朝8時30分の開場間もなく、ご覧のようにパシフィコ横浜はフリークで埋め尽くされた。この集客力は驚愕と言えるだろう。
2013年の締めくくりとしてカスタムフリークお待ちかねの「22nd Annual YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2013(HCS)」が12月1日(日)にパシフィコ横浜で開催された。気になる今期のゲストは今年で4度目の登場となるChopper DaveにCycle Zombiers、さらにBorn Free 5 で「Best in Show」に選ばれたScott ‘T-BONE’ JonesにインバイトビルダーだったJeff LeightonやJoey Canoが愛機とともに来日。そしてCARS GUESTには OLD CROW SPEED SHOPのBobby GreenがBELLYTANK「LAKESTAR」を引っさげ登場。ショー当日の朝は来場者の長蛇の列のため、予定の9時から8時30分に開場が繰り上げられ、そのあとのライドインショーで会場は熱気に包まれた。その他、目玉コンテンツであるピンストライプギャザリングやRAT ISLANDには4輪ホットロッドを中心に同テイストのモーターサイクルが集められた。それでは今期HCSの模様を完全レポート!
イベント前日の土曜日は朝7時から搬入作業が行われた。出展車両の磨き込みやブースのセッティングに出展者は大忙しの様子。
イベント当日は、詰めかけたオーディエンスの長蛇の列に開場を30分繰り上げて8時30分にゲートオープン。イッキに来場者が会場に吸い込まれていく。
滋賀県の旧車専科、CHEAP THRILLは46と47という2台のWRを展示。ディスプレイがなんとも洒落ている。
昨今フラットヘッドに傾倒するJENE CHOPPERSが持ち込んだフラッティー。シンプルであるが、同店ならではのセンスが光る一台。
STOOP MOTORCYCLESは2台のショベルヘッドをエントリー。存在感のあるディスプレイにも注目していただきたい。
カスタムショーの常連であるRODEO MOTORCYCLEは3台のマシンを展示。同店の定番モデルにモディファイを加えた意欲作だ。
HCSの目玉であるライドインショーの準備のために会場裏の搬入口に集まる今期ゲストの記念撮影を行った。さあ、いよいよライドインショーがはじまる。
終始リラックスした様子だったChopper Daveに昨年のウイナー、チェリーズカンパニーの黒須さん。Scott ‘T-BONE’ Jonesはプラグ交換中。
昨年のBest Of Automotiveである1949 Mercuryが火を吹きながらライドイン。会場のボルテージは最高潮!
Joey Canoがスキニーな1947ナックルヘッドカスタムでライドイン。やはりカスタムマシンは走る姿が美しい。
Cycle ZombiersのBig Scott Stopnikが1947ナックルチョッパーとともにライドイン。ケガキなポジションの攻撃的なマシンである。
HBJ.comでもお馴染みのシェイキンは愛機のデュオグライドの兄弟機とも言えるマシンを計3台エントリー。まさに「Panhead Forever」。
メタルフレークにアイボリーのスキャロップが大胆にあしらわれたデュオグライド。ハマーサイクルのベル型エアクリーナーがアクセントになっている。
ホワイトリボンが眩しいコチラはハイドラグライド。アイボリーブラウンのベースにホワイトのフレイムが映える一台である。
東京で精力的に活動するサムズは、ならではのチョッパーを2台エントリー。絞り込まれたハンドルバーが走りを予感させる。
ロードホッパーのブースではZERO ENGINEERINGが手掛けたロードホッパーの「和」テイストと融合する女体書道、圭春さんとコラボレーションが実現。
ロードホッパー注目のTYPE 9iのカスタマシンやTYPE 5 SHOVELが展示された。もはやこのスタイルはスタンダードと言えるだろう。
遥々熊本からエントリーを果たしたRED HOT MOTORCYCLESは精力的にブースを展開。1948WRに1945FLなど同店ならではのチョッパーを数多く展示。
地元横浜のROUGH MOTORCYCLE GARAGEが持ち込んだパンヘッド。決して大幅なモディファイが加えられているわけではないが、まさにセンスが光る一台。
一見するとシンプルなフラットヘッドであるが、タンクのディテイルやリアフェンダーなど、見れば見るほど個性的なマシンに仕上げられている。
残念ながら写真では確認できないが、外装のビビ割れた塗装がなんとも言えない雰囲気を醸し出しているパンヘッド。角材を結束したディスプレイも洒落ている。
Born Free 5に参加した京都のラックモーターサイクルが手掛けたパンショベルはマフラーが見所となっている。W&W CYCLE’S Pickを受賞。
HIDE MOTORCYCLEが持ち込んだBUELLカスタム。異様なまでのフォルムを身に纏ったこのマシンは会場でも唯一無二の存在感を放っていた。
NEIGHBORHOOD 滝沢さんのJURASSIC CUSTOM (Jurassic paint + 4d studio + Cheetah cc)ではCheetahさんが製作したトライアンフ2台がPickを受賞。
ベンダーブースは来場者で溢れ返っていた。TROPHYに初出展のROLL、NEO FACTORYにMOONEYESのブースも大盛況。
BRAT STYLE高嶺さんの愛機、ダートスタイルのパンヘッド。自由な発想から生まれた、今のBRAT STYLEを象徴するスタイル。
EVOスポーツにKRタンクを装着したBRAT STYLEのマシン。クリップオンバーでさらにレーシーなスタイルに仕上げられている。
Born Free Pickを獲得したデュアスカラスのナックルヘッドチョッパー。来季のBorn Freeに招待されることが決定!
