パシフィコ横浜からお台場に場所を移した今期のクールブレイカー。朝7時に雨は止んだが、ご覧のように水たまりがあちこちに出来ている。
今年春の開催が見送られたH-Dオンリーのカスタムショー “COOL-BREAKER”。しかし2011.10.16(SUN)に、ライドインショーをメインとしたアウトライドカスタムショーとして姿を変えてお台場の青海パーキングでこのほど開催された。早朝の搬入時は雨が降り荒ぶ悪天候であったが急速に天気は回復方向に向かい、この時期としては異例の汗ばむ陽気となり来場者数2000人を数える大盛況となった。会場の青海パーキングにはメインとなるカスタム出展エリアとベンダーエリアに加えアウトライドショーのステージが設けられ、さらに来場者のバイク駐車場スペースも設置。アウトドアカスタムショーならではと言えるこのレアウトで、来場者はひとつの会場ですべてを楽しむことができるわけだ。またカスタム出展エリアでの展示台数はフリーとされ、アウトライドショーに出場しない車両も可とされた。さらに震災復興支援として茨城県以北の太平洋側の福島、宮城、岩手、秋田からのエントリーは無料とされ、入場料1500円のうち500円は震災復興の義援金として寄付されることになっている。では、この日本一のガレージショーの全貌を、ここにお伝えしよう!
青海西臨時駐車場が今回の会場。看板には当日1回1500円(税込み)という表記が。期せずして今年のクールブレイカーの入場料と同じというわけ。
当日の早朝より搬入作業が進められた。出展マシンの磨きに余念のないデービッドの仮屋さんに車両を搬入するジーンチョッパーズ&バッドランドの面々。
開場の10時前には天気は激的に回復して汗ばむ陽気となり、入場ゲート前には長蛇の列が。もちろんバイクで訪れるオーディエンスも多数。
開場と同時に受付に流れ込む来場者。入場料1500円のうち、500円は震災復興の義援金として寄付されることになっている。皆様、ありがとうございます!
入場ゲート横からバイクが次々と滑り込んで行く。やはり今回のクールブレイカーは愛車で来場してこそ100%楽しめる内容と言えるのでは!?
クールブレイカーの常連ショップ、モーターサイクルデンが持ち込んだサイドバルブチョッパー。グースネックフレームのステムヘッド回りに注目!
同じくデンが持ち込んだナックルチョッパー。Zバーの形状やマフラーもポイントであるが、最大の見せ場は二機掛けのリンカートである。
迫力のハイエンドカスタムを多数持ち込んだ川崎のバッドランドもクールブレイカーではお馴染みのショップ。アウトライドショーにも積極的に参加。
広島から駆け付けたカスタムファクトリーBBのフルスクラッチカスタム。独自の和テイストが漂うこのオリジナルスタイルがBBの真骨頂と言える。
一国サイクルワークスが持ち込んだXR1200ベースのカスタムマシン。オーリンズ製倒立フォークにブレンボキャリパーなど走りを意識した車両。
こちらも同じく一国サイクルワークスが展示したFLHカスタム。この車両は店主、梅島さんの愛車。足周りが煮詰められ、ツアラーとは思えない走りを実現。
山梨県からエントリーのBIKE GARAGE KOKOROは3台のカスタムマシンを展示。アウトライドショーではキレまくりの走りを披露いただいた。
バイクガレージココロのスポーツスターカスタム。ルシファーズハンマーを思わせるエクステリアが見所だが、セリアーニフォークなど足周りも抜かりなし。
CB常連のデンの松永さんと愛犬モモ、シックスの西村さん、スタッフのエーシックス田中さん、マンクスマン水品さん、そしてジンギースの浅川さん。
3台のカスタムマシンをエントリーしたファントムゲートのブース。EVOスポーツにツインカムをベースとした同店ならではのマシンを展示。
大御所の風格が漂うケンズファクトリーもエントリー。展示した3台ともにメインステージのアウトライドショーに出走し、来場者の注目を集めていた。
イタリアのカスタムショーでベストオブショーに輝いたケンズのスペシャルワン。細部の徹底した作り込みは他の追随を許さないクオリティを誇っている。
