ニューオーダーチョッパーショー2020のナンバーワンカスタムを発表!
2020年10月25日(日)に神戸国際展示場3号館で開催された「神戸ニューオーダーチョッパーショー2020 最速レポート #01」に続いて第二弾をお届け。今回は、出展されたカスタムマシンの他に、お待ちかねの各アワードを獲得したマシンを紹介しよう。バイク関連の専門雑誌やWEBメディアピックに、出展ビルダーの審査により決定されるビルダーズチョイスの入賞マシンを発表だ。果たして今期ニューオーダーチョッパーショーのナンバーワンカスタムは!?
さらにニューオーダーチョッパーショーのメインコンテンツであるアートショー「BARBARIAN CIRCUS」の模様に、アートピースのオークション、さらにさらに、イベント名物となっている上条早樹による「ROPE ART SHOW」の様子もお伝え。コロナ禍であってもニューオーダーチョッパーショーは熱かった!
ニューオーダーチョッパーショー実行委員のコアマシーンのブースには3台のトライアンフチョッパーが展示された。このスタイルのトライアンフと言えば、コアマシーンで決まり!
大阪ハイエンドカスタムシーンの雄、トライジャが製作したフルスクラッチカスタム。メタル感を前面に押し出しエッジを効かせたエクステリアは圧巻のひと言。マフラーはなんとヨシムラ製!
トライジャが持ち込んだもう一台のマシンはボタンひとつでサウンドを変えることができるDr.Jekill&Mr.Hyde製の可変マフラーを装着したブレイクアウト114。もちろん政府認証マフラーである。
FXR JAPNのブースには、その名の通りFXRベースのカスタムマシンがズラリと並べられた。TCエンジンにスワップしたFXRからEVO、ショベルのFXRまでさまざまなスタイルのFXRを展示。
カスタムワークスゾンのブースには、昨年の横浜ホットロッドショーで披露されたBMW K1600Bベースのカスタムマシン「STEALTH CROW」が2台展示された。なんとこのマシン、エクステリアのカーボンフルキットがUS 30,000ドルで販売中!
このエクセントリックな外装の存在感たるや!メーターやハンドルスイッチなどは純正パーツを使用し、フューエルタンクはシート下に移設。マシンのディメンションの変更はなく、不安なく乗れるはず。そしてエンジンはストレート6!
こちらのパンヘッドカスタムもゾンが手掛けたものであるが、昨今のゾンの作風とはひと味違うオーセンティックなマシンに仕上げられている。特に注目はタンクのペイントで、なんとエイジングが施されたニューワンというから驚かされる。
同じくゾンが手掛けたEVOリジッドカスタム。ストレッチされたメッキフレームとワンオフのガーターフォーク、ハイマウントされたワンオフタンクも大きなポイントとなっている。そしてこのマシンが見事バイブズピックを獲得!
フレークを多用したカスタムペイントも魅力的であるが、タンクのフォルムも絶妙である。スーパーナローなガーターフォークの造形も美しい。ソロシートからリアフェンダーへの流れも文句なし。エンジン始動はセルオンリーとしている。
今期チョッパーガールをフォトシューティング!ショーに華を添える彼女たちは、やはりカスタムショーにはなくてはならない存在だ。
続いてHOTBIKE JAPANブースの応援として駆けつけた、チーム蓮妃Queenのお二人をシューティング!ショーモデルの卵として、今後の活躍にも期待したい。
こちらはモトコムブースのオネーさま。真っ赤なカスタムマシンにブラックの衣装が映える!
ここからは、ショーのメインコンテンツである「BARBARIAN CIRCUS」のブースを紹介しよう。
まずは出展アーティストをピックアップ。お馴染みのシェイキンは、自らがペイントを手掛けたFANTICキャバレロスクランブラー500ベースのフラットトラックレーサーを展示。レギュラーメンバーのLOWHIDEとPOTSはヘルメットにピンストライプをドロウ中。
オリジナルアパレルを販売するJohnnyに、モンスターファームのchop、エアブラシ中のKNUCKLE、ヘルメットにピンストライプ中のHoodoo Man。
もちろんGRIMBもブースを出展。BARBARIAN CIRCUSのブースではイベントTEEも販売され人気を博していた。下の2枚の写真はオークションに出品させるアートピース。
そしてフリークお待ちかねのオークションがスタート。みなさん、密になり過ぎないように!