なんと20台近くものビンテージ車両を持ち込んだHAWGHOLIC。まさに同店の集大成とも言える車両が今期HCSに集結した。
HAWGHOLICが展示した40ELチョッパーにフロントAssyがポイントの38ELナックル、さらにサビが迫力の46FLナックルに同じく46のFLボッバー。
BEAN BANDITSのレーサーやホットロッドも展示された。ホットロッドカスタムショーの名にふさわしい車両の数々。
バドロータスが製作したショベルヘッド、注目はオイルタンクを兼ねるリアフェンダーの作り込み。マフラーの取り回しも斬新だ。
60年代スタイルを貫き通す、HAMANS CHOP SHOPは2台のパンヘッドをエントリー。イエローとグリーンというカラーリングの対比も「粋」である。
OWLをオリジナルパーツの販売とナックルヘッドを展示。少量生産のこだわりのパーツはマニアから注目を集めている。
Chopper Dave の愛機、2006 Turbo Sportster「Steel Shoe」は絶好調の様子。その名の通り、ターボチャージャーが組み込まれたモンスターである。
Cycle ZombiersのBig Scott Stopnikの1947ナックルヘッドチョッパー。怒涛のカチ上げマフラー&シッシーバーとハンドルバーに絶句!
Joey Canoの1947 ELナックルヘッド。美しいモールディングが施されたフレームとタイトなエクステリアが融合した一台。
HCSに初出展となるBMWが持ち込んだコンセプト90。ローランドサンズがデザインに加わったファクトリーカスタムモデル。
UNFINISHのベンダーブースに展示されたナックルヘッド。リアのブロックタイヤとスプリングが仕込まれたシートでダートスタイルに仕上げられている。
今期のBEST H-Dを獲得したHOT CHOPの1967アーリーショベル。同店特有の手の凝ったディテイルがポイントとなるマシンである。
独特な形状のフューエルタンクに、肉抜きされたライザーバー、六角形のマフラーなど見所満載。BEST H-Dおめでとうございます!
昨年に引き続いて個性的なブース展開を行うWESCO。SEMBA、SWALLOW TAIL、JAM’Z GARAGE、GALLUPの車両がWESCOブーツとともに展示された。
ブランチヘッドが組み込まれ1750ccにスープアップされたSEMBAの1972年製アイアンドラッグレーサー。ボートテイルに注目!
JOEY CANO’S Pickを獲得したSWALLOW TAILのパンヘッドチョッパー。60年代の手法を正確に再現したマシンである。
SWALLOW TAILの看板マシンである1965FLH。クロムハーツ×ウエスコのブーツととに展示された。
WESCO JAPANディレクターの河北さんが、ほぼお任せでGALLUPにオーダーして製作されたハイドラグライド。こだわりはシンプルな三段シート。
JAM’Z GARAGEが手掛けたアーリーショベル。丁寧かつクリーンに仕上げられた隙のないマシン。じっくりと付き合うに値する車両である。
さらにWESCOブースにはSEMBAの48WRレーサーにGALLUPのナックルチョッパー、JAM’ZのEVOスポーツカスタムにDehenのMCセーターも展示された。
出展されている車両のイメージに合わせてWESCOブーツも展示。モーターサイクルとブーツの融合だ。またWESCOブースではHBJ.comの動画を流させていただいた。