13回めの開催を迎えたスポーツスターフリークのためのビッグイベント『関東スポーツスターミーティング』が今年も開催。
桜舞い散る春の陽光のもと
570台のスポーツスターが集結
スポーツスター乗りが集い、スポーツスターの楽しさを語らうミーティングイベント『関東スポーツスターミーティング』も13年めを迎えました。今年は神奈川県厚木市にある相模川三川合流地点河川敷に会場を設定。千葉・幕張で開催された昨年は、台風の接近による強風と大雨の影響から30名ほどの来場者にとどまった本イベント。今回も開催日の前後が雨天に見舞われるなど、主催者のみならずこのイベントを楽しみにしているフリークも天気予報と睨めっこする日々を送っていたよう。
願いが届いたのか、当日はそれまでの悪天候がウソのようなおだやかな空模様。会場の並木道には散らずに残ってくれていた桜が咲き誇り、絶好のロケーションとともに私たちを出迎えてくれました。開催の10時前から続々とオーディエンスが会場入りし、570台ものスポーツスターが駐車場を埋め尽くしたのです。
有名カスタムショップやアパレルブランド、ヘルメットメーカーなどスポーツスターフリークを楽しませてくれる出展ブースが軒を連ねるなど、その様相は有志の催しとは思えないほど賑やかなものに。それぞれが思い思いに過ごした年に一度の特別なひととき、また来年の集いを約束してスポーツスターとともに歩む一年のはじまりを迎えました。
第13回 関東スポーツスターミーティング
- 開催日時/2015年04月12日(日) AM10:00~12:00
- 開催場所/相模川三川合流地点河川敷(神奈川県厚木市)
- 主催/関東スポーツスターMTG実行委員
フォトTOPICS(写真点数/59枚)
01神奈川県厚木市の相模川河川敷に広がるイベントスペースが今年の会場に。
02開催は10時からだが、すでに9時を過ぎた頃には十数台のスポーツスターが並んでいた。
03会場の上を走る並木道には、やや緑がまじりつつも気持ちのいい桜の桃色で彩られていた。
04青空にめぐまれたこの日、次第にオーディエンスも増えてきた。
05桜咲く並木道を走り抜けての会場入り。最高のロケーションが出迎えてくれた。
06青空と桜が織り成す春のひととき……。最高の一年が始まりそうな予感。
07坂を下った先は、未舗装路が続く。
08慣れないでこぼこ道ながら、スイスイ走っていく。ローダウンモデルでもこのぐらいならへっちゃらだ。
09ビッグツインモデルだって参戦。スポーツスターとは違った迫力を見せつける。
10フルカウル換装したエヴォスポーツも。カウル内にヘッドライトが埋め込まれているようだ。
11前日まで続いた雨のせいでところどころに水たまりがあったが、問題なし。
1210時頃にはオーディエンスの多さから、駐車待ち渋滞が発生。今年は何台集まることやら。
13日が高くなり、次第に賑わってくる会場。この列の後ろにはまだまだスポーツスターが続いている。
14駐車時に参加料1,000円をお支払い。合わせて記念ステッカーが手渡された。
15本部では、さらに別バージョンのステッカーも販売中。
16『I LOVE 4CAM』など、スポーツスター乗りの心をくすぐるデザインのものがずらり。
17今回、この関東会場への来場にて、全国で開催されているスポーツスターミーティング全制覇『グランドスラム』を達成したという静岡県の鈴木正道さん(左は本イベントの主催であるてつさん)。Congratulations!
18本部ブース横では、チャリティーコーナーが。フルフェイスが5,000円で販売されるなど、掘り出し物も多数。
19こちらはハーレー縁のジッポ類がずらり。スモーカーであれば見逃せまい。
20もはや常連?ハーレー乗りならご存知のアパレルブランド『オリオンエース』も出展。長谷川社長みずから店頭に立っていた。
21“史上最鏡”をうたうメッキ加工のスペシャリスト『メッキ工房 NAKARAI』も登場。愛車を輝かせるためのこの技術にオーディエンスも釘付けだった。
22静岡・浜松からはアメリカンクロージングを取り扱う『PINE TREE』が出展。スポーツスター乗りに似合う各種ヘルメットやアイテムを多数持参、大勢が興味を示していた。
23ヘルメットといえば、『RIDEZ HEAD SHOP』もブース出展。ハーレーダビッドソンに似合いそうなフレイムスグラフィックのヘルメットなど、オーナーの心をくすぐるアイテムが取り揃えられていた。
24ハーレー用マフラー『DRIVE』を取り扱うカラーズインターナショナルのブース。マフラーのほか、転倒時のダメージを防ぐスライダーなども展示していた。
25横浜・本牧のチューニングショップ『パインバレー』は、自社オリジナルサイレンサーを装着したXL1200X フォーティーエイトを展示。
26さらにチャリティーオークションを開催。通常109,800円の『インジェクションチューニング権』が30,000円からスタートし、最終的に77,000円で落札された。
27スポーツスターのカスタムショップとして名を馳せる神奈川・川崎の『HIDE MOTORCYCLE』が初登場。2台のフルカスタム スポーツスターを持ち込んだ。
