フォトTOPICS(写真点数/72枚)
01今回のホットロッドショーで中央を飾るのは、「MYSTICAL TRIUMPH CHOPPERS」のコーナー。トライアンフに限定されたカスタムマシンがワンコーナーに集結した。
02バーチカルツインエンジンがギラリときらめくビンテージトライアンフがずらり勢ぞろい。詳しくは姉妹サイト「
バージントライアンフ」のレポートをご覧になられたし。
03こちらは日本ハーレー界の総本山 ハーレーダビッドソンジャパンのコーナー。1913年に製造されたモデル 9-E が雄々しく立っていた。
04サイドバルブ、ナックルヘッド、パンヘッド、ショベルヘッドと歴代エンジンが勢ぞろい。これらを間近で、しかも一堂に見られる機会などそうそうない。その造形を眺めているだけで胸が高鳴る。
05そして今年発表されたばかりの新型エンジン「ミルウォーキーエイト」もお披露目。ハーレーの新たな歴史の1ページとなる節目のエンジン、これからどんな未来を歩んでいくのだろう。
06そのミルウォーキーエイトエンジンが搭載されたCVO ストリートグライド。モデル 9-E とは対照的な”今年の顔”だ。
07カスタムショップのマシンへと向かおう。まずは一昨年、ホットロッドショー3連覇を達成した東京の「チェリーズカンパニー」はサイケデリックなフルスクラッチ ショベルチョッパーで参戦。
08きめ細やかな造形美こそ、代表を務めるビルダー黒須嘉一郎氏の真骨頂。重厚さと煌びやかさが同居したチェリーズ渾身の一台で再び頂点を狙う!
09そのチェリーズカンパニーが手がけたラバーマウントスポーツスター XL1200Cがこちら。ビッグタンクを生かしつつワンピース風にまとめたリアフェンダー & サイドカバーのビジュアルは秀逸。このタイプのスポーツスターに新たな世界観を植え付ける。
10今年6月に開催された「ベイエリア チョッパー&カスタムバイクショー2016」で優勝したチェリーズカンパニーの BMW Motorrad R nineT も展示。今や日本を代表するカスタムバイクとして世界に知られる存在に。
11ショーの常連ショップとしてチェリーズと同様に入賞を狙う滋賀の「カスタムワークスゾン」のナックルがこちら。フロントフォークが見えない時点で只者ではないことが分かろうというもの。
12「日本というものをマシンの上で表現した」とビルダー吉澤雄一氏。中世ヨーロッパの甲冑を思わせるフロントマスクに錦鯉が彫刻された真鍮製のボディ、独自の構造を持つハブステアと、見どころに尽きない一台を仕上げてきた。よく見るとファンネル内に「ゾン」のエンブレムが刻まれている。
13宮城の「アスタリスク」はリジッドフレームにエボスポーツのエンジンをマウントしたチョッパースポーツで参戦。
14「スニーカーのようなバイクにしたかった。手頃にあるものでカッコよくカスタムする、というのが僕のチョッパー論」とは、代表の星川英樹氏。ニューパーツとして取り入れたのは独モトガジェット製スピードメーターぐらいで、2ストのチャンバーをマフラーとして流用し、ハンドルバーやタンクなども自前のものをうまく取り入れて完成度を高めるという、星川氏の手腕とセンス抜きには生み出せない一台が完成した。
15日本のカスタムシーンではすっかりお馴染みとなったチョッパーナックルがブースを飾るのは東京の「ブラットスタイル」。このショーに合わせて、米ロサンゼルスで活動中のビルダー高嶺 剛氏も帰国!
16近くにはブラットスタイルのベンダーブースも。ライフスタイルに合わせてプロデュースしてくれるブラットスタイル、カスタムバイクはもちろん、グッズへの人気も高し。
17神奈川の「ヒデモーターサイクル」は新たな世界観を表現したショベルで登場。お家芸とも言えるメタルワークが冴え渡る!
