会場を埋め尽くすNUTSART WORKSの作品群
1996年にサインペインターとして活動を開始し、数々の店舗サインやブランドのグラフィックを手掛けてきたNUTS ART WORKS。2014年末に17年間のキャリアをまとめた、アーカイブブック「SIGN PAINTERS AND TRAVELERS HAVE LEAVE TO LIE」を発表し、国内外から注目を集める氏のキャリア史上初となる本格的なエキシビションが、去る6月20日(土)~25日(木)に渋谷区神宮前のVACANTで開催された。
パーソナルな作品に加え、今回のエキシビジョン用に描きあげた新作を含む100点以上の作品群が会場を埋め尽くす様は圧巻である。期間中は会場限定でNEIGHBORHOOD/WTAPS/OLD JOEとのスペシャルコラボレーションアイテムやNUTS ART WORKSオリジナルグッズも販売された。それでは、全て手描きで仕上げられた実物の作品を実際に見られる貴重な機会となった今回のエキシビションの模様を早速お伝えしよう。
今回のエキシビジョンは去る6月20日(土)~25日(木)にVACANTで開催された
壁はもちろんのこと、一部天井にまで作品が展示された
この写真だけでも圧倒的なまでの世界観を感じていただけるはずだ
手描きならではの筆の動きに注目
タイムレスな髑髏
ペンキと筆にこだわり無限の可能性に挑む
二次元のサインペイントであるが、その奥に潜む何かを感じずにはいられない
会場に一歩入れば、空気が変わる
縦3260mm×横7290mmの大作「ANTIQUES TOKYO TOKYO」
会場ではオリジナルアイテムも販売された
ヘルメットをキャンバスに独自の世界観を表現
額装まで手掛けたガラスのサインペイント
サインペイントの基本であるレタリング
時の流れが止まってしまったかのような会場内
緻密に配置されたサインペイント
時代を超越した独自の時間軸を感じる作品群
力強さと繊細さが同居した無二のサインペイント
デザインはもちろん、その配色により独自の空気を生み出す
木の温もりが感じられることも大きな特徴である
見る者の想像を掻き立てるデザイン
様式美の中に、侘寂を封じ込めた圧巻の仕上がり
国や時代をはるかに超越した独自の世界
サインペイントというアート
自らを看板屋と名乗るNUTS ART WORKS