FLHTK ウルトラリミテッド
ハーレーダビッドソンツーリングモデルの代表格であるウルトラリミテッド。ハンドルマウントととされた大きなバットウイングフェアリングは、ライダーとパッセンジャーを走行風から守り、ツアーバッグ、サイドケースは十分な容量を持つ。排気量が拡大されてきたエンジンは現在ミルウォーキーエイト114(1868cc)が採用される。大型TFTディスプレイとBoom!™ Box GTSインフォテインメントシステムの組み合わせで、極上の旅をもたらす。
今年120周年を迎えたハーレーダビッドソン。その歴史は1903年にアメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーの地にてハーレー家とダビッドソン家の4名の若者により1台のモーターサイクルが創り出されたことにはじまる。レース参戦、軍事車両など時代に合わせた車両開発を行い、今日に至るまでにキング・オブ・モーターサイクルの座を築き上げてきたのだ。その中でも広大な北米大陸を優雅に旅するために作られたツーリングファミリーは、長い歴史を振り返ってみるとハーレーダビッドソンのスピリッツが凝縮されているシリーズだと言える。
2023年モデル第一弾発表ラインナップではニューカマーこそ存在していないものの、「ウルトラリミテッド アニバーサリー(世界限定1300台)」、「ストリートグライド スペシャル アニバーサリー(同1600台)」、「ロードグライド スペシャル アニバーサリー(同1600台)」という120周年記念特別仕様モデルが登場。それらすべてにリミテッドカラースキームが施されており、ボディカラーや特製イーグルタンクメダル、ゴールドのハーレーダビッドソンロゴが刺繍されたシートなど、リッチな仕上がりとされている。
ハーレーダビッドソンツーリングモデルの代表格であるウルトラリミテッド。ハンドルマウントととされた大きなバットウイングフェアリングは、ライダーとパッセンジャーを走行風から守り、ツアーバッグ、サイドケースは十分な容量を持つ。排気量が拡大されてきたエンジンは現在ミルウォーキーエイト114(1868cc)が採用される。大型TFTディスプレイとBoom!™ Box GTSインフォテインメントシステムの組み合わせで、極上の旅をもたらす。
ビンテージな風合いを感じさせるスタイリングでありながら、モダンテイストを上手く融合しているハイパフォーマンスバガーの雄、ストリートグライド スペシャル。両脇に備えるサイドケースのみとしたことで、ストリートシーンにも映えるツーリングモデルとなっており、その端正な佇まいからツーリングファミリーの中でも人気の一台だ。2023年モデルでは世界限定1600台のストリートグライド スペシャル アニバーサリーが設定される。
1980年に登場したツアーグライドを祖とした初代モデルが登場したのは1998年のこと。それから四半世紀もの長い年月に渡り愛されてきたロードグライド スペシャル。誰の見てもハーレーダビッドソンのソレと分からせる大きなシャークノーズフェアリングをフレームにマウントし、そこから流れるようなボディラインを描き、サイドケース、そしてテールエンドまでそのラインは続く。どの角度から眺めても美しいスタイリングだけでなく、パワフルなエンジン、快適な装備で、長旅も優雅にこなす。
ロードキング スペシャルは、ツーリングファミリーの中で唯一フロントセクションに、スクリーンもフェアリングも持たされておらず、オーソドックスで大きな丸型ヘッドライトが特徴となっているモデルだ。ツーリングファミリーでも軽快な運動性能を持ち味とし、ストリートホットロッド色が強められていることもあり、幅広い層から支持を受けている。カスタマイズパーツも豊富に用意されており、自分好みの一台を仕立てることができる。
2022年トピックスモデルの一台としてツーリングファミリーに加わったストリートグライドST。サイドフラップを持たないバットウイングフェアリングはシャープな顔つきを演出し、スタンダードタイプのサイドケースとの組み合わせで軽快なイメージが持たされている。心臓部にはハーレーダビッドソン史上最大のミルウォーキーエイト117エンジンを搭載し、ツーリングファミリー屈指のパフォーマンスバガーとなっている。
排気量1923ccのミルウォーキーエイト117エンジンのポテンシャルをしっかりと味わうことができるように計算されたシャシーは、ゆったりと流れるようなクルージングから、ドラッグレーサーさながらのパンチを味わうような走りまで楽しむことができる。特徴的なシャークノーズフェアリングは程よくライダーのことを守り、リラックスしたポジションや使い勝手の良いサイドケースと相まって、日々の相棒としても頼もしい存在となってくれる。
シャークノーズフェアリングをフロントに置くロードグライドシリーズのフラッグシップモデルであるロードグライドリミテッド。威風堂々とした巨大な体躯は、まるで触れることを拒むかのようだが、跨ってしまい走り出してしまえば快適そのもの。広大な大陸横断をも余裕のものとするパッケージングは、一度味わうとどこまでも走り続けてしまいたくなるに違いない。ソロライド、タンデムライド、どちらでも満足いくものとなっている。