18ボバーやチョッパーといったカテゴリーではくくれないヒデモのカスタムハーレー。随所に”走り”を匂わせつつ造形美で魅せるという、ビルダー富樫秀哉氏のセンスが遺憾なく発揮されたマシンだ。
19京都の「ホットチョップスピードショップ」が持ち込んだ一台。ロングスプリンガーフォークが目を奪うパンヘッド。バイクの先端からリアエンドまで一切のスキがない個性派チョッパーだ。
20KH をベースとするボバースポーツ。1950年代のダートトラックレースからそのまま飛び出してきたようなスタイルは、現代モデルをカスタムする際にも大いに参考になるはず。
21今大きなムーブメントを呼んでいる「千里浜サンドレース」に参戦した珠玉のレーサーが一堂に会した!
22神戸「ナイス!モーターサイクル」のサイドバルブをはじめ、インディアン、トライアンフ、ナックルと「タイプスリップしたのか」と錯覚してしまうようなビンテージレーサーがブースを彩る。
23埼玉・川越の「ジャパンドラッグ」は、懐かしや、かつてさまざまな賞を手に入れた黄金のナックルチョッパーで参戦。どれだけ時が経っても色褪せない完成度に、思わず目を見張る。
24東京・大田区の「ホグホリック」は渾身のビンテージハーレー 5 台とともにブースを構築。決して派手さはないが、確かな腕とヤレ感を演出するセンスでバイク本来の味わい深さを引き出す。
25神戸「シウンクラフトワークス」も参戦。今年はなんと新旧 2 台のハーレーとともに会場入りした。
26これぞシウン! というサイケデリックなビジュアルが目をひくリジッドチョッパー。スタイルそのものは王道を貫きながら、そのボディをキャンバスに独自の世界観を繰り広げる。
27フレームと一体型の中央をくり抜いたフューエルタンクは、一昨年よりシウンの十八番となっている陶磁器を彷彿させる独特のグラフィックで彩られる。このビジュアルを実際に目にするだけでも、足を運ぶ価値があろうというもの。「まだまだ精進が足りない」と、飽くなき情熱を注ぎ込まんとするビルダー松村友章氏。今後もバージョンアップはとまらない。
28その情熱がさらなる高まりを見せ、ついにストリート750カスタムにも挑戦! ボルトオンでまったく違うバイクのように見せるカーボン製ボディパーツを取り入れたロケットレーサーのようなストリート750が完成。こちらはキット化されて現在販売中だ。
29ユーロカスタムの雄「バッドランド」(神奈川)も当然のごとく参戦。”必然”をコンセプトとするワイドタイヤが特徴的なVロッドやツインカムでブースを埋め尽くす。そのインパクトたるや!
30メタル感を全面に押し出したボディに黒いフレイムス……その姿を見ただけで鹿児島の「スワロウテイル」と分かる人も少なくないだろう。同ショップらしい無駄のないショベルチョッパーが横浜に上陸した。
31タイトなハンドルまわりやエンジンのシリンダーヘッド、その他あらゆるディテールに細やかな造形が盛り込まれた珠玉の一台。不変の美しさこそスワロウテイルの真骨頂と言えよう。
32フルメッキ仕様のロー&ロングショベルとともに現れたのは、愛知の「スーサイドカスタムズ」。
33作り込まれたディテールにスーサイドの世界観が秘められている。間近で見たときの迫力はすさまじい。
34こちらもショーではすっかりお馴染みの存在となっている千葉・柏の「A-syks MOTOR WORKS」。激しい走りを予感させるブロックタイヤが勇ましいボバーパンヘッド、実際の走りへの興味が尽きない。
35ブラック x イエローのツートーンからなるフレイムスがフレームまで描かれるテレスコピックチョッパーの主は仙台の「コズミック」だ。
36ハーレーの正規ディーラーを4店舗運営する「シティグループ」が現行ハーレーをベースに作り上げたカスタムモデルを4台並べた。
37ハーレーダビッドソンシティ川越が持ち込んだこちらのロードスター、オーナーは『クレイジーケンバンド』のボーカル・横山剣さんだ。”走れる男”だからこそのXL1200CXというチョイスなのだろう。
38埼玉の「車坂下モトサイクル」は自信作のナックルチョッパーを展示。
39その名を世界に轟かせる愛知の「ケンズファクトリー」も唯一無二のプロダクツからなるハーレーやインディアンを展示。そのクオリティは他を凌駕する!
