まずはスタイル。今から26年前右斜め後ろからの姿に一目惚れして衝動買いした。が、生活難から一度手放した。あの時の痺れるようなスタイルが忘れられず一昨年再度購入。以前は86年式、今度は03年式。驚くほど乗りやすくなっていて唖然。次に、自分で操縦しているという実感。50km/h~60km/hで走っていてとても楽しい。通勤がメインで使用している。横須賀までの往復30kmを週5日。これで燃費も20km/Lと良好。ノーマルマフラーの低く抑えた排気音は早朝の住宅地でも気兼ねせずエンジン始動可能。かつ、この年式はヌケが良いのか歯切れも良く、トンネルが多い国道16号横須賀街道を最高の気分で出勤してます。
クラシックタイプのフロントフェンダーにしたら哀愁を帯びてしまった。スモールタンクに変えたらスタイルが引き締まってしまった。そら豆シートにしたら愛らしくなってしまった。困った!とうとう世界で一番カッコ良くなってしまった。
スポーツスターというバイクは、運転技量の個人差に関わらず"自分自身が操っている"という体感に凄まじいものがあります。この感覚は強力な中毒性を帯びている為所有するには大いなる覚悟が必要です。この自分が操っている感覚はエンジン始動の瞬間から始まり一般道路の最高制限速度である60km/hまでの間で充分堪能が可能です。また高速走行においてはリジットマウントならではの心地良い振動が全身を包み込み至福の時間が追加されます。更にスタイリングは非の打ち所がなく景色の良い場所で眺めていても良し。上質のワックスで磨き上げても良し。幸せという言葉を最大に感じられることでしょう。特にメッキ部分のクオリティが高く磨き込むにつれ自分の呆けた顔が映り込み驚愕させられます。所有して三日もすればバイクに"語りかける"など中毒症状が発症しますので、人として信頼出来るメカがいる店での購入を検討してください。