バーチュオーゾが手掛けた1952 Kチョッパー。ヘビのようにうねるフューエルタンクとカチ上げられたマフラーに注目していただきたい。
11.03に横浜赤レンガ倉庫で開催されたクールブレイカープレミアム、最速レポート第二弾。ショー前日の搬入日はあいにくの雨だったが、当日は晴れ渡る快晴に恵まれ暑いくらいの陽気だった。そんな天候にも恵まれ、会場には多くのオーディエンスが駆けつけた。横浜という場所柄もあり、二輪用駐車場は用意されなかったが、今回のクールブレイカーはアルコールをメインにしたワンドリンク付きのプレミアムショーなので、ビール片手にゆったりと至極のカスタムマシンを吟味するオーディエンスが多かったことも印象深かった。それでは前回紹介しきれなかったマシンをじっくりと堪能あれ!
絞り込まれたラビットバーからフューエルタンクへの変則的な流れが真骨頂のこのマシン。名付けて「Kink Snake」。
2014年のHRCSの覇者、チェリーズカンパニーが製作したChronos。ビルダー黒須さんの現在の到達点と言える渾身のマシンである。
ディテイルの作り込みに宿るビルダーのプライド。走ることに念頭を置いたカスタマイズがチェリーズカンパニーのマナー。
現在のチェリーズカンパニーのスタイルの原点とも言えるマシンが、このRAIZINである。曲線を描くシングルクレードルフレームにスラントしたタンクが特徴。
絶妙な曲線で構成された手曲げマフラーとショートフェンダーとのバランス。フェンダーストラットの取り付け方法も抜かりなし。
1994年、ゼロエンジニアリング時代の木村さんが手掛けたパンヘッドカスタム。第二回ハーベストタイムでキングオブカスタムを受賞したマシンである。
時代を圧巻したゼロスタイルが生まれる前の木村さんにとって記念碑的なこのパンヘッド。まさに今回のプレミアムショーにふさわしいマシンと言える。
カスタムワークスゾン、躍進のきっかけとなった2006年製作のHadel。2007年のスタージスのスパーラジカルクラスで1stプレイスを獲得。
2009年、今から6年前に製作されたゾンのPROGRESSO。前後大径ホイールを装着したマシンであるが、そのバランスは申し分ないものだ。
複雑な造形のフューエルタンク。ストレッチされたステムヘッドからの流れるようなラインがこのマシンの見所と言える。
立体的な、まるでステンドガラスのようなカスタムペイントがPROGRESSOには施されている。手掛けたのはセンタールーツ。
ロナーセイジの新作パンヘッドカスタム。下方へとスラントする変則的な形状のフューエルタンクが最大の見せ場となっている。
F21/R16というセッティングにスプリングフォークが取り付けられたロナーセイジの十八番とも言えるスタイリング。そこに圧倒的な作り込みのディテイルが加わる。
美しいカスタムペイントもロナーセイジの仕事。どこか和のテイストを感じさせるところもロナーセイジのマシンの特徴だ。
2007年製作のパンヘッドカスタム。ロナーセイジの手によるマシンだと、ひと目で分かる圧倒的な個性が宿っている。
ハンドルやキャブなど、細かなアップデイトが施され今回のショーにエントリー。タンク上面からリアフェンダーへと続く、カスタムペイントは光の加減で様々な表情を見せる。
すべてにこだわり、そしてすべてを手に入れるという指針で製作されたロナーセイジ渾身のマシンである。
ワイルドロード製作の1941 BEN-HUR。繊細、かつ美しいロングフォークチョッパーの代名詞的存在と言える
美しいクラウン型のフューエルキャップの作り込みたるや!
光を受けて美しく輝くツイステッド加工が徹底的に施されたBEN-HUR。
ロングフォークチョッパーの金字塔と言えば、ワイルドロードが手掛けた1941 God of Tornadoだろう。
まるで生き物のようなディテイルが与えられたこちらのマシン。ワイルドロードのスタイルが前面に押し出されている。
フィッシュテイルマフラーのガードまで徹底的にツイストされている。見れば見るほどに驚かされる驚愕のディテイルである。
クールブレイカープレミアムの出展ビルダーを囲んで業界関係者で記念撮影。日本のカスタムシーンを支え続けてきた豪華メンバー!