40神奈川&東京の「セレクテッド」はRSDパーツなどをバランス良く取り入れたカフェレーサー・スポーツスターで参戦。ブラックアウトしたボディが主戦場である闇夜を彷彿させる。
41大阪から参戦の「トランプサイクル」は、かつてさまざまなカスタムショーでお披露目したスポーツスター XL1200Sを展示。マシン本来の性能を最大限に引き出しつつ、スキのない造形で仕上げた渾身の一台。トランプの代表作とも言えよう。
42そのトランプが、現行モデルでもっとも”走るスポーツスター”とされるXL1200CX ロードスターをカスタムしてきた。2014年以降対応のフルチタニウムマフラーに専用バックステップ、オリジナルのガンファイターシート、そしてシルエットを決定づけるロアマウントフューエルタンクと、そこかしこにトランプのDNAを感じさせるマシンに仕上げてきた。詳しくは後日、「ハーレーカスタム紹介」にて!
43ラインナップから姿こそ消したものの、走りの性能は随一と評されたスポーツスター XR1200のフルカスタムモデルが。ここまでサイケデリックに仕上げられるとは!
44ライムグリーンをベースカラーに、独創的なグラフィックでユニークな世界観を展開するレーシングマシンに仕上げられている。ストリートを走れば注目度が高まること間違いなし。
45埼玉のスピードショップ「45ディグリーズ」は、パフォーマンスアップさせたリジッドスポーツXLH883を展示。オーリンズにブレンボ、ハイパープロのリアサスペンションを備えたフットワークは最強レベル!
46「アスクモーターサイクル」はアルミボディがインパクトを与えるビューエルを展示。素材そのものを見せつける無垢なボディが新たなビューエルの世界を切り開く。
47湘南・七里ヶ浜の「ブルーグルーブ」は、そのブースでアメリカンビーチの世界を見事に展開。誰もが憧れるモーターライフを表現してみせた。
48こちらはスポーツスター XL883R をベースに、スクランブラースタイルにカスタムした一台。ラバーマウントモデルが持つネガティブな要素を徹底的に取り除いた一台だ。
49現代のオフロードバイク用パーツなどをうまく取り入れ、往年のスクランブラーとしての美しいシルエットを手に入れている。ノーマルでこんなモデルが登場したら一気に人気が出ることだろう。
50他のどのカスタムハーレーとも違う独特のスタイルが与えられたショベルを持ち込んだのは、埼玉の「ストゥープモーターサイクルズ」。
51チョッパーカスタムの作法に則った無駄のないシルエットを有しつつ、ストゥープならではの世界観がそのボディのうえで繰り広げられている。まさに”温故知新”が表現されたマシンだ。
52東京・大田区の「スポーティガレージ」はKHベースのストリートレーサー含め2台を持参。1950年代の世界が匂い立ってくるような仕上がりに脱帽する。
53千葉・八街の「シュアショット」が展示するのは、同ショップとしては意外なラバーマウントスポーツスター XL1200Rを土台とするダークなカフェレーサーだ。
54ロケットカウル、フューエルタンク、リアフェンダーと、すべてボルトオンで装着できるカーボン製パーツはシュアショットのオリジナル。同じくオリジナルのマフラーと合わせて今度販売していく予定である。攻めっ気満々なスポーツスターオーナーは注目されたし!
