車輌の売却・下取に備え、愛車のメンテナンス!
いえいえ、慣れないことはするものじゃありません
いざ愛車を売却する際に、できるだけ高く売りたいのは誰でも同じですね。「高く売りたいな」なんて思っていると、つい余計なことがしたくなるのが人情です。今回は「愛車を高く売ろうと思って慣れないことをしてしまい、失敗して逆効果になってしまった」…そんな失敗談を教訓とともにご紹介します。同じような目に合わないよう、皆さんもお気をつけください。
洗車ぐらい簡単
な~んて思っていたのに…
売却する前に洗車くらいした方がいいだろう、そう思い、珍しくじっくりと愛車を洗ってあげました。でも、洗車用のスポンジに小石ついていたみたいで、タンクに傷が付いてしまいました…。綺麗にしてあげよう、そう思っただけなのに…。(滋賀県 ところさんの失敗談)
【教訓】洗車時は 小傷一つが 命取り
車輌の査定をする前に愛車を洗車して綺麗にしてあげる。素晴らしいことですよね。でも、洗車の仕方を間違えると、こんなことが起きてしまいます。洗車の前に、まずは大きな汚れを水で落としましょう。次に、タンクやフェンダー、メッキ部分などを、綺麗なスポンジで先に洗ってしまい。汚れがひどい部分は最後に洗いましょう。オイルが付着した部分はオイルに砂や小石が付着していることがあります。砂混じりのオイルをふき取ったスポンジで他の部分を洗車してしまうと…車輌は傷だらけです。洗車のときにはマメにスポンジも綺麗にしてやった方がいいですよ。
ノーマルに戻そう
そう思っただけなんですよ…
夕方から査定士の人が来る日。ノーマルパーツに戻した方が査定がよくなるんじゃないかと朝から作業をしていました。それほど時間はかからないだろう、と思っていたのですが時間がかかってしまい。査定士の人が来たときにはまだ作業中でした…。(大阪府 元気さんの失敗談)
【教訓】パーツ交換 さわらぬ神に 祟りなし
慣れない作業は予想以上に時間がかかってしまうもの。ボルトやナットを締めればいい、というモノではありません(笑)。簡単そうに見えるマフラー交換でさえ、人によっては半日作業になってしまいます。ノーマルパーツは手元に揃えておくだけで大丈夫ですので、無理に取り付けようとせず、現状のままで査定を受けましょう。査定士の方に聞くと、慣れない人が作業をし、ネジをなめてしまう、というはよくあるそうです。
傷を隠そうと思って…
出来心なんですっ!
フェンダーに塗装が剥がれている部分があって。傷が気になったからタッチペンで補修しようと思ったんです。今の塗装と似た色のタッチペンを買ってきて、傷に塗ってみたら…余計に傷が目立ってしまいました。(愛知県 こういちさんの失敗談)
【教訓】タッチペン 塗ったら余計 傷目立つ
塗装とまったく同じ色のタッチペンはなかなか見つかりません。仮に同じ色のタッチペンがあったとしても、違和感が出てしまうでしょう。タッチペンでの補修は逆効果になってしまうので、下手に補修をしない方が無難です。塗装面の大きな傷の場合、補修にはプロの技術が必要です。付いてしまった傷はもう仕方がありませんから、そのままにしておきましょう。
売るかどうか
悩んでいたら…
今の愛車を売却するかどうか、一応査定には出していたのですが、思い入れのある車輌だったので悩んでいました。やっと決心していざ売ろうとしたら、相場が変わったらしく、買取価格が安くなってしまいました…。(愛知県 とうさんの失敗談)
【教訓】車輌売却 思いついたら 即実行
買取価格はオークション価格に左右されますから、季節やNEWモデルの登場などで買取価格が下がってしまうことがあります。特にNEWモデルが中古市場に出回り始めたときには、旧モデルの相場は下がってしまいます。中古車の場合、発売から時間が立ってしまうと買取価格が下がってしまうことが通常ですから「売ろう」と思ったときが売り時です。
個人売買で
車輌を売ったら…
個人売買で売った方が高くなるかな、と思って。インターネットオークションで車輌を販売しました。無事買い手は見つかったものの。名義変更が遅れて。払わなくていいはずの税金の請求書が届きました…。(鳥取県 カタナシさんの失敗談)
【教訓】オークション 慣れない人には 難しい
車輌を売却した相手が、名義変更の手続きを忘れてしまって、春に重量税の請求書が届く…。たまに聞く話ですね。個人売買は売り手側、買い手側の双方がある程度慣れていないとスムーズな取引は難しいですね。他にも「車輌の状態をちゃんと説明していたものの、クレームがついてキャンセルになった」や「中古で購入した車輌で。純正だと思い込んでいたパーツが社外品でクレームがついた」など、予測できないトラブルになることもありますので気をつけてください。