ヨハネスブルグからダムストロアーム、そしてクルーガー国立公園、スワジランド王国を抜けた一行はシャヤモヤを発ち、ついにインド洋沿いに出る。このMAPでは、DAY4からマルギットで過ごしたことになっているが、正確にはDAY4はダーバンで宿泊。マルギットに滞在したのはDAY5-6の2日間だった。
赤い道をひたすら走っては現れる幹線道路沿いの村には
そこに住む人々がワンサカといて活気に満ちあふれていた
ハーレーダビッドソンジャパン代表取締役のスチュワート・ファレル氏と、H-D本社(ミルウォーキー)のマーケティングトップ、マークハンズ・リッチャー氏、H-DのVIPらと最新のツーリングファミリーに乗って出発した南アフリカツーリング。
ヨハネスブルグからスワジランド王国を縦断し、4日間で1500km強のツーリングもいよいよ後半に突入。地形はアップダウンに富み、景色は見渡す限りの大平原を通り抜けたかと思えば、山岳のワインディングが続くといった具合で表情がじつに豊か。変化があって、ハーレーのような大排気量クルーザーで走るには絶好のロケーションだが、ヨハネスブルグを離れて以来、道路には前輪を落とせば転倒必須の穴ボコが目立ち、これには参った。そんなローカル路も制限速度は100km/hと高く、先頭を任せたH-D South Africaのルイスはそれをキープし続けた。
ゴールはインド洋沿いのリゾート地・マルギット。Virgin Harley Vol.27(6/14発売)の誌面でも合計10ページにわたって記事を展開。そちらと合わせて、楽しんでいただきたい!
フォトTOPICS(写真点数/50枚)
01H-D本社(ミルウォーキー)のマーケティングトップ、マークハンズ・リッチャー氏。ウルトラリミテッドでシャヤモヤを出発。
02シャヤモヤのロッジで働く彼女。聞けば間もなくお嫁にいっちゃうとのこと。
03サバンナを象徴する木=サバンナ・アカシア(Acacia tortilis)。サバンナの写真や映像には必ずといっていいほど登場する。
04デュアルハロゲンヘッドライトを新採用し、レザーサドルバッグをリアサイドに持つロードキングクラシック。ゆったりとした乗り心地を実現するフットボードや大柄なウインドシールドでロングランも疲れ知らず。
05都市部では高速道路が開通している。ハイウェイのゲートには近代的な無線式料金収受システムがあり、おっ、進んでるなと思いきや、ジャンクション付近には本線上だというのにヒッチハイクや乗合タクシーを拾おうとする人がワンサカと立っているし、路側帯だけでなく中央分離帯にも人が歩いているから、やはり近代的とまでは言い切れない。
06高速道路料金所を越えてすぐの路側帯に、バナナ売りの露店を出すオバサン。
07常連客だろうか、「まいど~」ってな感じでバナナが売れた様子。
08ツインクールドエンジンを搭載する2014年式ウルトラリミテッド。クルーズコントロールのおかげで高速道路も快適。
09日が沈むころ、H-Dダーバンに到着。アフリカにもあるのだH-Dディーラー!
10ここは都会型の店舗で、ショッピングモールの1階にあった。ハーレーの保有台数は約1万5000台程度で、市場(650cc以上)シェア第2位のポジション(約16%)を獲得。
11南アフリカ共和国以外でハーレーを正規に販売している国はインド洋に浮かぶモーリシャスとレユニオンで、それぞれ1店舗ずつディーラーがあるという。
12H-D社はさらに2014年末までにアンゴラでの販売を開始することを計画中で、その後アフリカ大陸を北上し、多くの国でディーラーを増やすことを目指している。
13ディーラーの様子は日本やアメリカとほぼ同じ。世界的に共通化されているのが、よくわかる。
142階は広々としたバーエリア。
15店内の商品が少ないのは、アフリカバイクウィークのため、売り物がそちらへ回っているからだ。
16なんと日曜日はお休み、土曜日もお昼過ぎまで。平日も17時までだから、まじめに会社勤めしてたらH-Dディーラーでお買い物なんてできない。
17そしてインド洋に面したリゾート都市ダーバンに到着。ヨハネスブルグ、ケープタウンに次ぐ南アフリカ第3の都市で国際空港も完備。ナタール港はアフリカ最大の港で、世界でも9番目の規模を誇るとか。歴史も古く、ヴァスコ・ダ・ガマが1497年のクリスマスに停泊した記録が残り、これが「ナタール(クリスマス)」を意味するらしい。
18シーサイドには大型リゾートホテルが立ち並び、ボクたちも高層階に宿泊。
19インド洋から昇る朝日。さぁ、いよいよツーリング最終日。アフリカバイクウィークが行われているマルギットへ!