55スキのないボバーショベルを展示するのは群馬の「モトショップ トノウチ」。やはりハーレーと言えば「小さいタンク」に「スプリンガーフォーク」だ!
56ワインディングでの走りが楽しそうなビューエルが2台展示される「トイレッツ オートモーティブ」。シルエットの美しさが秀逸!
57小さなそら豆タンクが愛らしいスプリンガーナックルは、すっかり常連ショップとして知られる埼玉の「サイクルウエスト」が持ち込んだもの。絶妙のさじ加減とも言えるクロームとブラックのカラーバランスは、熟練の技とセンスによるものだ。
58昨年の「ストリート750 カスタムプロジェクト」にハーレーダビッドソン沖縄の代表作として登場した「ホットドックカスタムサイクルズ」(東京)製作のフルカバード Vロッド。背後に見えるポップには、『キカイダー』の敵役ハカイダー。なるほど、この造形のコンセプトが手に取るように分かる。
59米「JIMS USA」製エンジン『JIMS 135″』を搭載して排気量が2,000ccをオーバーしたロードグライドカスタムは、チューニング専科「HRD」のもの。モアパワーを求める人なら無視できない、はてしないパフォーマンスがここにある。
60こちらのバガースタイル ロードグライド、なんと水色のラインが光り続けているのだ。ナイトランではその存在感が際立つことだろう。
61「イヌチョッパーズ」は新たなムーブメントとなる? ワンピース型エクステリアを装着させたアイアンを投入。ブルーにオレンジのフレイムスという目の覚めるようなカラーリングもまた美しい。
62あらゆる箇所に個性を宿しながら”ハーレーダビッドソン”としての匂いを放つショベルは、仙台の「セブンモーターサイクルズ」の手によるもの。
63ボートテイルやミニタンクと、1970年代を代表するハーレーの特徴的なディテールを盛り込んだ”セブンモーターサイクルズ”にふさわしいショベル。確かに、文句なしの”ハーレーダビッドソン”だ!
64リジッドフレームのシルエットをもっとも美しく表現したトライアングルが見事な大阪「サツマサイクルワークス」によるパンヘッド。
65サイケデリックなグラフィックが艶めかしいコフィンタンクに縦置きデュアルヘッドライト & スプリンガーフォーク、インベーダーホイールとディテールから個性がにじみ出るチョッパーナックルは「プライドロック」のもの。
66フォトグラファーとのコラボブースとして世界観を演出したのは「クリブモーターサイクル」。アメリカに行けばどこにでもあるガレージの一角を思い起こさせる雰囲気づくりはお見事の一言。
67山口の「バドロータス」は変わらぬスタンスから生み出されるリジッドショベルを持参。エンジンとホイールのメッキとブラックボディでコントラストを描く、センスが光るマシンだ。
68とてつもなくロングなスプリンガーフォークが印象的な赤いチョッパーハーレーは「スパイクチョッパーズ」の展示車両。よく見ると、エキゾーストも激しく後ろに突き出している。
69愛知のプロトがプロデュースする「ゼロデザインワークス」もゼロスタイルハーレーを3台持ち込んだ。カスタムベースとしてこれほどうってつけのハーレーはないだろう。
70今、日本で増殖中とも言われるクラブスタイルを徹底的に極めんとした「ジャップペイント」のダイナ。マナーに則ったカスタムメニューにオリジナルグラフィックが合わさり、唯一無二のスポーツビッグツインが誕生した。
71東京・江戸川の「フェイテック」はハイパフォーマンス化したリジッドスポーツ・カフェレーサーを展示。このアルミボディでフィニッシュなのか、それともグラフィックが加わるのか、興味が尽きない一台だ。
72「MYSTICAL TRIUMPH CHOPPERS」に合わせて、トライアンフジャパンも現行の水冷ボンネビルシリーズを4台展示。カフェ、スタンダード、レーサー、スクランブラーとバリエーション豊かなモダンクラシックモデルはまだまだ仲間を増殖していく予定だそう。