CHOP STICK CHOPPERS、山口和俊。東京の下町、西巣鴨に居を構えるチョッパー屋の店主だ。愛車は30年来の付き合いになる1941年式のELナックルヘッド。1200ccにボアアップされた鉄拳を懐に抱えるガレージチョッパーである。彼がガキの頃に影響を受けたというジャイアントロボやバビル二世などの世界観が投影された金属感剥き出しの荒々しい車両に仕上げられている。日本から何かを発信したいという思いを胸に、彼が2000年に自費出版でリリースした写真集「ZERO CHOPPER SPIRIT」からの付き合いとなるチャボエンジニアリング木村信也の影響は計り知れない。ちなみに店名のCHOP STICKという名前の由来は日本人に馴染みの深い「箸」から取ったものだ。日本を愛し、そしてチョッパーをこころから愛するこの男の胸の内に迫る。