ツーリングや街乗りで愛車を転がしているとき。きっと男性バイク乗りならば、ヘルメットから出た長い髪をなびかせて走る女性ライダーを見かけときに、何か「ときめき」を感じたことが一度はあるだろう。そして、彼女を持つならバイク乗りが良いという、妄想をした人も多いのではないだろうか(笑)?
撮影当日はロッキンクルージンという今回で7回目のローカルイベントの日で、多くの車とバイク乗りが駐車場に乗り込んできていた。そんな中、ロングフォークのパンヘッドをまるで体の一部かのようにサラリと乗りこなし、駐車場にいた男子の目を釘づけにしたライダーがいる。ホットパンツにニーハイソックスというアグレッシブなファッションで堂々と現れたアカリさんがその人だ。
イベントにツーリングにと積極的に参加する彼女は、そもそもバイクに乗るキッカケは旦那さんの影響なんだとか。「始めは女子らしく主人の後ろに乗っていたんですけど、段々と後ろに座っていたら運転席からの眺めも見たくなって。それからは自分でバイクを操ってみたいと思い始めて、主人が長くバイクに乗っていることもあってアドバイスしてもらいながらスポーツスターを購入したんです」
そう、今日乗ってきたパンヘッドは実は旦那さんの車両だが、自分の愛車であるかのように乗りこなしていたのである。女性が自在に操れる車両はスポーツスターや国産バイクが大半だという勝手な固定概念を筆者は持っていたが、アカリさんのライディングを見て、そんな偏った考えは見事に払拭された。
「これからも旦那を追い抜いて、ガンガン走りますよ!!」と語る彼女からは、博多美人の強さをヒシヒシと感じたのである。