20寄り道をしてビアバレーサウザントヒルズへ。ズールー族が住むという山岳エリアだ。
21インド洋に一度出たが、ふたたび標高を上げて内陸部へ入っていく。
22しかし、どこへ行っても暖かく迎え入れてもらえる。沿道の人たちが笑顔とともに手を振ってくれるのだ。
23みなさん同じTシャツを着ている。選挙が近いらしい。
24これは内戦のときに使用された装甲車とのこと。
25ダーバンからマルギットへは、ロードキングに乗る女性ライダーが先頭に。しまった、名前を聞くのを忘れた! H-Dダーバンのスタッフだ。
26なんといっても路面はスリッピー。家畜の飛び出しもあるし、大きな穴もところどころに開いている。
276日間の滞在だったが雨は一滴たりとも降らなかった。いつも空は真っ青で眩しいほどだった。
28ハーレーダビッドソン・ジャパンの社長、スチュワート・ファレル氏。1500km強の道のりをボクらと一緒に走りきった。
29お揃いの白い民族衣装を着た女性たち。なにか、お仕事中だった様子。
30片側2車線のハイウェイは制限速度120km/h。木材を満載にした大きなトレーラーが、左車線をノンビリ流している。
312014年式ウルトラリミテッドに採用された6.5インチタッチパネル式ディスプレイ。南アフリカ仕様では、ナビゲーションシステムも使用可能。
32ロードキングの女性ライダーが集団を引っ張る。なかなかカッコイイ姿だ。
33サービスエリアでブレイクアウトに乗るライダーと出会った。親子でペアライド、アフリカバイクウィークが行われるマルギットへ向かっている。目的はボクらと同じだ。
34サービスエリアにあったお土産屋さんのブースで、お母さんと一緒に店番をしていた男の子。
35男の子のお母さんに「ハーレーと一緒に写真を撮ろう」と誘うと、照れまくる次第。
36ハイチーズ! ニコヤカに笑ってくれました。
37頭の上に荷物を載せた人、たくさん見ましたが、どうしてこんなことができるのでしょう。バランス感覚良すぎ!
38今回のツーリングでは、アライヘルメット製のH-Dヘルメットを被りました。3万7400円、新製品です。
392014年式ツーリングファミリーが新採用した前後連動式ABSブレーキは、悪路でのロングランでも安心をもたらしてくれた。
40いよいよマルギットに。市内に入った途端、バイクだらけ。アフリカバイクウィークが行われているこの町で2日間滞在します!
41ここまでのツーリングをともに楽しんだマークハンズ・リッチャー氏。
42ハーレー歴は10年。最初に乗ったハーレーはナイトロッドスペシャルだった。~マークハンズ・リッチャー
43いまはロードグライドカスタムとV-RODマッスルを所有している。~マークハンズ・リッチャー
44世界中をハーレーで走っているが、なかでも印象に残っているのがストリートグライドで走ったチベットかな。~マークハンズ・リッチャー
45今回のスワジランドでもそうだったが、チベットでもハーレーを見るために村の人々がみんな集まってくれた。~マークハンズ・リッチャー
46ハーレーが停まれば、みんなが笑顔で近づいてきてくれる。これは世界共通だ。~マークハンズ・リッチャー
47ここ南アフリカも素晴らしいところだったし、日本のメディアチームと走ったのはエキサイティングだった。よく飛ばすし、みんな親切だし。~マークハンズ・リッチャー
48世界中のイベントにも参加し、日本ではホットロッドカスタムショーを訪れた。我々はカスタマーと一緒に成長し、そしてバイクのカスタムにも協力する。互いをリスペクトしているんだ。~マークハンズ・リッチャー
49リスペクトによる成長は、世界中世代を超えて通用する。~マークハンズ・リッチャー
50ツーリング記はココまで。次回はついにマルギットの町全体で行われていたAFRICA BIKE WEEK(アフリカバイクウィーク)潜入レポート。JAPANチームとしてパレードランに参加するなど、HOTな2日間を過ごした!