VIRGIN HARLEY |  笠間 亜寿華 & 峯岸 樹季(XL1200V & XL883N)インタビュー

笠間 亜寿華 & 峯岸 樹季(XL1200V & XL883N)

  • 掲載日/ 2015年03月04日【インタビュー】
  • 文・写真/モリヤン 取材協力/ハーレーダビッドソン市川商会
    本記事は VIRGIN HARLEY vol.28にて掲載されたものです

ハーレーインタビューの画像

家族でツーリングできたら
どんなに幸せなんだろう

待ち合わせたのは、二人がハーレーを購入した市川商会。梅雨の間はなかなかバイクに乗れないものだが、この日は見事な晴天に恵まれた。まだ真新しいスポーツスターに乗る姉妹は、晴れ晴れとした表情で現れた。お姉さんの亜寿華さんはセブンティーツーが愛車。妹の樹季さんは883アイアンに乗っている。姉妹でハーレー乗り。すでに結婚されている樹季さんは、ご主人もまたスポーツスター乗りで、この日は、まだ生まれたばかりの心胡(ここ)ちゃんとクルマでやってきた。

「実は父が大変なバイクフリークなんです。だから小さい頃からずっとバイクは身近な存在でしたね。でも免許をとったのもハーレーを買うのも妹が先でした」

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バイクはあまりに存在が身近すぎたのと、父親の趣味というイメージが強かったという二人だが、樹季さんのご主人がハーレー乗りだったことが、実際に自分でもバイクに乗ってみたいというきっかけになったという。

「ガソリンスタンドでバイトをしている時に出会ったのが主人なんですけど、寡黙で男らしくて。ハーレーもよく似合っていたので、私も乗りたくなってしまって。ふたりとも、原付きは乗っていたんですけどね」

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「樹季がハーレー乗りになって、アイアンが家の庭に置いてあったのを少し動かしてみたら、やっぱり私も乗りたくなってしまいました。そしたら父が、気が変わらないうちに教習所に電話しろって言うものだから、その後は勢いですね。妹はすんなり免許取得できたけど、私はけっこう苦労しました。もうバイクは注文しちゃって納車できずに、お店に預かってもらったりしてね。だからまだ乗り出して日が浅いんです」

心胡ちゃんが今年生まれたことで、なかなかツーリングに出られなくなった樹季さん。妹と一緒に走ることを楽しみにしていた亜寿華さんは、ちょっと寂しくなるのかと考えていたようだが、その心配は無用なようだ。それは、全員が近所に住んでいて、みなバイクが大好きな人達ばかりだからである。きっと心胡ちゃんも、バイクが身近にある環境で成長していくのだから、彼女たち二人と同じように伸び伸び育っていくに違いない。そんな生活の中に、いつもハーレーがある。それは素晴らしいことなのだ。

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お店を後にして、彼女たちの実家までショートツーリングした。二人で走るのは久しぶりとあって、実に楽しそうに初夏の街道を駆け抜けていく。ほんの少しの時間でも、大切な幸せを噛みしめながら走る。亜寿華さんと樹季さんは、夏の日差しをいっぱい背中に浴びながらハーレーの鼓動を楽しんでいた。

ロングツーリングでもショートでも、自分のライフスタイルにハーレーがある。それがどんなに素晴らしいことなのか、彼女たちも身近な人々も全員が分かっている。ハーレーは家族の一員として受け入れられているのである。

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「私達、きっとおばあちゃんになるまでハーレーに乗っていますから、心胡ちゃんも大きくなったらハーレー乗りになるのかな。それはまだ分からないけど、みんなで楽しんでいきたいです」

朗らかで優しい笑顔のふたり。スポーツスターは、常に快調なエンジン音を響かせていた。

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