2010年型ダイナファミリーの新型車として加わったのが、復活を果たしたダイナワイドグライドだ。他のダイナ同様、ツインカム96を搭載するが、キャスターが他の29度に対し34度と寝ており、前輪は21インチ、当然、フォークピッチはワイドである。塗色は写真のフレイム(炎)のほか、ブラックとレッドもある。
再度の復活を果たした
ファクトリーチョッパー
初代ワイドグライドは1980年、先々代のエンジン、ショベルをデュオグライド系フレームに搭載、長くて寝かせたフロントフォークをワイドピッチで取り付け(これがワイドグライドの由来)、そのフォルムを強調するため前輪21インチとしたチョッパーとして登場。
その後、’91年の2点ラバーマウントフレームのダイナ系に組み合わせ、’93年にダイナワイドグライドとして復活、さらにツインカム88を搭載したモデルが’01~’07年に存続していた。そして、2010年型としてツインカム96を搭載し、3度目の復活を果たしたわけである。
フォトTOPICS(写真点数/8枚)
01ダイナファミリーだけでなく、2010年型ビッグツイン搭載車のエンジンには全て、5速ギヤにもはすば歯車が採用された。パワートレインとバッテリーボックスにはリンクルブラックパウダーコート仕上げが施される。
02フロン卜フォークはφ49mm正立型で、ピッチはワイドグライド。
03ダイナ系スポークホイール装着車には、新デザインとなる7ピンのフローティングディスクが採用された。
04レ卜ロスタイルのテールライトにもLEDが採用された。シーシーバーはブラックワイヤで、リヤフェンダーはチョップドタイプ。エキゾース卜は“卜ミーガン”だ。
05ワイドグライドは燃料タンク上のダッシュパネルに速度計が設置される。2010年型ダイナ系は全車、燃料タンクトンネルが拡張された。また、ハンドルバー内に配線が配される。
06ワイドグライドは燃料タンク上のダッシュパネルに速度計が設置される。2010年型ダイナ系は全車、燃料タンクトンネルが拡張された。また、ハンドルバー内に配線が配される。