モーターロックのドラッグスターが登場！ この怒濤のストリートリーガルの走りにオーディエンスは魅了された。いやはや、この迫力たるや……。
今年春の開催が見送られたH-Dオンリーのカスタムショー “COOL-BREAKER”。しかし2011.10.16（SUN）に、ライドインショーをメインとしたアウトライドカスタムショーとして姿を変えてお台場の青海パーキングでこのほど開催された。早朝の搬入時は雨が降り荒ぶ悪天候であったが急速に天気は回復方向に向かい、この時期としては異例の汗ばむ陽気となり来場者数2000人を数える大盛況となった。会場の青海パーキングにはメインとなるカスタム出展エリアとベンダーエリアに加えアウトライドショーのステージが設けられ、さらに来場者のバイク駐車場スペースも設置。アウトドアカスタムショーならではと言えるこのレアウトで、来場者はひとつの会場ですべてを楽しむことができるわけだ。またカスタム出展エリアでの展示台数はフリーとされ、アウトライドショーに出場しない車両も可とされた。さらに震災復興支援として茨城県以北の太平洋側の福島、宮城、岩手、秋田からのエントリーは無料とされ、入場料1500円のうち500円は震災復興の義援金として寄付されることになっている。では、この日本一のガレージショーの全貌を、ここにお伝えしよう！
ケンズファクトリーの永井さんもハイエンドチョッパーでアウトライドショーにエントリー。全く無理のないポジションで「走るカスタム」を主張。
仙台のコズミックも出走。ビルダー三浦さんが自ら乗り手となって、同店の神髄と言えるスタイルのショベルチョッパーで会場を駆け抜けた。
クールスのヒデミツさんはトライクでアウトライドショーに登場。残念ながらトレッドの問題でステージには上がれなかったが、その走りは刺激的であった。
チェリーズカンパニーのEVOチョッパー。アルミ製メーターダッシュの作りに関して河北さんと軽快な会話を披露。クールブレイカーならではの光景だ。
仙台からエントリーを果たした老舗のワイルドロードチョッパーズ。同店のアイコンと言えるロングフォークチョッパーが並んだ姿は壮観である。
アウトライドショーにも出走したロナーセイジの99ソフテイルカスタム。キャンディブルーのカスタムペイントを筆頭に見所が尽きないマシンである。
ロナーセイジ製作のソフテイルに装着されたデロルト2スロート。ワンオフのマニフォールド＆美しい曲線を描くサポートで確実に取り付けられている。
クールブレイカー常連のジーンチョッパーズのブースに展示されたフラッティ。定番のボッバースタイルであるが、マフラーなどのディテイルに個性を投影。
グラスルーツが持ち込んだロングフォークチョッパー。老舗ならではの丁寧な作り込みが随所に確認できるマシンである。均整の取れたスタイリングも見所。
ハイフィールドが手掛けたツインカムソフテイルベースのハイエンドカスタム。前後のビレットホイールを筆頭にパフォーマンスパーツで武装済み。
仙台のコズミックのテントに展示されたEVOベースのフリスコチョッパー。やはりこのスタイルのマシンを作らせればコズミックの右に出るショップはない。
今回のクールブレイカーではスワップミートも行われた。お宝パーツを目指して会場を物色する来場者も多かった。さて、お目当ての物は見つかりましたか？
カスタムマシン出展エリアの反対側にベンダーブースが設置された。CCIブースでは新作ビレットホイールやエンジンなどをディスプレイ。
ベンダーエリアで買い物を楽しむ来場者。カスタムマシンを見て、その走る姿も満喫し、最後は買い物でシメる。フリークにとって贅沢な日曜日と言えるはず。
ヘルメットにアパレル、さらにアクセサリーやパーツなどを求めてベンダーエリアは来場者で溢れていた。季節外れのこの暖かい陽気が物欲をソソる！？
シェイキンもブースを構え、忙しそうに筆を走らせていた。陶器テイストのデスフラワーペイントが衝撃的。右下は一国ブースのシェイキンペイントヘルメット。
DAY ANGELSが持ち込んだショベルチョッパー。ハイトを抑えたベアメタルのコフィンタンク＆ホワイトリボンタイヤがポイントのマシン。
