FXDR114の詳細写真
LEDの異形ヘッドライトとスピードスクリーンが作り出すフロントマスク。試乗会では雨天での走行もあったが、このスピードスクリーンの効果を実感することができた。ウインカーは大型のLEDタイプで、保安部品を「隠す」という発想ではなく、「魅せる」という発想でデザインされている。
スピードスクリーンに収められたデジタルミニメーター。スピード、エンジン回転数の他に、トリップメーターや時計としての機能も備えている。ニュートラルランプや各種チェックランプは別モニターで表示。
ハンドルはアップタイプのセパレートハンドルを装着している。幅広、かつグリップはやや開き気味。ミラーはスタンダードタイプとなっている。
容量16.7リットルのフューエルタンクはハイトが抑えられ、その分ワイドにデザインされている。カラーは写真のウィキッドレッドデニムの他にビビッドブラック、ブラックデニム、ボンネビルソルトデニム、インダストリアル グレーデニム、ローハイドデニムが用意されている。
太もも裏が当たる部分が絞り込まれたソロシートは足が開くことなく足つきも良好。そのフィット感も上々である。スピードを予感させるコンポジットソロシートテールのデザインも秀逸だ。
大型のエアインテークが存在感を主張する排気量1,868ccのミルウォーキーエイト114。FXDR114のエンジンは、ミルウォーキーエイト114のみの設定となっている。グロスブラックとマットブラックのコントラストが美しい。
トライオーバル型のサイレンサーを採用した2-1-2マフラー。エンド部にメタルチップを配し、アクセントとしている。そのサウンドは「これが純正マフラー?」と思わせる刺激的なもの。
フレームダウンチューブにはラジエターを装備している。レーシーなラジエターカバーで違和感なく取り付けられている。
ステップはフォワードコントロールとされる。ステップへの入力など体重移動のことを考えると個人的にはミッドコントロールを希望する。クルージング重視で考えるのなら、フォワードコントロールに分があると言えるだろう。
5スポークのアルミ製キャストホイールにブレーキは固定4ピストンのダブルディスクを装着。フロントフォークは倒立タイプ、タイヤはミシュランSCORCHER、サイズは120/70 ZR19。
ショートタイプのコンポジットソロシートテールを補完する樹脂製のインナーファンダー。テールランプとウインカーのユニットはスイングアームから出ている専用アームにマウントされている。リアタイヤはフロントと同じくミシュランSCORCHERでサイズは240/40R 18。
大幅に軽量化が図られた新型のアルミ製スイングアーム。FXDR114の運動性能に大きく貢献していることは間違いない。