ショベルヘッドをベースにガレージチョッパー然とした雰囲気でFLOWの手により仕上げられたコチラの車両。シートの浮き具合が絶妙だ。
日本を代表するカスタムショーへと成長した名古屋発信の「JOINTS CUSTOM BIKE SHOW」。2014.04.20、恒例のポートメッセ名古屋で開催された今期のショーでは入場者数8,500人、そして昨年を大きく上回る出展カスタムマシンは320台を記録。前日の天気予報では「曇り」との予報であったが、午前中からポツリポツリと小雨が降りだした。しかし来場者用駐車場にはバイクが溢れていた。やはり名古屋のカスタムフリークは熱い! もちろん会場内も盛り上がっていた。ポートメッセ名古屋の中でも最大級の3号館に場所を移して開催された今期のJOINTSであったが、会場内はオーディエンスでスシ詰め状態。朝10時の会場前にはJOINTS恒例の長蛇の列ができていたことは言うまでもないだろう。カスタムペインターが集結するペイントウォールにライドインショー、さらに今期もショベルヘッドカスタムのプレゼント企画が用意され、来場者はヒートアップ! 今回はJOINTS 2014の網様を3回に分けてレポート。それでは第二弾をお届け。
エキセントリックなマシンを作り出す山梨県のKARUGA SHOTENが手掛けたパンヘッドカスタム。マフラーの処理に個性が宿っている。
EVOスポーツリジッドをベースとし、BERRY BADSによりチョッパーに仕立てられた一台。やや後ろ下がりのスタイリングとマフラーがこだわり。
Y’s MOTORCYCLEが製作したショベルヘッド。前後のタイヤパターンとリアのショートフェンダーでダートテイストをうまく演出している。
バイブズPICKを獲得したSPIKEが手掛けたロングフォークチョッパー。徹底してロングフォークにこだわり続ける同店だけに、その完成度は非常に高い。
モトショップトノウチが持ち込んだショベルヘッド。決して派手なマシンではないが、長く付き合うほどにその良さが染み込んでくるような定番のカスタムである。
地元名古屋のRisky Businessが展示したショベルスポーツ。注目すべきはフューエルタンクからリアフェンダーまで一体型のエクステリア。メッキスイングアームも◎。
ショベルヘッドをベースに仕上げられたSTOOPのマシン。コーンモーターを取り囲むように設置されたマフラーのフォルムが個性的である。
隙のない丁寧な作り込みで定評のあるグラベルクルーが手掛けたショベルヘッド。サス付きの4速フレームを生かしたモディファイが加えられている。
パーツディストリビューター、ネオファクトリーのブース。EVOスポーツベースのデモカスタムはクリーンな印象。最新カタログも無料で配布されていた。
綺羅びやかなカスタムショーには、やはり磨き上げられたマシンがよく似合う。オーナーの夢が詰まった唯一無二のカスタムマシンである。
カスタムショーに出展するマシンに乗って自走でやってくるショップは、昨今あまり多くはない。言わば会場までがライドインショーである。
RSDのEVOスポーツカスタム。1971FXスーパーグライドのようなフォルムが与えられたシートカウルが取り付けられたカフェレーサー。
稀代のカスタムペインター、センタールーツのブースに展示されたTCダイナカスタム。見せ場は、もちろんこのカスタムペイントである。
パンヘッドをベースに仕上げられたバランスのいいコチラのマシン。製作はRIPPLEが担当。前後のHリムにバレル型オイルタンクがポイントとなっている。
チョッパージャーナルPICKを獲得したWCRESTのパンヘッドディガー。美しいスタイリングはもちろんこのと、ディテイルの作り込みが尋常ではない。
吊り下げ式のヘッドライトステーにエッジが効いたオイルタンク、さらに複雑な造形のフューエルタンクに高い板金技術を感じさせる一台。
今期のホットバイクジャパンPICKを獲得したのはアスタリスクが手掛けたご覧の一台。オートバイ然としたスタイリングが受賞の要因である。
ベストパンヘッドを受賞したMCDのマシン。オールドモーターに前後のビレットホールが違和感なくマッチしている。さすがのバランス感覚である。
山口県から参加したバドロータスが仕上げたショベルヘッド。有機的なマフラーの取り回しがかなり個性的である。シッシーバーの造形もポイント。
タイトなラビットバーに、ツイストされたジョッキーシフト、ハイマウントされたピーナッツタンクのカスタムペイントなど見所は尽きない。
バッドランドのV-RODカスタムとともにセクシーな女性を撮影。彼女の妖艶な雰囲気がカスタムマシンとベストマッチ。
セレクテッドTCカスタムとキュートな女性。なぜかCWZの吉澤さんと2ショット。A-syksの田中さんはマシンのお手入れ中か??
センタールーツが展示したフューエルタンクのペイントサンプル。独自のセンスにより、カスタムペイントの無限の可能性に挑む。
食い入るようにディテイルを凝視すれば、会場では気付かないような思いがけない発見があることも……。
JOINTSの目玉コンテンツであるライドインショー。今期は会場を縦断する大胆なコース取りで開催された。まずは四輪ゲストカーがライドイン。
パラダイスロードの下平さん自らが運転し、GALAXIANがライドイン。会場の興奮はイッキに最高潮に!
続いてオートバイがライドイン。ご覧のマシンはバッドランド近年の代表作、スーパーハイエンドカスタムが走る姿は壮絶。
セレクテッドのロードゴーイングカスタムも西岡さん自らがライドイン。やはりカスタムマシンは走ってこそのものである。
ケンズファクトリーの永井さんも今期の目玉カスタムでライドインショーに参加。走る状態でショーにエントリーするのが、ケンズのマナーである。
ベストツイークに選ばれたケンズファクトリーのブランニューカスタム。怒涛のスーパーチャージャーを搭載した渾身のマシンに仕上げられている。
オリジナルのガーターフォークにラジカルなヘッドライト、ダウンチューブに設置されたオイルタンクに独自のフォルムが与えられたレザーソロシート。
コチラのマシンもケンズが手掛けたブランニュー。シックな印象のカラーリングのマシンであるが、要所の作り込みは驚愕に値する。
PM PICKとベストバガーをダブルで受賞したIRON PADOCKのバガーカスタム。バガースタイルの最新のトレンドを反映した怒涛のマシン。
ムーンアイズのブースに展示されたムーンディガー。製作はIM FACTORY、カスタムペイントはシェイキンスピードグラフィックスが担当。
ベストエボリューションを獲得したチェリーズカンパニーのマシン。ビルダーの黒須さんはサラリと仕上げたマシンと言うが……
ハイトの高い分割型タンクは右がガソリン、左がオイルタンクとなっている。そしてボリュームのあるシートカウルでタンクとバランス取りされている。
昨年に引き続きショベルヘッドのプレゼント企画が実施された。見事、夢のマシンを獲得したのは大阪からやってきた大井さんだ!
ベストショベルヘッドを受賞したのはアワード常連のCWZが製作したご覧のマシン。片持ちリジッドフレームが最大の見所となっている。
タイトなハンドルバーにリンク式のジョッキーシフト、スマートなフューエルタンクには彫金が施されたメタルプレートが設置されている。