ドゥカティでワインディングを走るのはとても楽しいです。
でも前傾姿勢が強いポジションでは楽しい場所に移動する間、帰る間が辛くなってきました。
街中は一層辛いです(笑)
ゆっくり走っても楽しい、そしてコーナーも楽しめるバイクは何か?
答えはスポーツスターでした。
小さい頃からスパルタンなスポーツバイクが好きな私はハーレーは嫌いだったのですが、スポーツスターだけは好きでした。最新鋭のスポーツバイクのデザインとは反対の昔からあるアナログ的なデザイン。飽きの来ないデザインですね。
発進時の極低速時のエンジンフィーリングが好きです。これは2気筒以下のエンジンでないと味わえませんね。
エンジンのラバーマウントによる停車時の心地よい振動と、走行時の低振動はツーリングでの余計な疲労になりません。(現在の走行距離:76826km 2018年8月17日現在)
インジェクションによる安定したアイドリングとスムーズな加速フィーリング。
後はスリムなタンクとカラーリングです。パシフィックブルーパールと白のグラフィック。
なんて品の良い青なんでしょう。
ノーマルECMでの2000rpm付近のもたつき。なんだか足かせをはめられているような感じです。排ガス対策とはいえ不満が残ります。
そして、リアサスペンションの動きの渋さ。
「ガシャッ」というような感じでしなやかさに欠けます。ちなみに私の体重は76kgなのですが。
あとはスピードメータやタコメータが曇るのも残念です。
イタリア車だって曇りませんでしたよ(笑)
ノーマルのスタイルが好きなので、基本的なスタイルは変えないようにしています。目指しているのはオヤジ仕様のスポーツツアラーです。
ジョッキー製品: スポーツスターで楽しく走るためにという部分に着目して作られた製品で、使ってみるとその良さが分かります。特にシートとサスペンションスプリングはお勧めです。
45Degree製27Rブレーキパッド&ブレーキテック製ステンレスフローティングディスクローター: タッチ、フィーリング共に向上しました。
サンダーマックス: 中低速時のギクシャク感がなくなり、まるで別の乗り物になりました。これが本来の乗り味なのです。しかも1速上のギアが使えるようになったので、一般道での燃費が向上しました。
ミスミ製ビレットレバー: レバーひとつでフィーリングがこうも変わるのかを実感しました。
GRIDE製アルミ鍛造ホイール: 軽いの一言です。
スポーツスターは決してハーレーのエントリーモデルではありません。スポーツスター(ミッドコントロール、標準サスペンション仕様)でしか味わえない軽快な乗り心地と乗り込む楽しさはビッグツインでは味わうことができません。
乗れば乗るほど良さが分かる、スルメのようなバイク。それがスポーツスターなのです。