FXDRS FXDR114
アメリカで高い人気を誇るモータースポーツ「ドラッグレース」のレーサースタイルにインスパイアを受けたモデル。ラインナップ中最長のロングホイールベースに240mmリアタイヤ、フォワードコントロールステップというスタイルで、ワインディングやサーキットでのパフォーマンスにも期待が持てる。
伝統のVツインとしつつ、現代のロードシーンに最適なパフォーマンスを発揮するエンジンとして生み出された「ミルウォーキーエイト」が搭載されているソフテイルファミリー。さらに軽量でありながら高剛性というカーボンスチール製の最新ソフテイルフレームが導入され、2018年にソフテイルファミリーは全モデルがバージョンアップを果たした。そして2019年、FXDR114という、今までにない個性を持ったニューカマーが加わり、このソフテイルにかけるカンパニーの期待の大きさが伺えようというもの。ここから新たな伝説が刻まれていく。
アメリカで高い人気を誇るモータースポーツ「ドラッグレース」のレーサースタイルにインスパイアを受けたモデル。ラインナップ中最長のロングホイールベースに240mmリアタイヤ、フォワードコントロールステップというスタイルで、ワインディングやサーキットでのパフォーマンスにも期待が持てる。
ハーレーダビッドソンが新たに定義したスポーツクルーザー。43mm倒立フロントフォークにフロント18 / リア16インチというスポーツバイクのようなホイールを前後に備えるなどモーターサイクルとしての性能を追求しているディテールが興味深い。カウルと同じくデタッチャブルのサドルケースを取り外せば、ストリートを駆け抜けるビッグマシンにも変貌する。
前後16インチスポークホイールやスポットライトを備えた3連ヘッドライト、そしてデビュー当時から変わらないサドルシートやサドルバッグも継承。ヘリテイジの顔とも言えるデタッチャブル(脱着)式ウインドスクリーンにはデュオグライドをイメージさせる路面からの陽光反射防止のスモークも。「遺産」の名にふさわしい一台だ。
パワフルな最新のエンジン「ミルウォーキーエイト114」(排気量1,868cc)とカーボンスチール製ソフテイルフレームを手に入れながら、ヘリテイジは本来の姿を変えることなく今年もラインナップされた。107ciヘリテイジより高いクルージング性能を持つ114ci仕様、体感できるシーンはロングツーリングをおいて他にない。
1991年の映画「ターミネーター2」でスクリーンデビューを飾って以来の人気モデルとなったファットボーイ。前後17インチのディッシュホイールに油圧式フロントフォーク、リジッド型フレームスタイルは変わらぬままながら、スクエア型になった大柄なヘッドライトに240mmという極太リアタイヤと、以前にも増してよりマッシブなフォルムを手に入れた。
排気量1,868ccのミルウォーキーエイト114がマウントされたメガクルーザー、ファットボーイ。スタイルは107ciモデルと同じながら、マシンのパフォーマンスはどう変わるのだろう。240mmというリアタイヤはよりパワフルなフットワークを発揮し、コーナリングでは前後17インチのディッシュホイールが路面に食いつくように車体を捻じ曲げていく……そんな走りを想像せずにはいられない。
ホワイトリボンタイヤを備えた前後16インチのスポークホイール、油圧式フロントフォークとリジッドスタイルのフレーム構造、スポットライトを備えた3連ヘッドライトから成るフロントマスク、前後ともに大柄なフェンダー、そしてトゥームストーンテールランプと、ハイドラグライドから連綿と続くスタイルは新設計となったデラックスでも変わらない。
1950年代の世界観そのままにボバースタイルを再現したソフテイルスリム。リジッド型フレームと前後16インチスポークホイール、そして油圧式フロントフォーク&ビッグヘッドライトという組み合わせから成るFLスタイルは新型化しても変わらず。ハイパフォーマンスエンジン「ミルウォーキーエイト」がその性能を余すことなく発揮するモデルへと進化させた。
新設計のソフテイルフレームとミルウォーキーエイトエンジンが与えられ、長く前に突き出たフロントフォークと21インチの大径フロントホイール、そして240mmリアタイヤから成るロングホイールベースによるロー&ロングなFXスタイルのじゃじゃ馬感がさらに増したブレイクアウト。デビュー以来変わらない尖ったフォルムを見せつけてくるキャラクターは健在だ。
直線番長とも揶揄される強烈なキャラクターで見る者を惹きつけるブレイクアウト。その存在感は2018年のフルモデルチェンジに伴い より近代的なマシンへと進化したが、ライディングパフォーマンスという点でも大幅にパワーアップを果たした。それが107ciモデルと並ぶこの114ciモデルのFXBRS ブレイクアウトだ。
ツインショックからリジッド型へとリアのシルエットを一変させたが、テレスコピックフォークとバイザー付きヘッドライト、フロント19 / リア16というスポーツクルーザーとしてのフットワークに滑らかなラインのフューエルタンク、そしてクラシカルなスクエア型テールランプを備えるリアエンドと、ローライダー本来の味わいは変わらない。
ダークテイストなグラフィックにスポークホイール、そしてエイプハンガーとチョップドリアフェンダーという、絵に描いたようなチョッパースタイルを見せつけてくるストリートボブ。新しくなったソフテイルフレームを骨格として取り入れた同モデルは、そのチョッパーライクなフォルムを一層強めていった。
ダイナファミリー初のダブルヘッドライトモデルとしてラインナップされた異色の経歴を持つファットボブ。メガスポーツバイクでもあった同モデルのソフテイル化は、「このフレーム構造でありながらミルウォーキーエイトエンジンのパフォーマンスを十分引き出せる最新のフレームだ」と豪語するカンパニーの思惑を具現化するものと言えよう。
1,868ccという排気量のエンジン「ミルウォーキーエイト114」が搭載されたFXFBS。107ciモデルとの違いはもちろんエンジンのスペックだけだが、この領域のスポーツバイクともなると”その差”が随所で大きな違いとなって浮き彫りになる。2018年よりアメリカと同様、フォワードコントロールステップとなったファットボブのキャラクターへの興味は尽きない。