1920年の創業当時より、最高品質のニットを製造していたDehenは、H-D GENUINEのモーターサイクルニットも手掛けていた。
1904年にドイツからアメリカに移住し、ニッティングカンパニーでニットの技術を学んだウィリアム・ピーター・ディーエンにより、1920年にオレゴン州ポートランドで立ち上げられた “Dehen Knitting Mills”。創業当時より、最高品質のニットを製造していたDehenは、モーターサイクルニットやスクールニット、ヴァーシティジャケットなどのカスタムメイドを三世代に渡ってファミリービジネスとして貫いている。創業から90年以上が経つ現在でも “MADE IN USA” に拘り続け、全ての製品をポートランドの工場で製造するレジェンドブランドである。そんなDehenが去る9月27?28日、東京世田谷のディーエン・ジャパンにて日本で初となるDehen Open Houseを開催。同時に1964年からオレゴン州ポートランドで操業を続ける “BECKEL CANVAS PRODUCTS” のお披露目も行われた。テントの製造からキャリアをスタートさせたBECKELはキャンバスを使用したバッグの製造を開始し、現在では世界中のトラベラーやサイクリストなどからも高い支持を得ている。
創業から90年以上が経つ今も “MADE IN USA” に拘り続けるレジェンドブランド “Dehen Knitting Mills”。日本で初となるDehen Open Houseが開催。
Dehenでは、ミルウォーキーのハーレーミュージアムで販売されるモーターサイクルセーターを、当時と同じ製法で今も製作し続けている。
Open Houseの会場となった東京世田谷にあるディーエン・ジャパンのショールームには、船場から借り受けたファクトリーレーサーXR750も展示された。
日本では一般的にスタジアムジャンパーと呼ばれているアワードジャケット。アイビーリーグをはじめ、全米の学校などがユニフォームとして採用している。
Dehenの真骨頂であるレタードセーター。“生涯、着続けることができるセーター” と呼ばれ、すでに1940年代には最高のニッティングカンパニーの称号を得た。
肉厚で伸縮性に優れたニットリブを採用したウール100%のメルトンで製作されたカバーオールジャケット。さまざまなカスタムも可能となっている。
カットオフベストのような感覚で着ることができるヴァーシティフーディーベスト。特徴的なウールのフードとキルティングのライニングを装備している。
ウエア類の他にトラッカーハットや、自社で製造しているワッペンなども展示された。また展示会資料が収められたウォッシュドウールの封筒にも注目。
Dehenが使うニットの糸のサンプルとリブニットのカラーサンプル、さらにメルトン生地、スナップボタンのサンプル。オリジナルワッペンのオーダーも可能。
ディーエン・ジャパンで取り扱われるBECKEL CANVAS PRODUCTSのバッグも展示された。質実剛健の作りがMADE IN USAの誇りと言える。
![[Dehen] Real Clothes MIKE DEHENインタビューの画像](https://www.virginharley.com/wp-content/uploads/2012/04/dehen-160x110.jpg)
