今期ニューオーダーチョッパーショーのナンバーワンは!?
チョッパーフリークの祭典「第18回ニューオーダーチョッパーショー2023」が2023年8月20日(日)に恒例の神戸国際展示場3号館で開催された。大盛況のうちに幕を閉じた今期のショーであるが、やはり気になるのは出展ビルダーにより選び出されるビルダーズチョイスを獲得したマシンについてであろう。この他、メディアにより選ばれる各ピックを獲得したマシンにも注目だ。
そこで今回の「第18回ニューオーダーチョッパーショー2023」 最速レポート #02では、出展されたカスタムマシンはもちろんのこと、各主要アワードを獲得したマシンを紹介しよう。今期ナンバーワンカスタムの称号は誰の手に!?
まずは地元神戸のシウンCWのブースをご紹介。こちらのマシンは1991年式FXRをベースにフリスコスタイルに仕上げられた1台。エンジンは83ciにスープアップ!
同じくシウンCWが手掛けたこちらは1976ショベルをベースに仕上げられたチョッパーだ。ミディアムエイプにハイマウントされたピーナッツタンク、サドルシート、フラットフェンダーにショートシッシーバーが取り付けられたスタンダードなマシンである。
同じくシウンCWが手掛けた1978ショベルチョッパー。ストレッチされたフロントフォークにより、均整のとれた美しいスタイリングを入手している。
シウンCWのブースに展示されたラストのマシンは1980ショベルをベースに仕上げられた定番スタイルのマシンである。クロを基調としたカラーリングによりクラブテイストを醸し出している。
エンジンチューニングに定評があるIBIZAは3台のM8カスタムを持ち込んだ。走りを追求した同店のカスタムは、M8モディファイのひとつの指標とも言えるだろう。
CREEK MCが手掛けたショベルベースのロングフォークチョッパー。奇をてらったモディファイは一切なく、ソリッドイエローのカラーリングで個性を発揮。
BARN FINDは6台ものチョッパーを持ち込んだ。そのどれもがリアルなオールドスクールチョッパーである。
丁寧に作り込まれた4台のチョッパーを展示した京都のHOT SPICE CUSTOMS。タイトなスタイリングが走りを予感させる。
WHEELERSが手掛けたショベルカスタムはフレームのモールディングがポイントだ。メインチューブのタンク下、ダウンチューブの処理にも注目だ。リアフェンダーエンドの造形も個性的!
2台のチョッパーを持ち込んだハマンズ。やはりこの手の60’sスタイルのマシンを作らせたら同店の右に出る者はいない、と思わせるほどの完成度を誇る。
地元神戸の老舗ショップ、モトコムは2台のマシンを展示。根強いファンを持つ同店ならではの仕上がりのマシンである。
FUNNY SIDE WORKZ独自の解釈により製作された、ツインカムをベースにしたクラブスタイルとも言える一台。ブラックベースにゴールドのピンラインが効いている。
徳島県のマッドラウトが手掛けたビューエルベースのモトクロッサーカスタム。このアプローチには喝采を送りたい。仕上げに関してもとても丁寧なものである。
もう一台、マッドラウトが展示したスポーツスターカスタムは同店を代表するスタイリングのマシンとも言えるだろう。このままサーキットに持ち込みたいレーシーなフォルムである。
チョッパー乗り御用達であるオールステートタイヤのブースには同ブランドのタイヤを装置したオールドモデルを展示。カスタムはタイヤで印象が変わる!
V-MONSTERが製作したナックルチョッパー。ハイトのあるエッグタンクとショートフェンダーにより、コンパクトな印象を受ける。前後のボリュームあるタイヤもいい雰囲気である。
赤と青の美しいチョッパーを持ち込んだCYCLETREE。アップスイープマフラーは共通ながら、フロントフォークとシート、そしてカラーリングなどで差別化が図られている。
HEI CHOP SHOPが手掛けたショベルリジッド。ロングフォークとエイプハンガーのラインがシンクロし、全体の美しいスタイリングの起点となっている。
URAWUS motorcycleが製作したアカのEVOロングフォークチョッパー。フレーム、フォーク、シート、エンジン、ボルト類などなど、オーナーの希望により徹底的にアカにこだわった一台だ。
ここからはショーを彩る女性モデルを紹介しよう。リボルトブースの彼女がポーズを決めれば、瞬く間にカメラを持った人垣が!
RTB MCブースを華やかに演出する彼女たち。カスタムに女性モデルが映える!
