3,000台は軽く超えたという大パレードで盛り上がったユーロフェスティバル2016。
ヨーロッパ各国からハーレー乗りが集結した
欧州版ブルースカイヘブンが開催!
2016年4月28日から5月1日の4日間、フランスのリゾート地サントロペにてハーレーダビッドソン モーターカンパニー主催のビッグなミーティングイベント「EURO FESTIVAL」(ユーロフェスティバル)が開催された。このミーティングイベントはハーレーが欧州各地で毎年催しているイベントラリーのひとつで、このフランスでのイベントを皮切りに、「IRELAND BIKE FEST」(6月3日~6日/アイルランド)、「25TH ANNUAL EUROPEAN H.O.G RALLY」(6月16日~19日/スロベニア)、「HAMBURG HARLEY DAYS」(6月24日~26日/ドイツ)、「NORDIC HARLEY DAYS」(8月3日~7日/ノルウェー)、「ST.PETERSBERG HARLEY DAYS」(8月11日~14日/ロシア)、「PRAGUE HARLEY DAYS」(9月2日~4日/チェコ)、「EUROPEAN BIKE WEEK」(9月6日~11日/オーストリア)と、一年を通じて計8つのイベントが始まる。つまりこのユーロフェスティバルは、欧州のハーレー乗りにとって一年のはじまりとも言えるイベントなのだ。
今回、ハーレーの新型スポーツスター XL1200CX ロードスターのメディア試乗会に参加するにあたり、南仏の港町マルセイユを起点に1泊2日の行程で赴いた先が、ちょうどユーロフェスティバルが開催されていたここサントロペだった。港には高級クルーザーが並ぶなど、普段はコート・ダジュールのリゾート地として愛用されるサントロペだが、到着したイベント3日目の夜には入り組んだ石畳の旧市街を何十台ものハーレーが行き交い、港には数百台とも思われるハーレーが所狭しと並んでいた。
ビンテージハーレーも少なくないが、どちらかと言えば最新のハーレーがほとんどの割合を占めるなど、欧州版ブルースカイヘブンといった様相を呈していた。しかしながらサントロペという街ひとつを貸し切っていることを思えば、そのスケール感はブルスカの比ではない。ヨーロッパ各国はもちろん、アメリカやブラジルからもハーレーライダーが駆けつけるなど、国際規模のハーレーイベントであった。
そんなユーロフェスティバルの模様を臨場感あふれる写真とともにお届けしよう。
フォトTOPICS(写真点数/52枚)
01普段は静かなリゾート地として知られる南仏のサントロペがハーレー一色に染まった。
02ここフランス・サントロペでの開催を皮切りに、アイルランド、スロベニア、ドイツ、ノルウェー、ロシア、チェコ、オーストリアとラリーイベントが繰り広げられていく。
03パステルカラーの優しい街並みにハーレーが続々と登場!
04ユーロフェスティバルのメインゲート。夜になってもハーレーの出入りが途絶えない。
05ここには宿泊可能なロッジが立ち並んでおり、事前に予約していたライダーが過ごしている。ほとんどが丸4日、大勢の仲間と宿泊していた。
06ビーチ沿いにはメイン会場となるゾーンがどこまでも広がっていた。さすがヨーロッパ一のハーレーイベント、スケールが違う!
07朝から大勢のオーディエンスで賑わうメインストリート。アメリカとも日本とも違うこの独特の雰囲気、たまらない!
08ビーチには巨大なライブステージが。ビッグゲストの登場が今から待ち遠しい。
09「DARK CUSTOM」のテーマに則って設けられたハーレーダビッドソンのメインブース。クラシカルなバーのようなテイストに。
10アイアン883などの人気モデルに加え、今回発表されたばかりの新型スポーツスター XL1200CX ロードスターもお目見え!
11「THE BATTLE OF THE KINGS」に登場したアイアン883(手前)とストリート750のフルカスタムモデルが展示。
12ニューモデル ロードスターとともに撮影したスナップ写真が柱にびっしり! ヨーロッパにおける同モデルの人気の高まりを予感させる。
13素敵な美女もロードスターに興味津々。フランスを走っていたら、ロードスターに乗るフルフェイスの彼女にぶっちぎられる……なんてことがあるかも?
