日本最大級と言えるバイクメインのカスタムショー「JOINTS CUSTOM BIKE SHOW 2023(ジョインツカスタムバイクショー2023)」が2023年4月30日(日)ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で開催された。5月1日に公開した最速レポート第一弾では、出展されたカスタムマシンを中心に、PINST&PAINTブース、ベンダーブースの模様をレポートさせていただいたが、今回の最速レポート第二弾では、お待ちかねの各アワードを受賞したマシンをメインに紹介しよう。
前回もお伝えしたが、今年からジョインツは「JOINTS OLD&CHOPPER DNA」と題し、ビンテージモデルや旧車をベースにしたカスタム&チョッパーにフィーチャーしたショーとして開催されており、会場にはオールドスクールチョッパーやオーセンティックなカスタムマシンがメインに展示された。当然各アワードを受賞したマシンもチョッパーを中心とした車両が多く、このジャンルのフリークにはたまらないショーになったのではないだろうか? そして9月には、現行モデルや新車、高年式モデルをベースに製作されたカスタムにフィーチャーした「JOINTS NEXT(仮)」が開催される予定になっているので、そちらも今から楽しみでならない。
今回の公式来場者数は1万人という、まさに国内最大級と言える規模での開催となったジョインツ2023。それでは、お待ちかねのアワード受賞マシンを発表だ!
まずは会場に展示されたカスタムマシンをピックアップ。宮城県仙台市から参加のワイルドロードのマシンを紹介しよう。カスタムショーへの出展は、ずいぶんと久しぶりだと思われる。展示されたマシンは同店の真髄であるロングフォークチョッパーだ。ベースはナックルヘッドでスプリングフォークやシッシーバー、マフラーガードなどにツイステッド加工が施され、まるで宝石のような仕上がりを誇っている。
静岡から参加したCROAD CYCLESはメッキフレームのショベルチョッパーを持ち込んだ。フロントはスプールハブ、シートのフリンジがいいアクセントになっている。
地元名古屋のオールドスピードファクトリーが製作したEVOスポーツカスタム。リジッドフレームにニ基掛けのキャブレター、そしてカラーリングはシックな雰囲気でまとめ上げている。
京都のグレーシアが手掛けたEVOソフテイルカスタム。同店らしい丁寧な作り込みで隙のない仕上がりとなっている。フロントホイールは23インチの大径ホイールが取り付けられているが、違和感は一切ない。
ショベルヘッドをベースにスリープウォーカーが製作したロングフォークチョッパー。マットテイストのペイントが独自の雰囲気を作り出している。シッシーバーの形状も秀逸である。
バランスよくまとめられたショベルボバー。製作はGROOVE WORKSによるもので、トータルで洒落た雰囲気を感じさせる。メタルの表面処理、セミグロスのカスタムペイントなど、とても上品な印象だ。
91’XLHをベースにany motorcycleが手掛けたコンパクトなマシン。EVOスポーツの素性の良さをスポイルしないアプローチにより、ご覧の仕上がりに。
広島から参加したHEIWA MCが持ち込んだトライアンフカスタム。エンジンを中心にギュッと凝縮されたスタイリングがポイントの一台。
東京のWedgeが製作したSRカスタム。どこまでもシンプル&クリーンに仕上げられた同店の車両は、会場でも一際注目を集めていた。シンプルなSRベースなら、その仕上がりもさらに際立つというものだ。
4台のカスタムマシンを持ち込んだEndo Auto Service。ロー&ロングのこれらのマシンは、もはや同店の代名詞的なスタイルとなっている。
佐賀県のDEEP DIGが製作したEVOスポーツカスタム。前後のブロックタイヤにエイプバー、カットフェンダーにより独自の世界観を構築している。ホワイトをベースとしたエイジングペイントも素晴らしい。
ショベルヘッドのオールドスクールチョッパーである。製作はリボルトによるもので、煌びやかなカスタムマシンのイメージが強い同店としては珍しいスタイルと言える。フレーム&エクステリアのエイジングペイントにも注目していただきたい。
埼玉県のINFINITY MOTORCYCLESが持ち込んだパンヘッドカスタム。スプリングフォークやフューエルタンク、そしてカラーリングなどにより、アンティークテイスト全開のマシンにフィニッシュ!
こちらの写真はベンダーブースの模様。歩くのもままならないほどの来場者の数である。みなさん、ゆっくりと買い物、できましたか??
ムーンアイズもジョインツに出展、ラフテイル、フラットヘッド、そしてオーシャンビートルのブースは大人気!
アパレルをメインに販売したジャックサンズのブースに、ビンテージパーツ専科のジャンクモーター、バイカーアパレル専科のモトブルーズ、NOBUDZブースも大盛況!