チョッパーガールの撮影会でも、ご覧のように大盛況!
ニューオーダー名物のチョッパーガールは今期も大人気!
ショーのお土産としてマストのオフィシャルイベントTEE。早い段階で人気のサイズは完売の様子であった。
こちらは名古屋のチョッパー専科、ViSEブース。無造作に停められているチョッパーであるが、どれも見応えある車両である。
ムーンアイズもニューオーダーにブースを出展。鎌倉から参加のアトリエチェリー、オーシャンビートル、フラットヘッドのブース。
地元神戸のNO name!にBARBERブース、バイカーアパレル専科のモトブルーズ、モーターロックもニューオーダーにブースを出展。
会場裏では飲食スペースが用意された。スナックやアメリカンフード、ドリンクなど内容充実!
ここからはアワードを獲得したマシンを紹介しょう。まず当バージンハーレーピックとして選ばせていただいたのは、神戸元町のエースモーターサイクルが製作したモデルKカスタム。エースのマシンだと、ひと目でわかるこの個性は稀有なものだ。
フューエルタンクと一体型のシートカウルにソロシートをインストール。シンプル極まりないニュートラルなハンドルバー、美しい曲線を描くボルトオンハードテイル、そしてセミグロスのこのカラーリングである。まさにツウ好みの車両と言える。
エースモーターサイクルの徳山さん、おめでとうございます!
続いてホットバイクジャパンピックを獲得したのはFONK MCが手掛けたEVOスポーツカスタム。エッジの効いたアルミワンオフのエクステリアがスポーツスターをより軽快に演出している。
こちらも車両もFONK MCが製作したマシンである。EVOスポーツのロングフォークカスタムであるが、シートエンドの処理がとても面白い。
ベストロングフォークを獲得したのはリボルトが製作したこちらのマシンである。もはや説明不要のこの美しさは圧巻である!
同じくリボルトが手掛けたナックルチョッパー。メッキフレームを中心にしたメタルコンシャスなこの雰囲気は会場でも一際輝いていた。
こちらのアイアンチョッパーもリボルトの作。ボルト1本にまでこだわりを感じさせる、まさにアートとも言える仕上がりを誇っている。
バーバリアンサーカス参加アーティストであるシェイキンの清水さんが選んだベストペイントを獲得したのは、テイクルートが手掛けたSVカスタム。おめでとうございます!
YENCピックを獲得したのはMCフォースが手掛けたアーリーショベルFXRカスタムだ。もちろんアーリーショベルにFXRは存在しないが、フレーム加工で仮想FXRとして仕上げられている。
スピードを予感させるガンファイターシートに、サイドに鱗が配された絶妙なサイズ感のエッグタンク、Brock’sのアルミスイングアーム、ブレンボキャリパーを装備し、FXRの名に恥じないパフォーマンスを発揮。
もう一台、MCフォースが持ち込んだのが、こちらのEVO FXR。つまり2台のFXRというコンセプトである。フリンジシートがいい雰囲気である。
ここからはお待ちかねのビルダーズチョイスを獲得した車両を紹介しよう。ベストオブチョッパー3位は埼玉県のインフィニティが手掛けたこちらのショベルカスタムだ。アンティークテイストをうまく取り込み、無二のマシンにフィニッシュ!
ビルダーの土野さん、ベストオブチョッパー3位獲得おめでとうございます!
続いてベストオブチョッパー2位を獲得したのはM-Craftが製作したショベルカスタム。スプリットロッカーにメッキフレーム、スプリングフォーク、ワンオフエクステリア、そして各ステー類など徹底的に作り込まれている。バイブズピック、NOCSピックのトリプル受賞!
ビルダーのローリーさん、ベストオブチョッパー2位、おめでとうございます!
そして今期ニューオーダーのナンバーワンカスタムは、ラックMCが手掛けたこちらのアーリーショベルカスタムが獲得! ラックMCが十八番とするタイトなフォルムが際立つスキニーなチョッパーである。ビルダーの杉原さんが京都から自走で会場に搬入したリアルチョッパーである。さらにチョッパージャーナルピックのダブル受賞!
ビルダーの杉原さん、今期ナンバーワンのベストオブチョッパー獲得おめでとうございます!
ショーのオーラスはニューオーダー名物の上条早樹による「ROPE ART SHOW」。ここで会場のボルテージは最高潮!
ニューオーダー実行委員会、代表の清水さん。今回も本当にお疲れ様でした。また来年もよろしくお願いいたします!
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