14ハーレーのメインブース前には、アイアン883をベースに展開されたフランス版「THE BATTLE OF THE KINGS」の代表作が勢ぞろいしたブースが。
15ずらり並んだカスタム アイアン883の模様は追ってお届けする。このスポーツスター版「THE BATTLE OF THE KINGS」が日本で開催されるのが楽しみだ。
16真っ赤なお鼻の……キュートなハーレーレディ! お隣りのイタリアから来られていた。
17キャプテンアメリカ & レディキャプテンアメリカが揃って登場! 本物よりも強そうだ。
18ペイントワークが冴える新旧カスタムハーレーが並ぶ。ちょっと日本では見られないテイストに欧州らしさを感じる。
19アメリカも日本もヨーロッパも同じ、ハーレーライダー必須のデザイン入りレザージャケットがずらり。
2070’sアメリカを思わせるキャンディフレークデザインのジェットヘルメットが並ぶショップにて。
21カメラを向ければ……ナイススマイル! ハーレーと葉巻、絵になる!
22こちらはなんと理容室! ハーレーのテイストを汲み取ったカットをやってくれる?
23ミーティングイベントに欠かせないピンストライパーももちろん登場。いつか日本でもその腕を披露してほしい。
24ネイティブアメリカンを思わせるロッジとハーレー。4日間、ここを拠点にミーティングを堪能できたらどれだけ幸せだろう……。
25左側のお父さんはスコティッシュ? 誰もが個性的なファッションでハーレーライフを楽しんでいた。
26ヨーロッパ中のハーレーライダーとともに過ごす4日間……。ハーレーに乗る者ならば、一度は身を浸してみたい場所と言えるだろう。
27ブルースカイヘブンでもお馴染みのハーレーダビッドソン 最新モデル試乗ブースへ。
28巨大なテント内にはハーレーの最新モデルが展示。
29免許がない人でもハーレーの鼓動感が味わえるジャンプスタートも恒例のコーナー。
30サントロペのストリートがにわかにざわつき始めた。いよいよ巨大パレードが始まろうとしている。
31サントロペの各地で過ごしていたハーレーライダーが続々と集結。
32H.O.Gのチャプターフラッグとトリコロールのフランス国旗が風ではためく。ヨーロッパならではの風景だ。
33スタート地点にはぎゅうぎゅうになるほどハーレーが集結!
34アメリカバイソン(水牛)を表現した?ネイティブアメリカン風のライダー。インパクト大!
35そんな彼らも、心根はとても優しい。記念撮影には笑顔で応じていた。
36ディビッド・ベッカムのようなクールガイも。ヘッドライトとハンドルバーしか見えないが、なかなか戦闘的なハーレーをお持ちのようだ。
37テンション上がりまくりのお父さんはパンイチ & 裸足でバーンナウト!
38先導車に率いられて、いよいよパレードがスタート!
39石畳が敷き詰められたサントロペの旧市街を何千ものハーレーが走り出した。
40なんともファンキーな衣装に身を包んだグループには拍手喝采が!
41ポリスレディがパレードを仕切る! カッコイイ!
42強烈なサウンドが鳴り響き、オーディエンスから歓声が上がる。ハーレーライダーにとって至福の時間だ。
43こちらはブラジルからの参戦! 人一倍大きな歓声を浴びていた。
44古き良きプロヴァンスの街並みをハーレーが埋め尽くす。ヨーロッパでのハーレー人気の盛り上がり、侮りがたし!
45パレードはどこまでも続き、沿道のみならず建物からも喝采を浴びていた。
46地元のお母さんからも手を振られるハーレーライダー。いつか日本でも、こんなシーンを見てみたい。
47大盛りあがりのパレードを終え、舞台はビーチに設けられたライブステージへ。
48日暮れとともにライブがスタート。ボルテージはのっけから最高潮に!
49パリを拠点に活動するフランスのビジュアルロックバンド「Shaka Ponk」をはじめ、ドイツのバンド「Jazzanova」、スウェーデンのヘヴィメタルバンド「EUROPE」など、ヨーロッパを代表するビッグネームが登場!
50「Shaka Ponk」ヴォーカルのひとりfrahがオーディエンスにダイブ!
51ミーティングイベントでのライブでこのスケール感! ファンタスティック!
52ハーレーの世界観と人気に限界がないことを教えてくれたユーロフェスティバル。日本も負けてはいられない、次はブルースカイヘブンだ!