ジョインツ初出展のHave Fun!!ブースには数多くのフラットトラックレーサーが持ち込まれた。
Have Fun!!のフラットトラックレーサーは、サイドバルブやアエルマッキ、ショベルスポーツなど多種多様である。
サイドバルブやEVOスポーツをベースにしたマシン他に、ホンダやカワサキなどのドメスティックメーカーのマシンもHave Fun!!ブースには数多く見受けられる。
ここからはお待ちかねのアワード獲得マシンを紹介しよう。まずはベストナックルヘッドを受賞したのはセブンMCが手掛けたこちらのマシン。緻密なフレームワークに有機的なエクステリアを組み合わせたハイエンドチョッパーである。
ベストサイドバルブとパラダイスロードピックのダブル受賞を果たしたバイクガレージココロのハイエンドカスタム。シンプル&クリーンに、かつ徹底的に作り込まれた無二のマシンだ。
ベストパンヘッドを獲得したのはハマンズが製作したこちらのマシン。同店の真骨頂である60年代テイストを色濃く反映させたオールドスクールチョッパーである。カラーリングも洒落ている。
ベストショベルヘッドを獲得したインディアンオレンジのロングフォークチョッパー。リアサス付きの4速フレームを使用しながら美しくまとめ上げられている。
もう一台、ベストショベルヘッドを獲得したホットチョップのアーリーチョッパー。フレーム一体型のフューエルタンクに三段シート、そして60年代テイストのリボンペイントでフィニッシュ!
ベスト4スピードとラフ・クラフツピックのダブル受賞となったヒデMCのナックルヘッドカスタム。アルミのエクステリアにオイルインフレーム、そのフレームの内側に取り回されたマフラーも手が凝っている。
CWZが手掛けたこちらのEVOリジッドがベストエボリューションを獲得。ストレッチされたシングルクレードルのメッキフレームにスプリングフォーク、ショートシッシーバーにコブラシートなどなど、見どころは尽きない。
昨年のホットロッドショーで注目を浴びたヒューモンガスのEVOスポーツがベストスポーツを獲得。ダートトラックレーサーを思わせるスタイリングに繊細なフレイムスがあしらわれたカスタムペイントなど、とても都会的な仕上がりとなっている。
こちらは昨年のホットロッドショーでベストモーターサイクルを獲得したCWZのフルスクラッチカスタムであるが、ジョインツではベストツイークとベストメタルワークのダブル受賞となった。フルアルミフレームという驚愕のショベルカスタムだ!
続いてベストチョッパーを獲得したのはプライドロックが手掛けたこちらのアーリーチョッパー。怒涛のエイプハンガーと天を突くマフラー&シッシーバーなど、個性が炸裂!
ベストドメスティックを獲得したのはWedgeが製作したこちらのCBカスタム。エンジンを中心に凝縮感のあるスタイリングを構築し、無二のマシンにフィニッシュ!
カワサキ250TRをベースに296ジャパンが製作したこちらのマシンがジョインツピックを獲得。モールディングフレームと一体型のピーナッツタンクで極限までコンパクトに製作されている。
ラックMCのナックルチョッパーがSHAKEPISTONピックを獲得。メッキフレームを筆頭にクロームを多用し、オレンジのフューエルタンクを際立たせている。タイトなスタイリングも大きな見せ場となっている。
続いてTHOY CYCLEピックを獲得したのはTRUSTが製作したSRチョッパー。セミグロスブルーのカラーリングも秀逸であるが、シートの処理が非常に個性的である。
ベストSRを獲得したのはTHE WACKが手掛けたこちらのマシンである。ストレッチされたフォークにエクステリアと一体型のフレーム、シンプルなカラーリングなどツボを抑えたマシンに仕上げられている。
STANCEが手掛けたナックルチョッパーがBORDERSピックを獲得。シングルクレードルのフレーム処理に、立体的なフレイムスが配されたピーナッツタンク、そして4本出しのアップスイープマフラーに注目!
Endo Auto ServiceのショベルカスタムがLEXY LAVISHピックを受賞。エンジンの彫金、ゴールドリーフを多用したカスタムペイント、前後のホワイトウォールタイヤがポイントとなっている。
バイブズピックとベストロングフォークのダブル受賞となったのは、スパイクが手掛けたこちらのパンヘッド。オリジナルのスプリングフォークに美しいマフラー、シャープなシートなど徹底的に作り込まれている。
リッパーマガジンピックはFRANKEN COSTOM WORKSが手掛けたこちらのサイドバルブ。下方に取り回されたマフラーがなんとも個性的なマシンであるが、フレーム下周りも美しくペイントが施されているから驚きだ。
バイスピックはローカルが製作したFXRショベルカスタム。ドラッグレーサー然としたスタイリングであるが、チョッパーテイストも併せ持つ稀有なマシンである。
ローラーマガジンピックはFUJIYA MCが製作したマッハカスタムだ。何と言っても見どころは、この一体型のエクステリアだろう。ビーチクルーザー的なフォルムであるが、中身はあのマッハ!
クラブハーレーピックを獲得したのはVidaのFXRカスタム。クロを基調としたカラーリングでクールな印象を受けるが、中身はホットなカスタムである。
アップスイープピックを獲得したJOHNNY’Sの面々。みなさん、いい笑顔。おめでとうございます!
カーショーのベストラウンド20を獲得したのはパラダイスロードが製作した1950年式シボレーベルエアをベースにした「ULTIMATUM」。圧巻の仕上がりである!