DAY ANGELSがエントリーさせたもう一台のショベルヘッド。前後ホイール＆キックペダルの赤がアクセントとなる妖艶な雰囲気のボッバーだ。
マンクスマンガレージが製作したEVOスポーツカスタム。ライトカスタムのマシンであるが、効果的なモディファイで見応え十分。シートカウルに注目！
ディスプレイにも凝っているツインカムソフテイルベースのカスタム。このマネキンをパッセンジャーに見立てアウトライドショーにもエントリー。
ホットバイクジャパンのブースには編集長イケダさんのパンヘッドチョッパーが置かれていた。サンダンスの手によるニューエンジンは絶好調のご様子。
クールブレイカー恒例のホットバイクの全台撮影。ガレージショーの今回も仮設ブースを設置し敢行。この企画は11月発売のHBJ123号にて！
老舗のイージーライダースブースに展示されたEVOスポーツチョッパー。ローマウントタンクにカットフェンダー、2in1ハイパイプが特徴と言える。
リトルウイングのブースにはインディアンを筆頭に4台の車両が展示された。手前のショベルスポーツカスタムはFOR SALE。気になる方は問い合わせを。
リトルウイングが持ち込んだインディアンチーフ。この優雅な佇まいはハーレーにはないオリジナリティーと言えるだろう。機関はもちろん絶好調！
メインステージではバイブズFOXによる撮影会が行われた。カメラを構えベストショットを狙う男性来場者の様子を後ろからパシャリと撮影。
クールブレイカー実行委員のホットドック河北さんもFOXと記念撮影。そんな様子を後ろからパシャリ。なんとも羨ましい限りです。
ワイルドロードのブースで三人のFOXを激写！ やはり美しいチョッパーと女性は切っても切り離せない関係なのだ。ごちそうさまで御座います。
ロナーセイジの中村さんとテイスト河内山さんによる即興のギターセッション。しかし車の間でやらなくても……。来年はぜひステージでお願いします。
テイスト2号店、T2主のトモロー。親父さんは中村さんと遊んでますが、トモローはきっちりとブースで任務遂行？ このバランスがテイストなのだ。
ホットドック河北啓二が手掛けたアイアンベースのドラッグスター。このメカメカしさがホットドックの神髄である。ドラッグゲームでデビューか！？
フィンレスシリンダーにマグネトー点火、ツインキャブで武装したリアルドラッグレーサー。アウトライドショーにはエントリーしなかったが……
オーナーであるネイバーフッド滝沢さんによるテストランが行われた。エキゾーストノイズを轟かせ、その過激なパフォーマンスの片鱗は垣間見ることができた。
日が傾きはじめたころ、ようやく日差しが柔らかくなってきた。このタイミングからはパーツ物色がオススメ。なぜならディスカウントがはじまるから。
ロデオモーターサイクルのブースには4台のマシンが展示された。コンプリートモデルからそのカスタムまで、ロデオの守備範囲は広い。
ホットドックが手掛けたカスタムマシンで構成されるバイクチーム、SUGAR DADDYもエントリー。ハイエンドチョッパーのこの眺めは壮観！
群馬県桐生市のMOTOSHOP TONOUCHIは統一したカラーリングの3台をエントリー。コチラはツインカムダイナベースの完成度が高いカスタム。
同じくTONOUCHIが持ち込んだEVOスポーツチョッパー。グリーンベースのカスタムペイントがアイコンである。均整の取れたスタイリングもお見事！
夕方にはロナーセイジブースの車両が増えていた。クールブレイカーに遊びに来たオーナーのカスタムマシンが合わせて展示されたというわけだ。
モーターロックが手掛けたEVOスポーツカスタム。アルミ叩き出しのエクステリアがモーターロックの神髄である。左右振り分けのマフラーも見逃せない。
鎌倉に居を構えるシャフトシルバーワークスのブースに展示されたアーリーは主であるステーブの愛車。手掛けたのはゼロ時代の木村信也である。
カスタムワークスZONがエントリーしたブランニューカスタム。EVOエンジンをベースに製作された渾身の作。片持ちのスイングアームに絶句！
実行委員の河北さんとケンズの永井さんの2ショット。お二人ともお疲れさまでした。河北さん、来年もこのスタイルで開催ですか？ それともパシフィコ？
