広大なアメリカを走破できるメガツアラーがラインナップされたツーリングファミリー。全モデルともニューエンジン「ミルウォーキーエイト」搭載モデルで、ロードキング、ストリートグライド、ロードグライド、ウルトラリミテッドとそれぞれのキャラクターにもバリエーションが増え、計9モデルとなった。日本列島を恐ろしく小さく感じさせてしまうツアラーモデル群の特徴を読み解いていけば、自分に合った最高の旅バイクが見つかることだろう。
「バガー」と呼ばれるストリートツアラーのスタンダードモデル。ウルトラリミテッドに比べてトップケースやスポットライトなどが取り除かれ、なおかつローダウン仕様になっている。ここにどう味付けをするか、考えただけで妄想が止まらない。
ボディ全体がブラックアウトされ、さらにフロント19 / リア18インチホイールが備わったワンランク上のバガーカスタムモデル。他の誰ともかぶらないオンリーワンなバガーを目指すオーナーにふさわしい一台と言えよう。
デュアルヘッドライトにシャークノーズフェアリングという、ツーリングファミリーの中でも特異なフォルムを有するグランドツアラー。ウルトラやストリートグライドにはない軽快なハンドリングは日本人向けとも言える。
全体的にブラックアウトし、さらにリアホイールサイズも18インチ化したロードグライド版バガーモデル。アメリカで流行しているカスタムブームを、このデュアルヘッドライトモデルで実現したいという稀有な人に触れてみてほしい。
ウルトラ系モデルにはない軽快なハンドリングが魅力のロードグライドがメガツアラー化した。トップケースが備わり、ウルトラリミテッドと双璧をなすモデルとしてツーリングファミリーを牽引する。
キング・オブ・モーターサイクルの代名詞とも言えるメガツアラー。最高の積載量を誇るトップケース付きモデルはその重量も最高位だが、ハイパワーエンジン「ミルウォーキーエイト」が重さを感じさせない力強い走りで日本中を走破させてくれる。
小柄な人には無縁と思われてきたウルトラのローダウンモデル。重量などはベースモデルとまったく一緒だが、足つきという点での安心感が決定的に違う。憧れていたウルトラでのロングツーリングを実現できるチャンスがここにある。
ツーリングファミリーの中でもとりわけビンテージハーレーを彷彿させるのがこのロードキングだ。ツアラーのツインショックフレームに最新のブレーキングシステムを備えたことで、抜群のクルージング能力を手に入れている。
ツアラーであるロードキングを、あえてストリートバイクとして手を入れたファクトリーカスタムモデル。ブラックアウトされたボディにエイプハンガー、流麗なリアエンドと、バガーカスタムに見られる手法がそこかしこに。