BARBARIAN CIRCUSに参加しているアーティストが手掛けたアートピースが次々とオークションにかけられていく。オークションのサポートは、チョッパーガール!
見事アートピースを落札したフリークとチョッパーガールで記念撮影!
続いてこちらはグレートビンテージピックを獲得したホットチョップの新作パンヘッド。鋳物パーツを多用した同店らしいスタイルのマシンに仕上げられている。
鋳物パーツを使用したタンクマウントはまさに技アリ! 異径パイプを使ったライザーバーも見どころ多し。そしてフェンダーチップも鋳物で製作しアクセントとしている。
こちらはホットバイクジャパンピックを獲得したCREEKのパンヘッド。ナローフォークにやや寝かせ気味のラビットバー、アップスイープマフラー&シッシーバーなど、ツウ好みな一台である。
2台のチョッパーを持ち込んだFORCE。定番スタイルのマシンを丁寧に作り込むことが同点の真骨頂である。
クロを基調としたクラブスタイルカスタムを大量に持ち込んだRTBモーターサイクル。もはやこのスタイルのマシンは同店の顔になっていると言えるだろう。見事ウィズハーレーピックを獲得。
怒涛のバガーカスタムを展示したアイアンパドック。バガーカスタムの震源地、アメリカをも凌ぐこの独自のスタイルは、ひとつのジャンルとして確立された感がある。スーパーVツインピック受賞!
ラックモーターサイクルが手掛けたスプリットローカーショベルカスタム。昨年のホットロッドカスタムショーでお披露目されたカスタムで、数々のアワードを獲得。メッキフレームの非常にハイセンスな一台だ。見事チョッパージャーナルピックを獲得。
続いてバガーカスタムを紹介しよう。こちらのマシンは広島県から参加のJALMA CUSTOMが手掛けたバガーカスタム。チカーノテイストのカスタムペイントが大迫力!見事プライマリーピックを獲得。
2017年に開催された横浜ホットロッドカスタムショーでBEST OF SHOW MOTORCYCLEに輝いた平和モーターサイクルのTRIUMPH TR6。数々の海外のカスタムショーや、国内イベントなどで長期展示されていた車両で、ここ最近ようやく店に戻ってきたというマシンである。カスタムフロントピックを受賞。
さぁ、いよいよここから今期ニューオーダーチョッパーショーのビルダーズチョイス入賞マシンを紹介しよう。まずは実行委員のコアマシーン清水さんがステージでイベント参加者の方々に対してのお礼が述べられ、このあと入賞マシンが発表された。
まずビルダーズチョイス第3位は、GROOVE WORKSが手掛けたこちらのショベルカスタム。一見するとオーセンティックなショベルカスタムであるが、ソフテイル化されたオリジナルスイングアームやサンバーストのカスタムペイント、ハンドル周りの処理などを見れば非凡なマシンだということが理解できるはずだ。
そして今期のビルダーズチョイス第2位であるが、なんと今年は第1位が同ポイントとなり、優勝マシンが2台になるという事態となった。まずナンバーワンに輝いたのは、REVOLTが製作したこちらのショベルチョッパーである。昨年の横浜ホットロッドカスタムショーに出展されたマシンで記憶に留めている方も多いだろう。妥協なく作り込まれたディテイルに、均整の取れた美しいスタイリングといい、優勝にふさわしい一台である。ホットストリートピックも受賞。
そしてもう一台のナンバーワンカスタムは、インディアンオレンジが手掛けたショベルディガー。エンジンに四輪用のブロアを装着した怒涛のディガーである。YENCピックも獲得!
ディガーの王道的なスタイルにパープルフレークベースのカスタムペイント、レイクされたガーターフォークにダブルヘッドライト、ホイールはもちろんインベーダーをチョイス。リアフェンダーはフリスコタイプ、そしてショベルユニットには四輪用の横置きタイプのブロアを装着。キャブレターはダウンドラフト!
今期ニューオーダーチョッパーショーのビルダーズチョイス入賞マシンとそのビルダー、さらにチョッパーガールを交えてお祝いの撮影。みなさん、おめでとうございます!
各アワード発表のあとはニューオーダーチョッパーショー恒例の上条早樹による「ROPE ART SHOW」が行われ会場の盛り上がりは最高潮!今期はドラムとサックスが加わり、サウンドを交えた新しいカタチのショーとして開催された。