今年2018年で開店10周年を迎えたハーレーダビッドソン高知がアニバーサリーイベントとなる「ハーレーダビッドソン高知10周年創業祭」を開催した。
4月14日（土）・15日（日）の2日間、ハーレーダビッドソン高知（高知県高知市）にて、店舗オープン10周年を記念してのイベント「ハーレーダビッドソン高知10周年創業祭」が開催された。
アニバーサリーイベントということでさまざまなコンテンツを用意したハーレー高知。なかでも注目されたのは、ブルースカイヘブンでもお馴染み “CRAZY TAK”重松健さん（ハーレーダビッドソンブルーパンサー / 愛媛）によるトップフューエルハーレーのエンジン掛けと、柴崎“ZAK”武彦率いるサンダンスエンタープライズ（東京）の参戦だ。日本のハーレー界を牽引してきた両者の競演はこれ以上ないほどレアなもの。これが四国・高知で実現するとあり、日頃ハーレー高知を愛顧しているオーナーが大勢集まった。
そのほか、最新モデル試乗会にピンストライプコーナー、珠玉のハーレーグッズが用意されたビンゴゲーム大会、ホテル宿泊券やニンテンドーDSなど豪華景品が並んだプレゼント抽選会と、最後まで飽きさせないメニューが盛りだくさんで繰り広げられたハーレー高知創業祭。それではメインデーとなった4月15日（日）の模様をお届けしよう。
場所はもちろんハーレーダビッドソン高知。高知市の中心街から車で10分ほどの場所にある、アメリカンガレージをほうふつさせる正規ディーラーだ。
この創業祭イベントでもっとも注目を集めたのはこのお二方だろう。
「ご存知」という表現で差し支えなかろう、ハーレーダビッドソンブルーパンサー（愛媛県伊予郡）の代表にして、米AHDRAドラッグレース「トップフューエルクラス」で第一線を走り続けるドラッグレーサー“CRAZY TAK”重松健さんその人だ。
ブルースカイヘブンでも「イベントの顔」としての存在感を放つまでになった重松さんの愛機がここ高知に登場！
これが世界最高峰のレースシーンに挑み続けるハーレー……。およそ表現しきれない威圧感を放っている。
ビジュアルや酔狂の類ではない、勝利のために選ばれたこのリアエンド。もはや恐怖でしかない。
私たちが乗るハーレーと同じとは思えない機能が無数に施されたトップフューエルハーレー。ブルースカイヘブンではコースで実走するこのマシン、今回はエンジン掛けをする。あの強烈な爆音が、高知の空に響き渡る！
そしてもうお一方がこちら、サンダンスエンタープライズ（東京・世田谷）代表の柴崎“ZAK”武彦さんだ。今回スタッフ総出で高知に駆けつけた。
サンダンスと言えば……とも言われるオリジナルエンジン「スーパーXR」に「ロボヘッド」などがずらり勢揃い。この実物を目にするだけでも来店の価値あり！だ。
「トラクション・テクノロジー」からそのブランド名が生み出されたサンダンス x カヤバの「トラックテック」サスペンション。各車種モデルがずらり揃った。
そのトラックテック サスペンションが搭載されたサンダンスの試乗用ハーレーがはるばる東京からやってきた！
そしてスーパーXRの試乗車も！
ここ高知でサンダンスのマシンに試乗できる幸運！大勢がこのマシンに試乗していた。
同日トラックテックを購入したオーナーのマシンは、Zak柴崎氏自らがチェック！これまたなんという幸運！
ハーレー高知が全幅の信頼を置くピンストライパーMOBOさんによるピンストライプ実演も。
タンク、フェアリング、そしてヘルメットといろんな箇所に彩りが加えられていく。その実演シーンの周りには人だかりができていた。
こちらも高知では著名なウクレレ弾きのKyasさん、そしてアコーディオン弾きの坂野志麻さんによるライブも開催。
イベントには欠かせない最新モデル試乗も実施。ニューファットボブにニューローライダー、フォーティーエイトなど個性豊かなモデルが取り揃えられた。
もちろんカスタムハーレーも！ニューファットボーイをベースに、ハーレー高知がダークカスタムを施した“WARU”の貫禄ある風体。近未来を予感させるダーティな佇まいに注目が集まった。
ハーレー高知に新たなムーブメントが？寺田モータース製ロケットカウルにグライドの新作ホイールなど、カフェレーサーに必須のメニューがこれでもかと投入されたロードスターも登場。
今回の創業祭では、御歳92歳になられる寺内悟さんのローライダー成約を祝福するサプライズイベントも。
普段はシャイだという寺内さんを驚かせようと企画したサプライズは見事に成功！照れながらもその表情には笑顔が広がっていた。
まるで「朝の気付けだ」とでも言うかのように、イベント開始早々、トップフューエルハーレーが始動！来場者が一気にざわつく。
ブルースカイヘブンでも見慣れたトップフューエルハーレーのスタートシーンだが……
CRAZY TAKとZAKが並び立った。ブルースカイヘブンでも見られない貴重な光景がここ高知で実現した！
そしてエンジンスタート！日常生活ではまず聞くことがない規格外の爆音にオーディエンスも大興奮！地鳴りをも引き起こしたトップフューエルハーレーの威力に歓声が沸いた。その模様、ぜひこちらのムービーでご覧あれ！
サスペンションと同じ「トラックテック」ブランドから生み出されたホイール「Sundance-Enkei 7-Spoke Cast Alloy Wheels」のデモンストレーションも。1970年代ハーレーに見られた7スポークデザインとしながら、ストップ&ゴーが多い日本の道路事情に合うよう設計されたサンダンスの自信作だ。ノーマルホイールとの回転の違いを体感したオーナーはただただ唸るばかり。
午後2時、柴崎さんによるトークショーが開催。トップフューエルハーレーと同じくオーディエンスを大勢集めた。
スーパーXR、そしてロボヘッドとこれまで自身が手がけてきたオリジナルエンジンの開発秘話、そしてトラックテック サスペンションに関する話もお披露目。
「事故を未然に防げるハーレーを生み出すべく、オリジナルのエンジン、そしてトラックテックというブランドを作り上げてきた。速く走ることが目的ではなく、安全に快適に楽しくハーレーに乗っていただきたい、その一心です」と、これまで情熱を注ぎ込んできたハーレーとの人生を熱弁。その真摯な姿と話に、参加者全員が耳を傾けていた。
そして、主にハーレーの足回りや乗り方に関して柴崎さんに質問するコーナーも。「他メーカーのオートバイと違って、ハーレーはまずリアブレーキ（フットブレーキ）を掛けてやること」というZAK理論に基づいたレクチャーなどが展開された。
そしてとっておきのハーレーグッズが用意されたビンゴゲーム大会、そして豪華景品がずらり並んだプレゼント抽選会が実施！
思いもよらぬビッグな景品を手にした来場者は仰天大喜び！これまでにないほどの賑やかさに包まれたハーレーダビッドソン高知であった。
大盛り上がりのなか、閉幕したハーレーダビッドソン高知10周年創業祭。次の10年、20年を目指して、これからも高知のハーレーオーナーを支え続けていってくれることだろう。
