、その後アメリカでの食事が合わなかったのか、はたまた本取材に同行していたHDJ YBK氏の呪いか、突如体調を崩し、伸ばし伸ばしにしちゃっておりました。ようやく年度内にコンプリートでき、感無量でございます。
やはり注目はコレ、最終回となった #06 DAVIDSON FAMILY INTERVIEW。
滅多にメディアの前に現れないことで有名なハーレーダビッドソンの象徴 ウィリアム G.ダビッドソン “ウィリーG”へのインタビュー。ローライダーやカフェレーサーXLCRなど代表的なモデルを手がけ、そして1970年代から1980年代にかけて親会社だったAMFからカンパニーの権利を買い戻すために尽力した13人の重役のひとり。そう、彼なくして今のハーレーダビッドソンは存在しないのです。そんな御仁にお会いできただけでも「VIRGIN HARLEY.comやってて良かったぁー」と思えるのですが、きちんとインタビューという枠を設けてもらえて、お話しを伺えたことは貴重なことこのうえありません。それをムービーでようやく皆様にお届けできるようになったわけですが、ぜひご自身のハーレーダビッドソンを生み出したカンパニーのアイコンの生声を聞いてみてください。
“注目して”と言うんなら、とっととあげろ!とか言われそうでブルブル震えているワタクシですが、紆余曲折を経て、こうしてお披露目できて感無量です。いや、いい仕事した俺。自画自賛で申し訳ございません。とりあえずこのインタビュー ムービー作成においてもっとも心に残ったことは、翻訳のお仕事をされている方々ってスゴい ってことですね。
ご覧いただくなかで英語ペラペラな方もいらっしゃるかと思います。そういう人が聞いたら、ウィリーGの言葉と字幕が違っていて「言っていることと違うぞ?」と思われるかもしれません。これについては、こちらの質問内容とウィリーGの言葉を結びつけるうえで補足を要する部分があったため、双方が意図するところが伝わるよう意訳させていただいたのです。モーターサイクル、そしてハーレーダビッドソンという一般的な観点から見れば専門的な言葉を要する部分が多々ある分野なため、直訳したものをそのまま載せるとその言葉の背景が分かりづらいところがあります。なので、そうした専門的な内容を補足する意味でまとめたというわけです。普段よく観る映画などでも、耳にする言葉と字幕との意味が微妙に違っているとき「?」と思うことがありますが、大事なのはストーリーとして読めるものになっているかどうか。そういうわけで、自分がこの作業をしていたときに「翻訳家ってすげぇ?」って思っちゃったという。
ちなみにこのアメリカ取材では、ダビッドソンファミリーへのインタビューのほか、エアロスミスのスペシャルライブを楽しめたこと、ミルウォーキー製造工場の奥の奥まで見せてもらえたこと、できたてホヤホヤのツインクールド ツインカム103エンジン搭載のウルトラで存分にアメリカを走り倒せたことなど、とにかく貴重極まりない経験をたくさんさせていただきました。ええ、時差ボケが抜けず数日間寝不足で苦しんだことや、なんとも形容しがたいハンバーガーを口にして意味不明な踊りを見せたことなど、言い出したら枚挙に暇がございません。
ようやく年内コンプリートを達成でき、ホッと胸を撫で下ろしています(笑)。 どうぞ皆様、それぞれご一読くださいませ。