1918年創業のワークブーツカンパニーであるウエスコは今年記念すべき100周年を迎えた。メイドインUSAにこだわり続け、ファミリービジネスを貫き通すオレゴン州ポートランドのウエスコ社より、プレジデント&CEOのROBERTA SHOEMAKERが工場長のKRIS OMANとともに大阪のWESCO JAPANで行われる展示会に合わせて13年ぶりとなる来日を果たした。そこで2004年と2005年、そして今回で3度目の来日となるCEOに日本のマーケットについて、そしてこれから訪れるウエスコの100年について話を伺った。
「昨日日本に着いたばかりなんですけど、実はウエスコジャパンを訪れるのは今回がはじめてなの。日本のユーザーはブーツのディテイルにこだわる方が多いわね。ショップのスタッフもすごく丁寧に時間をかけて接客している印象があります。ウエスコジャパンはベストパートナーよ。日本はすごくトラディショナルで、そして歴史があって、ウエスコ社との共通点も多いと思います。日本は世界でも稀なマーケットだと言えるわね。次の100年に向けては、謙虚な気持ちで変わらず歩んでいきたいと思います。私自身、これからの100年をすごく楽しみにしているわ!」
また展示会ではウエスコとしては初の試みとなるアロハシャツの紹介も行われた。今回の展示会には関西地方はもちろんのこと、九州や関東のディーラーもウエスコジャパンを訪れ大盛況であった。それではそんな展示会の模様を紹介しよう。
ウエスコ社プレジデント&CEOのROBERTA SHOEMAKER。3度目の来日であるが、大阪のウエスコジャパンを訪れるのは今回がはじめてだという。
オレゴン州ポートランドのウエスコ社工場長、KRIS OMAM。彼が着ているのが新作のアロハシャツ。サイズはXXL!
展示会を訪れたディーラーにサインをプレゼントするROBERTA SHOEMAKER。スペシャルなメッセージ入りで!
ウエスコ100周年ブックにもスペシャルゲストのサインが!
30年以上においてハワイアンシャツの研究と復刻を手がけてきたサンサーフとウエスコが製作した「WESCO BOOTS DESIGN HAWAIIAN SHIRTS BY SUNSURF」。フジエットと呼ばれる光沢のあるレーヨン素材が使われている。
デザインモチーフはウエスコの代表的モデルであるボスとジュブマスターで、ブーツの経年変化を表現するためオーバープリントに拘ったという。50年代を意識し、猫目のボタンが使われている。
今回の展示会では全国からディーラーが駆けつけ、ブーツの詳細な説明や商談が行われた。
数多くのブーツのカスタムサンプル。これだけ多くのサンプルが取り揃えられているのはウエスコジャパンだけであろう。サイズが合えば、購入することもできる。
今回の展示会では訪れたディーラーにご覧のポストカードが配られた。デザインは4種類で、希望者にはスペシャルゲストのサインも!午後にはご覧のようにショップ内は大盛況。多くの取材陣も訪れていた。
次の100年に向けて歩みはじめたウエスコ。今後はどんな展開を見せてくれるのか非常に楽しみである。