FLFBS ファットボーイ114
映画ターミネーター2の劇中において、アーノルド・シュワルツェネッガーふんする登場人物が初代モデルを駆り活躍した時から30年以上の長きにわたりラインアップされ続けるファットボーイの最新モデル。今もハーレーの中でトップクラスの人気を誇る一台であり、2024年モデルで用意された新色レッドロックでは、これまでと違った印象を受けるスタイリングで纏められている。
現在のハーレーダビッドソンにおいて中核を担う存在となっているソフテイルファミリー(クルーザー)。外見上からはリアサスペンションを確認できず、まるでハードテイルかのように見えるフレーム&スイングアーム構成は、古き良き時代のモデルを今に表現できるだけでなく、すっきりとしたリアセクションデザインとすることができるので、モダンカスタムスタイルにも適している。
2024ファーストラインアップでは9モデルが用意されており、2023年に行われた日本バイクオブザイヤーの外国車部門で最優秀金賞を得たブレイクアウトをはじめ、ビンテージスタイルの定番ヘリテージクラシック114、ファットボーイ114、ソフテイルスタンダードなど粒ぞろいだ。ローライダーS、ローライダーSTなどには人目を惹きつける新色「レッドロック」が用意されたのにも注目だ。
映画ターミネーター2の劇中において、アーノルド・シュワルツェネッガーふんする登場人物が初代モデルを駆り活躍した時から30年以上の長きにわたりラインアップされ続けるファットボーイの最新モデル。今もハーレーの中でトップクラスの人気を誇る一台であり、2024年モデルで用意された新色レッドロックでは、これまでと違った印象を受けるスタイリングで纏められている。
ヘリテイジクラシック114は数多くラインアップされているソフテイルファミリーの中でも、トラディショナル色が強くハーレーの王道的なモデルである。大型スクリーンやサドルバッグは脱着が可能となっており、季節やその時の気分などシーンによってトランスフォームできるのは便利で嬉しいギミック。新色のレッドロックも追加されファッション性が増したのもポイントだ。
ハーレーダビッドソンのフルラインアップにおいて上位に入るバランスの良さを持ち、所有するユーザーの幸せ度数も高いスポーツグライド。軽量な車体と扱いやすいライディングポジション、スロットルワークに従順なミルウォーキーエイト107エンジンなど、全体的な纏め方が絶妙であり、モーターサイクルに精通したベテランライダーも納得するパッケージングとなっている。
ソフテイルファミリー随一の軽量ボディを武器に、市街地からロングツーリングまで快活な走りを楽しむことができるスタイリッシュボバーの代表格であるストリートボブ114。思い切りぜい肉をそぎ落としたボクサーのような無駄のないボディワークとタンクサイドに主張するナンバー1ロゴはストリートに映えることはもちろん、カスタムベースとしても適したモデルとなっている。
CVOモデルをベースとし2013年に初代モデルが登場してから瞬く間にヒットモデルとなり、ゆるぎない地位を築いたブレイクアウト。2023年にはさらに排気量の大きいミルウォーキーエイト117エンジンを搭載しつつ各部をブラッシュアップした新型へと進化。日本バイクオブザイヤー2023の外国車部門において最優秀金賞を得たことは記憶に新しい。
2018年の現行ソフテイルファミリー誕生時においてヒーローモデルとして登場したファットボブ114。異端者を物語る異形ヘッドライトからワイルドなイメージを持たされたテールライン、そして左右にまっすぐ伸びた一文字ハンドルバーなど、未来的ドラッグマシンと呼びたい様相で纏められている。スパルタンかつダイナミックな乗り味も相まって、根強いファンを持つモデルとなっている。
77年に登場したFXSローライダーから続くイニシャルを与えられた、ローライダーS。ダイナファミリーの終焉と共に一度はその名を消すものの、多くの要望を受けて2020年モデルからソフテイルファミリーとして復活をした。カスタムシーンのひとつとして知られるクラブスタイルで纏められた人気モデルだ。強烈な加速と自在なハンドリング性能を併せ持ち、新色レッドロックも追加。
往年の名機FXRTをイメージさせるフロントフェアリングやコンパクトなサイドバッグなどを装備しつつ、スポーティーなクラブスタイルのスタイリングで纏められた快速パフォーマンスバガー、ローライダーST。カスタムベースとしても非常に人気の高いモデルであり常に品薄状態となっている。2024モデルでは新色レッドロックが追加されており、新たな魅力を放っている。
程よい高さにセットされたハンドルバー、しっかりと腰を落ち着けられる深いシート、そして清々しさすら感じさせる潔いボディライン。シンプルでありながら強い主張を持ち、見る者を魅了してきたソフテイルスタンダード。ハーレーが120年以上もの間培ってきたフィロソフィーを感じられるパッケージングとなっている。ソフテイルファミリーの中で最も手を出しやすい価格であるのも大きなポイントだ。