前日の搬入日、全国から続々とカスタムマシンが運び込まれてくる。この日に照準を合わせて製作された無二のマシンである。
名古屋発信のカスタムショーとして全国屈指のカスタムショーへと成長を遂げた「JOINTS CUSTOM BIKE SHOW」。2013.04.21にポートメッセ名古屋で開催された今期のショーでは入場者数8500人、出展バイク260台を数えた。この数値はモーターサイクルオンリーのカスタムショーとしては国内最大の規模であり、地域に分散するカスタムショー昨今のトレンドを鑑みても、名古屋地区の勢いを感じさせるものである。今期はイベントも盛り沢山であった。JOINTSの目玉コンテンツであるライドインショーをはじめ、カスタムペイントの祭典「PAINT WALL 2013」も同時開催。そして来場者にショベルヘッドがプレゼントされるという「GET THE SHOVEL HEAD」が催され、来場者のボルテージは最高潮に! 天気予報では雨が告げられていたが、当日は奇跡的に晴天に恵まれたJOINTS 2013の魅力を余すことなく最速レポート!
晴れの舞台であるカスタムショーを、さらに華々しいものへとすべくブースを作り込む。トータルで世界観を表現するのだ。
右上は車両を搬入するZONの植田さん、左上はジーンギーズの浅川さん。みなさん車両を磨いたりブースを整えたりと搬入日は大忙し。
天気予報では雨が告げられていたが、雨は早朝には上がり急激に天気は回復。10時のゲートオープン前にはご覧の人集りが!
待ちに待ったゲートオープンにより、会場に流れ込む来場者たち。さぁいよいよ日本一のカスタムバイクショーの開催だ!
JENEが持ち込んだアイアンチョッパー。ピンクのベースに、なんとヒョウ柄が描かれている。ペイントはビルダーの仁田さんが自ら行った。
DCキャブにワンオフのアルミ製エアクリーナーを装着。セリアーニのフォークにトラッカー風のハンドルバー、リアのホイールキャップも効いている。
YOSSY’S が製作したEVOカスタム。大柄なソフテイルフレームがベースであるが、非常に均整の取れたスタイリングに仕上げられている。
KANEWAKA IRON WORKSが手掛けたショベルヘッド。フレームからエクステリア、前後リムに至るまで赤で統一されている。タイトなボッバーとしてスタイリングにも隙がない。
パンヘッドをベースに丁寧に仕上げられたこちらのマシン。フレークが多用されたカスタムペイントは420KUSTOMSが担当している。
ショベルヘッドをベースにFRANTICが手掛けたマシン。やや後方にオフセットされたフューエルタンクとカチ上げ気味のハンドルバーがスタイリングのポイント。
サス付きのショベル4速フレームをベースにスタイリッシュに仕上げられたこちらのカスタム。製作は福岡のインディアンオレンジが担当している。
オーセンティックな旧車を扱うCYLAが展示したサービカーカスタム。この存在感は会場でも異彩を放っていた。特にリアエンドには絶句!
丁寧な仕事で定評のあるMOTOSHOP TONOUCHIが製作したアイアンチョッパー。ピーナッツタンクのマウント位置やグラフィックに只ならぬこだわりを感じる。
MOTOSHOP TONOUCHIが製作したもう一台は、ショベルベッドのチョッパーである。白にこだわり、非常にクリーンに仕上げられている。
今期のBEST 4SPEEDを受賞した京都のHOTCHOPが手掛けたショベルカスタム。一見するとシンプルなマシンに見えるが、その実……
U字型のライザーバーのフォルムに、オーナメント付きオリジナルキー、鋳物のフェンダーストラットは商品化予定とのこと。
淡いピンクのカラーリングがポイントのHEI CHOP SHOPが手掛けたアイアンチョッパー。マフラーの取り回しも手が凝っている。
マーブルカラーのタンクがアイコンのショベルカスタムとCCWベースのチョッパーを展示したバドロータス。2台とも丁寧に作り込まれている。
ディテイルの作り込み、そしてそのこだわりがマシンの完成度を大きく左右する。妥協なく徹底的に打ち込むことで結実するというわけだ。
カスタム定番のツイステッド加工も、ここまでやればまさにアートと言える。チョッパーとは、つまりはそういうものなのだ。
午前中の早い時間には、ご覧のように会場は人で埋め尽くされた。名古屋シーンの過熱ぶりを感じさせる光景である。それにしても来場者数8500人とは!
カスタムペイントの祭典「PAINT WALL 2013」。M&Kのマコトさん、Mr.Gも休むまもなく筆を走らせていた。もちろんブースには常に人集りが!