28ヒデモ流に解釈されたカフェレーサー仕様の2011年式 XL1200L。見どころはシート下のオイルタンク。ラバーマウントモデルとは思えないシャープなシルエットを手に入れている。
29「あえてファットなボバースタイルを取り入れてみた」という独特のシルエットが特徴的な2004年式 XL1200R。ブラックを使い分けてみたというダークなグラフィックはまさにヒデモのそれ。
30こちらは開催前日に参戦表明した東京・八王子の『TASTE CONCEPT MOTORCYCLE』。“親子鷹”河内山智さん&トモロウさん(中央のふたり)に、ランチタイムカスタム『LTC』工場長の金子 勉さん(左)など、“チームテイスト”フルメンバーが勢揃い。
31VIRGIN HARLEY.comでも紹介した XR1200TTレーサー(左上)のほか、テイストの新プロジェクトという3台のカスタム ビューエルがそろい踏み。独特の存在感がオーディエンスの興味を惹きつけていた。
32そんな河内山智さんと談笑しているのが、取材に来ていたライターの田中友里さん。彼女もカスタム スポーツスター乗りで、半ばフリークとしての参加。
33そんな田中さんのスポーツスターがこちら、神奈川・鶴見のカスタムショップ『一国サイクルワークス』が手がけた2008年式 XL883R。
34ハンドルまわりのプロダクツはまさに一国のそれ。プレイン製XR1200用シートカウルを加工装着、さらにサンダンス製トラックテックホイール(F19/R18)やトランプ製2in1フルチタンマフラー&ライトスプロケットの換装など、女性オーナーらしからぬレーサー仕様のスポーツスター。ビルダー梅島国彦さんも「ザ・一国」と認める一台だ。
35こちらはテイスト河内山智さんによるカフェレーサー仕様の2001年式 XL1200S。やはりスポーツスターにはレーシーなスタイルがよく似合う?
36こちらは人気モデル XL1200X フォーティーエイトのオーナーズクラブ。個性的にカスタムされたフォーティーエイトがずらり。
37違いを生むオリジナルグラフィック。そのデザインでオリジナリティを生み出せるこの手法、カスタムの一手として無視できまい。
38こちらはなんとも強烈な構造のハンドルバー。かなりタイトなポジションが予想されるが、ここにオーナーのただならぬ覚悟を感じずにはいられない。
39こちらはXR1000オーナーズクラブだろうか。日本にこんなに同モデルが上陸していたとは、と驚かされるほどの台数が並んでいた。
40ファクトリーレーサー XR750のホモロゲーションモデルとして1983年に登場した名車。わずかな台数しか生産されなかったレアモデルがこれだけ揃う機会は滅多にない。
41スポーツスターミーティングの常連となっているXLとXLH。スポーツスターの系譜を語り継ぐうえで欠かせない存在がこの会場に来ている意義は大きい。
42新旧スポーツスターのみならず、ビッグツイン系モデル、はては他メーカーモデルとさまざまなオートバイがひしめきあう会場。2時間をそれぞれが思い思いに過ごす。
43なかにはこんなフルカスタム チョッパーも。スポーツスターとは異なるテイストながら、その圧倒的な作り込みに通りがかるオーディエンスは息をのんで凝視していた。
44スポーツスターミーティングだからこそ持っておきたいMCオリジナルグッズ。こちらはフォーティーエイト オーナーズクラブのオリジナルTシャツ。ピーナッツタンクの手書き図面をそのままデザインにしている。
45ETC機器に通信用インカムはもはや必需品か。クラシカルな雰囲気に魅力を感じるハーレーダビッドソンと言えど、便利なライダーグッズを使わないテはない。
46東京・渋谷の『bistro&cafe ajito』と、東京・目黒の『2nd cafe』がコラボ出展したケータリングでは、オリジナルホットドッグやオリジナルカレーがメニューに並び、心地よい陽光のもと、オーディエンスは舌鼓をうっていた。
47こちらが『bistro&cafe ajito』のオリジナルホットドッグ。極太ソーセージにたっぷりとかけられたトマトソースが実にボリューミー。
48時が経つのを忘れてしまいそうになるほど穏やかなひととき。集計によると570台のオートバイが集結したそう。さすがにすべてのスポーツスターを見て回るのは難しかった……?
4911:30、スタッフからの呼びかけで集合写真を撮ることに。
50570台のオートバイを背に、記念写真もばっちり。
51楽しいひとときにも、いよいよ終わりが近づいてきた。
52仲間と談笑を楽しみ、イベントを満喫し、腹ごしらえも済んだとなれば……相棒たちとの楽しいツーリングだ。
53再びダートな道を抜け、会場をあとにするオーディエンス。
54会場の厚木からなら、箱根や伊豆、富士山だってラクラク行けてしまう。行き先選びが大変だ。
55もう少し仲間と喋っていたい、そんなまったりとした雰囲気が漂っている風景。
56ひと組、またひと組とツーリングへと向かっていく。
57ここからがツーリングのメインメニューか。桜咲く会場からはじまるライドというのは格別だ。
58このミーティングを運営してくれたスタッフ一同。お疲れ様でした、安全で楽しい案内をありがとう。
59来年、またこんな美しい桜並木が味わえる会場で会える日が待ち遠しい。