1万5000人ものオーディエンスで賑わったホットロッドショー。ベンダーブースやペインターブース、そしてアワードの模様などをお届けしよう。
カスタムストリート750の頂点に輝くのは?
注目を集めるアワードがついに発表!
来場者数が1万5000人にもおよんだ今年のホットロッドショー、盛り上がったのはハーレーのカスタムブースだけではない。他メーカーのカスタムバイクに加え、ペインターコーナーやベンダーブースもオーディエンスで埋め尽くされるほどの賑わいぶりだった。
そしてショーの締めくくりとなるアワードでは、コラボレーションでの開催となったハーレーダビッドソン主催のストリート750カスタムプロジェクトのアワードも同時に発表。選ばれしビルダーの手によってフルカスタムされた5台のマシンのどれが頂点に輝くのか? そして全国の正規ディーラーが威信をかけて挑んだプロジェクトのチャンピオンに輝くのは? 日本のカスタムビルドの粋をとくとご覧あれ!
フォトTOPICS(写真点数/46枚)
01近年一層の賑わいを見せるベンダーブース。会場の両サイドに設けられたエリアには所狭しと物販コーナーが並ぶ。
02なんといっても最大のブースは主催者ムーンアイズの黄色いコーナー。ゲートオープンから人だかりができる!
03お目当てのひとつがこちら、毎年限定のホットロッドショー・オリジナルTシャツ。午前中のうちに半分近くが売れてしまうなど、やはりレアアイテムは人気が高い。
04今回、ムーンアイズとシューズブランド『バンズ』がコラボレーションしたシューズが登場!ピンストライパー ワイルドマン石井さんによるピンストライプ デモンストレーションも行なわれた。
05ハーレー用パーツの物販ブースも大人気。こちらはハーレーパーツのディストリビューター『ネオファクトリー』。
06アメリカのエクストリームバイクパーツ『サイクルパイレーツ』のペグキットや『スピードマーチャント』のトリプルツリーなどの取り扱いを開始したネオファクトリー。会場にはそのパーツを配したデモモデル(2007 XL883R)が展示されていた。
07同じくハーレーパーツのディストリビューターである『ガッツクローム』もブース出展。新たに取り扱いを始めた新商品が店頭に並び、オーディエンスの注目を集めていた。
08カスタムショーに行けば必ず見かける鋳物専科『FORK』のブース。
09今回は新作となるウインカーブラケットを引っさげての登場。このポジションにマウントできるブラケットはなかった、目の付けどころがグッド!
10大阪の『トランプサイクル』はショーマシンブースに続いてベンダーブースも出展。VIRGIN HARLEY.comでも紹介した黄金色のスポーツスター XL883が誇らしげだ。
11関東ではなかなかお目にかかれないフルチタンマフラーやシートをはじめとするカスタムパーツが陳列。先頃ドロップした『ボディバッグ』も棚に並んだ。そしてこの日、人気のバブルヘッドライトレンズがセール販売されるという嬉しい特典も!
12同じく大阪の『グリーミングワークス』も、近年精力的に手がけるハーレー用オリジナルパーツとともに参戦!
13こちらはグリーミングワークス代表の丸本浩史さんの愛車というストリート750。現在開発中というオリジナルパーツを随所に配したカスタムモデル、完成が楽しみだ!
14神奈川の『ブルオリジナル』もベンダーブースを出展。シルバーアクセサリーをはじめ、代表の米澤拓也さんプロデュースによるオリジナルのウェアアイテムは人気高し!
15こちらもカスタムショーの常連、神戸の『大神戸共榮圈』。相変わらずの人気ぶりでブース前は大いに賑わっていた。
16ビンテージハーレーとベストマッチする東京のアパレルブランド『GLAD HAND』は、会場中央に大きなブースを出展。
17ハーレー乗りのなかにもフリークが多いというモーターギアブランド『オリオンエース』。新作の秋冬モデルがずらりと並び、この冬に向けてのアイテム選びをする人の姿が多く見受けられた。
18ここを抜きにバイカーファッションは語れまい、東京の『トロフィークロージング』も例年どおりの出展。その賑わいはトップクラス!
19ビンテージヘルメット専科『ヘルマート』も相変わらずの盛況ぶり!やはりビンテージものでしか出せない風合いには人だかりが。
20こちらは九州の『ジンギーズ』。店主の浅川仁義さんが熱烈商談中!
21アメリカのビンテージポスターの販売コーナー。クラシックアメリカンなイラストが部屋の雰囲気を一変させる!
22ヘルメット、シャツ、ウェア、ブーツ、さらにはバイシクルにカップなど、アメリカンカルチャーを存分に楽しむためのグッズがそこかしこに並ぶ。
23海外からの出展コーナーはこちら。『ダイスマガジン』など人気のモーターサイクル誌が出展するなど、フリークはたまらないエリアだ。
24そのエリアではライブも。日本とは思えない雰囲気とサウンドにオーディエンスも熱狂!
