XL1200NS アイアン 1200
今もなおビンテージハーレーの名機として語り継がれるアイアンスポーツにちなんだ名称を持つ、アイアン1200。ビキニカウルやミニエイプバーハンドル、ソロシートなど、フリスコスタイルやクラブスタイルを連想させるパッケージとされている。1200ccのミッション一体型Vツインエンジンは、円熟された走り心地をもたらしてくれ、スポーツスターの魅力を感じ取れる一台だ。
多くのモデルが存在するハーレーダビッドソンの中でも、長い歴史を持つスポーツスターファミリー。シンプルなボディワークや手を出しやすい価格帯も用意されていることもあり、入門用ハーレー、また、カスタムベースなどとして日本でも高い人気を維持してきた。ここ数年は一部から存続が危ぶまれているとの噂が上がっていたが、2021年もフォーティーエイト、アイアン883、アイアン1200の3モデルがラインナップされている。2021年モデルでは全車にセキュリティシステムが標準装備されたことがトピックだ。昨年までは7モデルが存在していたことや、国内では750モデルが販売されていたストリート750もカタログ落ちしていることを考えると、大きく絞られたことが分かるが、中でも人気の高いモデルだけが残されたことを見ると戦略的なことであり、ハーレーダビッドソンのモデル攻勢も大きく変化してきていることが伝わってくる。
今もなおビンテージハーレーの名機として語り継がれるアイアンスポーツにちなんだ名称を持つ、アイアン1200。ビキニカウルやミニエイプバーハンドル、ソロシートなど、フリスコスタイルやクラブスタイルを連想させるパッケージとされている。1200ccのミッション一体型Vツインエンジンは、円熟された走り心地をもたらしてくれ、スポーツスターの魅力を感じ取れる一台だ。
登場から10年を迎えたフォーティーエイトは、1948年式のモデルSで採用されたティアドロップタンクが名前の由来となっており、その小ぶりな燃料タンクや、前後にセットされたファットタイヤなど、ボバーカスタムを連想させるファッショナブルなパッケージに根強い人気を誇るモデルだ。特有のディメンションからもたらされる乗り味は個性的なものであり、そのアクの強さも含めて支持されている。
2021年のスポーツスターファミリーで唯一883エンジンが採用されているアイアン883。ハーレーダビッドソン全モデルを俯瞰して見ても、特にオーソドックスなスタイリングで纏められており、長年の進化が凝縮された完成系と言えるものとなっている。それは街乗りからロングツーリングまでモーターサイクルの楽しさを満喫できる要素が詰め込まれており、オールマイティなキャラクターで万人に受け入れられるものだ。