TAVAX ENGINEERINGピックを受賞したケンズファクトリーのフルスクラッチカスタム。この美しい仕上がりは、まさに走る宝石。
もはや名実共に全国屈指のカスタムショーへと成長を遂げた「JOINTS CUSTOM BIKE SHOW」。この名古屋発信の一大ムーブメントは、日本のカスタムシーンを動かす巨大なチカラを秘めている。2012.04.25にポートメッセ名古屋で開催された今期のJOINTS 2012は、雨風が吹きすさぶ悪天候だったにも関わらず、入場者数8500人、出展バイク数320台という過去最大級の規模で開催された。今期はコンテンツの充実に目を見張るものが! JOINTSの目玉コンテンツであるライドインショーをはじめ、プロダンサーによるポールダンスショー、さらにカスタムペイントの祭典「PAINT WALL 2012」も同時開催。そして来場者にスポーツスターがプレゼントされる「GET THE SPORTSTER」に加え、「AMD WORLD CHAMPIONSHIP 2011」のフリースタイルクラスで優勝を飾ったTAVAX ENGINEERINGが手掛けたフルスクラッチカスタム「TAVAX 2011V」が会場に展示され、来場者を釘付けに! それではこの熱きJOINTS 2012のすべてを最速レポート。
手間暇を惜しまず、ボルト1本に至るまでこだわり抜き徹底的に作り込む。これがケンズが手掛けるマシンが芸術品と言われる所以である。
ベストナックルヘッドを受賞したjoyride SPEED SHOPの70’sチョッパー。S&Sナックルモーターをはじめ、ニューパーツで組み上げられている。
同じくjoyride SPEED SHOP が手掛けたフラッティーレーサー。代表の西田さんの愛機である。AVCCでの活躍に期待したい。
パステル調のパープルカラーが印象的なROOKIEが手掛けたパンヘッド。シートカウルの形状に個性を投影したマシンである。
STANCEが製作したナックルチョッパー。古のオリーブグリーンのカラーリングがシックな印象を与える車両。由緒正しきチョッパーというイメージだ。
同じくSTANCEが手掛けたショベルチョッパー。ターンアウトのアップスイープマフラーがいい雰囲気である。
コチラはファクトリーカフェレーサーであるXLCR。STANCEの手により、キャブレターやマフラーに手が加えられている。
ホワイトのフレームにスカイブブルーの外装が映えるショベルヘッド。OUTCASTが手掛けた渾身の一台である。ディスプレイも洒落ている。
手の凝ったフューエルタンクにエッジを際立たせるスキャロップ調のデザインを配している。さらにBMX風のハンドルなど見所満載。
ローランド・サンズピックを受賞したアスタリスクのEVOスポーツカスタム。走りにこだわる同店特有のアプローチにより生み出されたマシン。
アスタリスクが展示したもう一台のマシンはオフロードテイスト満載のショベルヘッド。ライドインショーにもエントリー。
NIHIRU CUSTOM CYCLEが展示したロードスターテイストのショベルカスタム。マットブラックのカラーと相まって只ならぬ雰囲気を醸し出している。
ヘッドライトはスクリーンの内側に隠されている。ロードスターのグリルのようなカウリングの処理に注目していただきたい。
お買い得品を見つけようと混雑するベンダーブース。イベント限定特価などもあり、ショッピングもカスタムショーの楽しみ方のひとつ。
鎌倉シャフトシルバーワークスの店主、ステーブ本間さんのショベルヘッド。チャボの木村さんがゼロ時代に手掛けた車両である。
ベルをモチーフにしたオリジナルのシルバーアクセサリーが神髄のシャフト。透明感の高いシルバーはまるでプラチナのよう。
シャフトと合同出展を果たした同じ鎌倉のアトリエチェリー水野さんのパンヘッド。このスタイルは無二のものだ。
ベストエボリューションを獲得した富山のWCRESTが手掛けたハイエンドカスタム。イメージソースは「山」だという。
剣岳をイメージしたというフューエルタンクの造型や、シャープなヘッドライトステーなど徹底した作り込みが確認できる。
ベストロングフォーク賞を獲得したSPIKEは3台のロングフォークを持ち込んだ。モールディング加工とフロントサスに注目!