25『Sidewalk Surfing Bonanza』と名づけられたスケートボード デッキを題材とするペイントコンテストが開催。ショーを彩る華やかなコーナーから目が離せなくなる。
26そしてペインターエリアでは、ピンストライパーやペインターがブースを構え、その場でオーダーを受け付ける。ヘルメットをはじめ、今ではケータイやレザーアイテムにもオリジナルペイントを描いてくれるのだ。
27海外のピンストライパーも参戦。日本人のそれとは異なるエッセンスのピンストライプを手に入れる絶好のチャンス!
28HOTBIKE Japanですっかりお馴染みのカスタムペインター シェイキン清水さんも登場。その人気はもちろん高かった。
29ホットロッドショーの見どころのひとつがこのグラフィックだろう。面積の大きいクルマだと、そのインパクトはさらに増す!
30国産メーカーや海外メーカーのカスタムバイクも多数出展されるホットロッドショー。カスタムビルダーの手にかかれば、ホンダ・カブだってご覧のとおり。
31独メーカー『BMW Motorrad』(ビーエムダブリュー・モトラッド)のコーナーには、グランドツアラーモデルK 1600 GTL カスタムプロジェクト『Ignite Straight 6』で生まれた2台のカスタムモデルが展示。そして(左から)BMW本社のマシンデザイン責任者オラ・ステネガルドさんと『ホットドッグ・カスタムサイクルズ』代表の河北啓二さん、『ケンズファクトリー』代表の永井健次さんがブースにそろい踏み!
32すっかり『チェリーズカンパニー』のファンに!? ハーレーに乗るラジオDJ トムセン陽子さんもホットロッドショーにやってきた。自宅のリビングにXLCRを展示するほどのハーレーフリークだ。
33ターボ搭載ストリート750にまたがるHDJウェブマガジン『L’s HARLEY』(エルズハーレー)特派員のるーりーさんとチェリーズ黒須さんの2ショット。「撮ったんだから、使ってよ」というご本人たっての希望で採用です。
34そして15:30、いよいよホットロッドショーのアワード発表がスタート!今年はどんなバイクが頂点に立つか!?
35『カスタムワークスゾン』の吉澤さん、『シウンクラフトワークス』松村さん、『ブラットスタイル』高嶺さん、『ラックモーターサイクルズ』杉原さんと、錚々たるメンバーが次々と賞を手にしていく。
36ヨーロピアンカスタム部門ではKTM RC8をフルカスタムした『46 Works』(ヨンロクワークス)の中嶋志朗さん(右上)が見事に受賞。名だたるゲストに選ばれての受賞に、喜びもひとしおだ。
37新作のパンヘッドを持ち込んだ『チェリーズカンパニー』は4つの賞をゲット。そして今年もインドネシア・ジャカルタで開催されるカスタムショーへの切符を手に入れた!
38そして今年の『Best of Show Motorcycle』は……埼玉・八潮に居を構える『アウトキャスト』!
39エンジンやディテールはもちろん、フレームまでフルメッキ仕様という渾身のパンショベルチョッパー、文句なしの受賞である。Congratulations!!
40そして、ハーレーダビッドソン主催の『ストリート750 カスタムプロジェクト』のひとつ、全国の正規ディーラーによるコンテスト『ザ・バトル・オブ・ザ・キングス』で見事に頂点に輝いたのは、ストリート750を本気のレーサー仕様に仕上げた『ハーレーダビッドソン新宿』!HDJ代表取締役社長のスチュワート・ファレル氏を中心に、メカニックの神部涼平さん(左)、クロームコンサルタントの高地和馬さん(右)が会心の笑顔!
41エンジンとフレームはそのままに、徹底的にスピードを追求するレーサースタイルへと昇華された究極のストリート750。チョッパーでもボバーでもなく、このレーサースタイルが支持されたことが非常に興味深いアワードだった。
42前後にオーリンズ製サスペンションを搭載し、グライド製ホイールをはじめとする数々のハイパフォーマンスパーツ、独モトガジェット製デジタルメーターなどを配したハイエンドカスタム。VIRGIN HARLEY.comのハーレーカスタム紹介で詳細をご覧いただきたい。
43そして、米ハーレーダビッドソン モーターカンパニーによって選ばれた5つのカスタムショップによる、もうひとつのストリート750カスタムプロジェクト『ストリート・ビルド・オフ』でカンパニーがナンバーワンに選んだのは、『カスタムワークスゾン』のストリートドラッガー!
44エンジンとフレームの一部はそのままに、ナローレーサーとしてのスタイルを徹底的に追及したスペシャルマシン。細部まで徹底的にこだわったゾンのお家芸とも言える作り込みをそこかしこに感じ取れる究極の一台。「まずはオートバイとしてバランスの良い状態を保ちつつ、自分たちのカラーをしっかり落とし込めたと思います」とは、植田良和さん。
45「ストリート750へのカスタムの可能性を感じてほしかった。だからエンジンとフレーム、そしてステップなどノーマルパーツもいくつか用いたんです。これでストリート750への興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいですね」とは、吉澤雄一さん。他の4モデルもゾンのマシンに劣らぬ素晴らしいストリート750だった。改めて、見応えのあるカスタムプロジェクトだった。
46真冬の到来を前にした熱い一日が終わった。また来年、今年以上のホットなショーが開催されることを期待して……See you next year!!