ハーレー乗りにとって、ヘルメットはファッションの一部。それゆえデザインや形状に対するこだわりはひと一倍強い。主にハーフヘルメットやジェットヘルメットを利用するオーナーが多い中、ここ最近はフルフェイス ユーザーが増えてきていることに気づく。バイクの性能向上に対する安全性の確保が主な理由だと思われるが、ここにハーレー乗りが求めるデザイン性が加味されれば申し分ナシ、といったところ。
そんな傾向にいち早く気づいたのか、ストリートヘルメットを手がけるメーカーの立花 -Tachibana- だ。ヴィンテージルックなフルフェイス CUSTOM GT-750 を軸に、カジュアルに愉しめるフルフェイスの開発に尽力。そんななかから登場したのがこの GT-750 Grand Prix である。フォルムは70年代のモーターサイクルシーンを彷彿させるシンプルなもので、ここに当時のレースシーンに見られたノスタルジックな風合いのデザインを取り入れた。プリントではなくマスキング塗装という手法に、ヘルメットにこだわりたいオーナーの要望に応えようとする職人の気質を感じる。ストリートシーンに映えるヘルメットをお探しの方、いかがでしょう。