大きくて重い、いかにもハーレーらしいところです。誰が見ても、一見してハーレーとわかる車体ですが、ウルトラよりハコが少ないせいかスポーティでもあります。重心が低く、低速での走行も抜群に安定しています。いったん走り出すと、350の車重は全く感じさせない軽やかな走りを体験できます。ハンドルの切れ角が大きく、平坦な道なら、いったん動き出せばさほど取り回しに不便は感じません(重いのははじめから承知なので…)。以前はDSC4に乗っていましたが、車重は100kgも増えたのに、取り回しはかえって楽になりました。切り返しの多い車庫入れですが、かえって楽になった気がします。
「憧れ」に不満はありません。強いて挙げるとすれば、ガソリン高騰の折、ハイオク標準は財布に優しくないですね。これもアメ車を持った証なんだと諦めてはいますが(笑)。
あなたにとってハーレーが「憧れ」の対象であったなら、ハーレーはきっとあなたを裏切りません。「人生が変わる」とよく云われますが、まさにその通りです。ただし、もしハーレーに対して「憧れ」を持っていないのならば、今一度検討されることをお勧めします。大きさも、重さもアメリカ流です。憧れがあるから、それも好きになれるのです。性能面で考えたなら、国産の方が対コスト性能は遙かに高いのは、紛れもない事実です。高額な価格はそれ以外の「憧れ」に支払う訳ですから。もちろん「憧れ」のある方も、他の方がコメントされているように、十分に試乗することをお勧めします。
FXDL (ダイナ・ローライダー)
ロードキングはもちろん「憧れ」て購入しましたが、同時にタンデムを目的に購入しました。「憧れ」の始まりは映画「イージーライダー」とタミヤのプラモデルであり、「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」でもありましたので、ソロで乗るならあんなハーレーにも魅力を感じます。