2010年型として登場したエレクトラグライド・ウルトラ・リミテッドは、ツーリングファミリーの中でも最上級となる旗艦モデルで、排気量をビッグツイン系最大に拡大するとともに、豪華装備を見事にパッケージングしている。塗色は写真のブラック/パールのほか、レッド/ブラック、パール/ブラックが用意される。
新旗艦に洗練された
快適性とH-Dらしさ
ハーレーといえば、エレクトラグライド。1965年、デュオグライドにエレクトリック・セルスターターが装着されたことがネーミングの由来なのだが、フルドレスで威風堂々としたスタイリングはそもそもはH-D唯一のものであり、イメージリーダーになってきたのである。
このエレク卜ラグライド・ウルトラ・リミテッドは、ツーリングファミリーの新旗艦モデルだ。103キュービックインチ(1689cc)のH-D最大排気量を持ち、ヒーテッドグリップ、ラゲージラック、オイルクーラー、専用メーターパネルなどを装備、ウルトラ・リミテッド=超限定とするだけのことはある、まさに豪華モデルなのだ。
フォトTOPICS(写真点数/8枚)
01ボア・ストロークをφ95.3 x 111.1mm→φ98.4×111.1mmとし、96→103キュービックインチ(1584→1689cc)へと排気量を量産ビッグツイン最大に拡大したエンジン。2010年型ツーリングファミリーは全車、小型O2センサーを採用。
02排気量拡大による発熱量増大に対応して、エンジン前方下部にはオイルクーラーを装備している。
03フロン卜フェンダーにはLIMITEDの文字が刻まれる。ツーリングファミリーは全車、ABSが装備されている。
04メーターは専用デザイン。中央の大型二眼メーターは、アナログ式の速度計と回転計である。4輪車的な豪華さである。
05後部には、バックレス卜、キャリア、卜ップケースを兼ねたツアーパックラゲージラックが装備される。
06ステップはフットボード式で、位置も無理がない。ロアフェアリングにはコンパー卜メン卜(小物入れ)が設けられている。