グローバルな視点からそのスタイリングに手が加えられたFLHTKL TC ウルトラ リミテッド ロー。
ローダウン仕様のウルトラが登場
ベーシックモデルとの違いは?
ハーレーダビッドソン モーターカンパニーより発表された2015年最新モデルラインナップにおいて、多くのニューモデルが投下されたのがツーリングファミリーだ。特にFLTRXS ロードグライド スペシャルやFLHXS ストリートグライド スペシャルなどが注目を集めたが、この2モデルも知っておかねばなるまい。
既存のウルトラ クラシックとウルトラ リミテッドをローダウン仕様したとされるFLHTCUL TC エレクトラグライド ウルトラ クラシック ローとFLHTKL TC ウルトラ リミテッド ローである。それぞれのベースモデルと見比べてみると、その高さの違いは歴然で、またがってみると従来のウルトラでは想像し難いほどの足着き性を体感できる。ハーレーダビッドソンのメイン顧客層である平均身長170cmのユーザー向けに開発されたモデル群とされ、先の2モデルと同様に大きな話題を呼ぶ2台となるだろう。そんなローダウン仕様のウルトラ の、まずはスタイリングから見ていただこう。
フォトTOPICS(写真点数/28枚)
01FLHTKL TC ウルトラ リミテッド ロー / レフトビュー。
02FLHTKL TC ウルトラ リミテッド ロー / ライトビュー。
03FLHTKL TC ウルトラ リミテッド ロー / フロントビュー & リアビュー。
04同じくローダウン仕様とされたFLHTCUL TC エレクトラグライド ウルトラ クラシック ロー。
05FLHTCUL TC エレクトラグライド ウルトラ クラシック ロー / レフトビュー。
06FLHTCUL TC エレクトラグライド ウルトラ クラシック ロー / ライトビュー。
07FLHTCUL TC エレクトラグライド ウルトラ クラシック ロー / フロントビュー & リアビュー。
08両モデル共通の変更点をチェックしていこう。まずはハンドルバーだが、手前に2インチ(50mm)プルバックした仕様とされる。
09グリップは手のひらが小さい人でも握り込みやすい小径のものに。2015年ニューモデルとして発表されたモデルには標準装備とされるもの。
10パッセンジャー用シートに変更はないが、変わったのはライダー用シート。
11ベースモデルである各ウルトラと比べ、肉抜きされたかなり薄い仕様になった。
12奥に見えるのが従来のウルトラ、手前がウルトラローの画像。シート高は55mmも下がっている。
13さらにプライマリーカバーとダービーカバーをスリムにし、着地する際の足の邪魔にならないよう配慮。
14上から見るとこの薄さ。
15従来のウルトラとウルトラローを真上から見比べた図。その違いは歴然。
16これまでだと着地時にプライマリーカバーが足に干渉していたのだが、このフラットなカバーの採用により解消された。
17ローダウンしたことを受け、バンク時の危険を知らせるためのバンクセンサーをステップボード下部に設置。
18パッセンジャー用フットボードもデザインチェンジ。高さが調整できるようアップグレードされた。
19プライマリーカバー下部に隠れがちなスタンドを出しやすくするため、トゥタブ付きのジフィースタンドに変更。
20構造上の違いから、従来のウルトラだとトップケースに備わっている赤いランプは走行時でも点灯しているのだが、各ウルトラローは走行時には点灯せず、ブレーキング時のみの点灯となる(テールランプは従来どおりの仕様)。
21エンジンは最新仕様である空水冷機能を持つ『ツインクールド ツインカム103エンジン』を搭載。
22ロアフェアリング内には水冷機能用のラジエターが備わっている。
23デイメーカーLEDヘッドランプとLEDスポットランプを採用。夜間走行時の明るさは他モデルの比ではない。
24フレームとともに剛性アップが図られた最新フロントフォークには、25mmローダウンさせるためのプレミアムロワードサスペンションが内蔵されている。
25同じくダクトが設けられたスプリットストリームベントを備える。
26フューエルタンクの容量は22.7リットルとビッグサイズ。どれほどの長旅でも対応してくれるスケールだ。
27ヘルメット2個は収容できるトップケースはご覧のとおり。小物を収納するレザーケースも備わる。
28ワンタッチで開けられる新型のサドルバッグもPROJECT RUSHMOREからの採用。