愛車のカスタムを考えてる際に「あ~でもない、こ~でもない」と、雑誌やカタログのパーツをニヤニヤと見ては、頭の中で組み上がった姿をイメージして妄想を膨らませるオーナーはきっと多いだろう。
今回紹介する、オールドスクールスタイルのスポーツスターをヒラリと乗りこなすミユキさんもそんな妄想ライダーの一人だ。ただし驚くことなかれ、実は1年前の購入時に既にインディゴカスタムサイクルで外装やマフラーなどはワンオフでカスタム済み。がしかし、先の妄想が爆発してしまって1年も経たない内に再びタンクやフェンダーなどをフルチェンジ。そう、彼女は妄想が留まることのないカスタムフリークなのである。
「彼がショベルに乗ってることもあって、自然と二人の会話の多くはバイクになってカスタムだったりツーリングの話しだったりで盛り上がるんです。そんな時に、前乗ってた爽やかな感じのカスタムではなくて、オールドスクールで雰囲気のあるスタイルにまたカスタムしたいってことになって、お世話になってるインディゴさんにお願いしたんです」
彼女の要望に応えるべく、センターリブの立ったワンオフタンクにフラットフェンダーを製作。またこの二点はメタル素地ではなくメタル風ペイントと憎い演出も兼ねたアイテムになっている。
地元鹿児島を離れて福岡で働く彼女だが、連休ともなれば愛車のスポーツスターで鹿児島までの片道約400kmの道のりも難なく走って帰っている。
「スポーツスターの快適さは抜群で鹿児島ぐらいまでなら全く問題ないですし、地元で自慢するのも楽しいですからね(笑)」
次回彼女に再び会う時は、ひょっとしたらまた違うフォルムの愛車を転がしていて、バイクだけでは気付かないかもしれない……。自分の描く理想のスタイルを具現化しようと、愛車へのカスタム欲求が尽きないアクティブなガールズバイカー。それがミユキさんであった。