これ以上ないというほど爽やかな朝を迎えた西伊豆。今日も走るのが楽しみだ。
伊豆に広がる未踏の世界へ
チョッパー軍団が峠を攻める
2日め、爽快な朝を迎えた HIDE MOTORCYCLE のチョッパーハーレー御一行は、ビルダー HIDE さんとワタリさんの企み(?)により、バイク乗りが好んで訪れる名峠、西伊豆スカイラインへと導かれていく。「これが人生初の峠」という方もいる面々での峠攻め、おっかなびっくりな面がありつつも、チョッパーハーレーがコーナーを攻めていくさまは、スーパースポーツのそれとは違った空気感をまとっていた。また鮮やかな姿を現した富士山を前に、これまで感じたことのない高揚感を味わった人もいたようだ。
伊豆だからこそ味わえる魅力が盛りだくさんだった今回の一泊ツーリング、さまざまな“お初体験”をしたチョッパー軍団は心地良い満足感とともに帰路についた。「またツーリング企画をやろうと思う」というビルダー HIDE さん。今度はどこへ走りに行くのか。
フォトTOPICS(写真点数/47枚)
01全員寝起きモード。しかしテーブルに並べられた直食を見て目が覚める。
02ご覧のような豪勢さ。これで宿泊費 8,000 円 (別途ドリンク代/2012年3月現在) というのは大変お値打ち。
03食後、ベランダにて日光浴をしながらくつろぐ。「ゆっくり行きましょうや~」
04まったりした後、出発。さて、今日はどこを走って帰るのか。
05昨日の強風の影響か、シートやフェンダーをよーく見ると、潮がかかっていた。次の休日の過ごし方は洗車に決定。
062日めスタート。往路を戻っている感じだったが、実は HIDE さんとワタリさんは別のルートを設定していた。
07未知の世界 (?) に飛び込む前に給油。もはや儀式。
08県道 410 号線へと入っていく。この先にあるのは仁科峠……え、峠ですか? HIDE さん。
09菜の花が咲き誇る道を行く。もう春はすぐそこだ。
10風景の変化とともに、次第に道が険しくなってきた。
11鬱蒼と生い茂る森のなかを駆け抜けるハーレー軍団。
12U字にS字、しかもコーナー時の勾配がハンパない。チョッパーエヴォスポのサトウさんは四苦八苦しながら走っていく。
13ようやく休憩スポットである西天城高原 牧場の家に到着。
14「うおー、すげー!」と、歓声があがった。
15素晴らしき見晴らしかな。ここまで登りきった者にしか見られないパノラマだ。
16今回が人生初の峠という方が数名いた面々での峠攻め。達成感もあり、感慨もひとしお?
17その横を、スポーツバイクが走っていく。確かにこうしたシチュエーションにはお馴染みの光景である。
18「(タイヤに)フェンダー、当たってない? すごいな」と HIDE さん。このバイクを造った当人のはず……。
19なんというギリギリクリアランス。しかしタイヤに溝はついていない。「後ろから見ていたら、ちょいちょい沈んでたよ」とワタリさん。
20「峠、すげー面白いわー」と、カスガさん。でも車高は上げたくないらしい。頑張ってステップ削っちゃおう。
21再び走り出す。今度は西伊豆スカイラインを走破するぞ。
22スカイラインの名にふさわしい、まるで天空へ向かうかのような快走路だ。
23チョッパーカスタムのヴィンテージハーレーだって、これだけ軽やかに走れる。
24BMW R1200GS とすれ違う。タイプやメーカーは違えど、このひとときを楽しむ気持ちはシンクロしている。
25スポーツバイクで走りに来たライダーたちが、チョッパー軍団に目をやる。その心中や如何に。
26だるま山高原レストハウスで小休止。「西伊豆スカイライン、気持ち良いなー」
27富士山の姿がはっきりと。快晴に恵まれた恩恵だが、ここまで走ってきたからこその価値がある。
28「富士山、きれいだなー」 やはりこの景色が見られると喜びを隠しきれない。
29スーパースポーツのチームを眺めるカスガさん、決してガンをつけているわけではない。「ニンジャ、カッコいいなぁ」
30キヤさんのショベルにまたがるソウさん。そろそろ買い替えか。
31そしてソウさんのカフェ・スポーツに試乗する HIDE さん。
32ちょこっと小休止のはずが、話が弾んで小1時間ほど居座ってしまった。でも、これが楽しいのだ。
33だるま山高原レストハウスから下山。修善寺の市街地を走り抜ける。
34往路で利用した修善寺道路へ。ソウさんのヘッドライトがハイビームばりに眩しい。
35正午過ぎ、まだまだ陽が高いが、まったりペースで帰路につくのが粋な大人の嗜みというもの。
36背中のリュックの重量次第でフェンダーとタイヤが擦れないのだろうか……と、いらぬ心配をしてしまう。
37決してスピードは速くなかったけど、タカシさんは自分のペースでスカイラインを堪能していた。
38このチョッパー・ショベルで攻めた走りをしていたキヤさん。関西人気質だから?
39Challenger デザインの BUCO RECER がカッコいいサトウさん、今回が人生初の峠。「すごく楽しかったよ」
40まるで非日常から現実へとくぐり抜けるトンネルのよう。
41周囲の風景に緑が増えてきたのが嬉しい。4月にもなれば、新緑で覆われているだろうか。
42富士山ともお別れ。また見に来よう。
43沼津市内で再び給油。ここから足柄 SA まで走っていく。
44足柄 SA に到着。絶好のツーリング日和だったからか、バイクがすごく多かった。
45サービスエリアで販売していたご当地チーズを購入したキヤさん。試食の味が気に入ったらしい。
46ここでようやく昼食。やっぱり食べるものは食べないと。
47ここ足柄 SA から海老名 SA まで走り、そこで解散。各々帰路へと着いた。次回、ヒデモがどんな企画をしてくれるのか楽しみにしよう。