三重県四日市のデービッドが持ち込んだパンヘッドカスタム。いにしえのボードトラックレーサーを思わせるフォルムに製作。オイルラインにも注目したい。
チェリーズカンパニーのブースに展示されたショベルチョッパー。跳ね上げられたカットボブフェンダーが軽快な印象を与えるマシンである。
同じくチェリーズのEVOチョッパー。ワンメイクされたエクステリアにチューンドモーター、細部の作り込みにも余念のない同店の代表作。
エーシックスの手腕が存分に発揮されたナックルチョッパー。ネイバーフッド滝沢さんプロデュースのエキセントリックチョッパー。
ブラッククロームが手掛けたツインカムダイナカスタム。ボッバータンクにチョップドリアフェンダーを装置した等身大のマシンと言える。
ブラッククローム店主の松本さん。EVOスポーツスターベースのこちらのマシンは、チョッパーとレーサーのハイブリッドカスタムとも言える出来。
クールブレイカーには絶対に外せないショップ、八王子のテイストが持ち込んだ48インディアンチーフ。ノンジャンルのこのスタイルは唯一無二。
テイスト河内山さんが手掛けた48インディアンのフェンダーランプを利用したワンオフファンネル。やることが、いちいち洒落てるわけ。
同じくテイストのコンセプトマシン、ビューエルベースのバトルサイクロン。このビューエルベースというところがミソ。圧巻の近未来的フォルム。
アトリエチェリーのブースに展示された店主の愛車パンヘッド。ミニマルな外装に凝った取り回しのアップマフラー、カチ上げられたハンドルが決め手。
フェイテックのEVOカスタム。走行性能を重視し細部にわたって作り込まれたスペシャルワン。フラットフィニッシュのペイントが粋な印象である。
フェイテックが展示したもう一台、ショベルベースのチョッパー。メッキが施されたフレームにエクステリア、そして高い走行性能は言わずもがな。
老舗のジャパンドラッグが製作した新作のナックルカスタム。ガーターフォークにハンドル&シッシーバー、オイルタンクなどなど見所は尽きない。
ジャパンドラッグが手掛けたナックルのカスタムペイント。フレークを多用したゴールドベースに複雑なグラフィックをドロウ。圧巻の仕上がりである。
ディバイスが持ち込んだブランニューカスタム。EVOスポーツをベースにダートトラッカースタイルにフィニッシュ。フェンダーストラットがポイント。
4 SPEED MOTOR CYCLESが手掛けたパンヘッドチョッパー。奇をてらわないスタンダードなフォルムであるが、要所のパーツチョイスが見所である。
今期クールブレイカーの目玉コンテンツ、アウトライドショー。メインステージサイドでは出走の順番を待つマシンが待機。写真はセレクテッドの西岡さん。
メインステージ上ではオーディエンスに見守られる中、女性MCとホットドック河北さんによるインタビューが行われる。写真はデービッドの仮屋さん。
過激な走りで会場を沸かせてくれたBIKE GARAGE KOKOROの内田さん。ダウンドラフトのウェーバーキャブを装備した96ドラッグレーサーで出走。
ロナーセイジのメカニック鹿村さんは99ソフテイルカスタムで出走。デロルトの2スロートキャブを装備したドラッグスタイルのマシンである。
BIKE GARAGE KOKOROのEVOスポーツカスタムもアウトライドショーにエントリー。レーサーライクなポジションが特徴と言える。
ジャパンドラッグのエキセントリックカスタムもアウトライドショーに出走。フォルムは刺激的であるが、ポジションは意外にもニュートラルなもの。
DAY ANGELSのショベルチョッパー。コフィンタンクがアイコンとなるこのチョッパーは歯切れの良いエキゾーストノイズを轟かせながらステージを後にした。
チェリーズカンパニーのEVOチョッパー。代表の黒須さん自らが乗り手となってアウトライドショーにエントリー。このマシン、かなり速い!
カスタムファクトリーBBのフルスクラッチカスタムもアウトライドショーに出走。至極のカスタムマシンが目の前を通り過ぎる姿は圧巻である。
アウトライドショー出走に向けて、エンジンのセッティングに余念のないモーターロック千葉さん。果たしてこのマシンのポテンシャルとは!?