静岡県浜松市からエントリーを果たしたCROAD CYCLESが持ち込んだショベルカスタム。シンプルであるが、隙のないマシンに仕上げられている。
ROLAND SANDS DESIGNとブルオリジナルのコラボカスタム。ダートラテイストに仕上げられたスポーティな一台である。新作ホイールにも注目。
2009年式のFXSTをベースにアレン・ネス社のコーリー・ネスがデザインしたカスタム。ザック・ネスとカスタムファクトリーノイズのコラボカスタム。
アレン・ネス社の最新カスタムパーツ。コントロール周りにエアクリーナー、コイルカバーなど魅力的なアイテムが満載。
BEST SIDEVALVEを獲得したSPIKEのロングフォークチョッパー。一貫してロングフォークにこだわり続ける同店ならではの出来である。リジッドフォークに注目!
JAM’Z GARAGEが製作したパンヘッドチョッパー。ビルダー新美ならではの丁寧な仕事がそこかしこに見て取れるマシンである。
ピーナッツタンクにはシンプルなグラフィック、キャブは定番のSUを装着。絞り込まれたハンドルバー、フェンダーストラットの処理などに注目していただきたい。
BEST TWIN-CAMを獲得したセレクテッドが手掛けたハイエンドカスタム。ショップのある横浜から名古屋まで自走で参加した「走るカスタムマシン」である。
神奈川県のスリープウォーカーが持ち込んだEVOカスタム。2丁掛けのキャブレターが走りを予感させるストリートリーガル。同店の真髄たるカスタムペイントも見逃すべからず。
アーリーショベルをベースに60年代テイストが色濃く反映されたこちらのマシン。製作はSTANCEが担当している。
MC FORCEが持ち込んだショベルチョッパー。リアにはリジッドバーが取り付けられている。ブルーメタリックのカラーリングが非常に爽やかな印象である。
THE HEAD COMPANYが展示したEVOスポーツディガー。プリズミックタンクに、同モチーフのオイルタンク、ナロードスプリンガーで美しいフォルムを形成している。
ジャンクモーターの林さん、ホットチョップのケンタロウさんに鳥居さん、ラックの杉原さんにセンタールーツ中根さん、FEWの百瀬さんにシャフトの本間さん。
カスタムショーには欠かせないセクシーなキャンギャル。こちらのブースは終始人垣が絶えることはなかった。まさにカスタムショーの華。
右上はエアクリーナーについて熱心に説明するFORKの長谷川さん。ベンダーブースは買い物目当ての来場者で常に溢れ返っていた。
東京練馬のチェリーズカンパニーが持ち込んだ新作EVOカスタム。エクステンドされたステムヘッドにより、迫力のスタイリングを入手している。
昨年末のホットロッドショーでベストオブモーターサイクルを受賞したチェリーズのナックルカスタム。JOINTSでは見事BEST KNUCKLE HEADを獲得!
ARLEN NESS PICKとBEST PAN HEADをダブルで獲得したBULLETのパンヘッド。見れば見るほど、緻密な作り込みが施されている。
1点留めのハンドルバーに凝ったタンクマウント、エンジンハンガーやステップ周りも抜かりなし。カスタムテックの油圧ドラム、アクスルマウントも丁寧に処理されている。
愛知県豊橋市のフリースタイルMCが展示したショベルヘッド。フレークを多用したペイントと絞り込まれたアップハンドルがアイコンとなる一台。
見事BEST EVOLUTIONを獲得したJOYRIDEのEVOカスタム。徹底的にクリーンに仕上げられた、走るカスタムマシンである。
地元愛知県のFEWが手掛けたスプリットロッカーショベルカスタム。同店ならではのセンスで製作されたロードゴーイングカスタムである。
シンプルなコックピット周りに左右分割のフューエルタンク、プライマリーは定番のオープン、シートのフォルムも個性的である。
名古屋市中川区のOLDSPEEDが持ち込んだEVOスポーツカスタム。同店としては控え目なフォルムのマシンであるが、非常にバランスよく製作されている。
PRIDE ROCK MCはショベルカスタムとホットロッドを併せて展示し、独自の世界観を表現。こういった提案もカスタムショーならではと言えるだろう。
いつも個性的なカスタムでオーディエンスを楽しませてくれるイエローMCの新作EVOカスタム。このスクエアを基調としたフォルムは……?
なんと豆腐がモチーフだという。タンクのオーナメントはズバリ「男」である。スクアエなシートカウル、そしてマフラーはMORIWAKI製を装着している。