ショベルヘッドをベースに製作されたSPIKEのロングフォークチョッパー。ホワイトのカラーリングでクリーンな印象に仕上げている。
アイアンベースのロングフォーク。手掛けたのはもちろんSPIKEである。上方にエクステンドされたステムヘッドと後ろ下がりのフォルムがこだわり。
リボンモチーフのカスタムペイントにサイドマウントのヘッドライト&イエローレンズなど見応えのあるロングフォークチョッパー。
CWZと合同出展を果たしたカリフォルニアのHOG KILLERSが手掛けたアイアンチョッパーが、見事にベストメタルワーク賞を獲得した。
SPICEが製作したコチラのマシンがベストパンヘッドを受賞。VLフレームにVLミッションを搭載したハイブリッドパンヘッドである。
海を連想させるビーチクルーザーがイメージソースとなるSPICEのパンヘッド。そのブースの作り込みは会場でも群を抜いていた。
海の家を思わせるブースの作り込みで人集りが絶えなかったSPICEのブース。まさにマシンのイメージとベストマッチ!
カスタムショーの華、女性コンパニオンをピック。男性だけではなく、女性来場者からも高い注目を集めていた。
至極のカスタムマシンに美しい女性。これはカスタムショーを華やかに演出してくれる万国共通の組み合わせと言える。
今期JOINTSの要チェックコンテンツ、プロダンサーによるポールダンスショー。ステージには割れんばかりの喝采が!
鋳物パーツに特化したFORKの新作パーツであるスプリングフォーク用ライザーにMulti Face Air Cleaner Kit 。
CWZが手掛けたフルスクラッチカスタム。オリジナルのガーターフォークと片持ちスイングアームが見せ場となってる。ペイントはセンタールーツが担当。
AMD WORLD CHAMPIONSHIP 2011のフリースタイルクラスで優勝を飾ったTAVAX ENGINEERINGのTAVAX 2011V。
メインステージではTAVAX ENGINEERINGの田端さんによるトークショーが行われた。世界一のマシンのこだわりを披露。
エントリーチケットの購入で来場者にスポーツスターがプレゼントされるGET THE SPORTSTER が今年も開催された。
各アワードの発表前にメインステージでGET THE SPORTSTER の当選者が発表された。おめでとうございます!
A-syksの手によるショベルチョッパー。純正4速フレームを生かした定番のフォルムであるが、それゆえに個性を出すことが難しい車両と言える。
ペイントはNEIGHBORHOOD滝沢さんのプライベートレーベル、JURASSIC PAINT のプロダクツ。タンクの造型はシンプルであるが、かなり手が入っている。
定番のEキャブにマッシュルームカバーをセットアップしたA-syksのショベルヘッド。この車両はHBJ.comにて近日中に取材予定。
ベストショベルスポーツを獲得したJeneのアイアンチョッパー。タイトかつグラマラスに製作されたオリジナルスタイルにより異彩を放っていた。
タイトなアイアンにウルトラワイドフォークの組み合わせ。さらにオイルタンクの造型やスイングアームにモールディングされたフェンダーに釘付け!
Jene の仁田さんとJOINTS主催の高橋さん。今期JOINTSのベストショベルスポーツ受賞、おめでとうございます。
ベストショベルヘッドに加え、HOTBIKE JAPANピックをダブル受賞したHOT CHOPのショベルチョッパー。シートカウルのフォルムに注目だ!
HOT CHOPの十八番、鋳物で製作されたタンクパネル。ライムグリーンのシンプルなペイントゆえに映えるディテイルと言える。
アルミ叩き出しで製作されたラウンド状のシートカウル。ヘルメットのようなこのフォルムとギリギリのタイヤクリアランスに絶句!
ステッカー代わりに使えるHOT CHOPオリジナルリングをプッシュロッドに装着。さりげない演出であるが、存在感は大きい。
マフラーエンドも、このこだわりようである。プライマリーサイドにマフラーを取り回すため、ミリ単位の攻めぎ合いの末に結実したディテイル。
HOT CHOPのケンタロウさんとHOTBIKEの池田さんで記念撮影。ダブルのアワード受賞、おめでとうございます!
JOINTSの立役者、代表の高橋さん(中)とメインMCの恩田さん(右)、そしてJOINTSを協力にバックアップするカメラマンの伊勢さん(左)