FXBBの詳細写真
排気量1,745ccのVツインエンジン「ミルウォーキーエイト107」を搭載。ブラックとポリッシュのツートンカラーはダイナ時代からの継承でもある。パンチアウトされた専用エアクリーナーカバーがチョッパーのキャラクターを演出する。
LED仕様のラウンドヘッドライトとフォークブーツがクラシカルな雰囲気を醸し出す。上下トリプルツリーやアウターチューブがブラックアウトされているところはストリートボブならでは。
うず高く持ち上がったエイプハンガーのハンドルポジションは肩ほどの高さに。ハンドルバーはもちろん、スイッチボックスやライザーまでブラックアウトされる。
その真っ黒なライザーにはニューストリートボブ用に専用のデジタルメーターが埋め込まれる。燃料計なども備わり利便性がグッと向上した。
ダイナ時代と比べるとやや角ばったデザインに変わったフューエルタンク。立体型のエンブレムは継承され、容量は17.8リットルから13.2リットルとダウン。スピードメーターが埋め込まれたコンソールが取り外されたことで、よりチョッパーバイクとしてのキャラクターを強めている。
ビンテージ感を演出する縦型ステッチ仕様のタックロールシート。フレーム構造もあって、この辺りにソフテイルモデルらしさを強く感じる。
ツインショック構造ではないソフテイルフレームを軸としつつ、かつてのストリートボブらしいチョップドスタイルが踏襲されているリアエンド。細身のスタイルがいかにも70’sだ。
リムまで黒く塗装されたスポークホイール、フロント19インチ、リア16インチというハーレーらしい設計に。ブレーキングシステムはもちろん前後連動型となっている。
ショットガンスタイルの2本出しマフラーにはフルブラックのカバーが備わる。エキパイにもパンチアウトされたカバードが。
リジッド型のソフテイルフレームへと骨格を変えたニューストリートボブ。トライアングルを形成するラインはまさにソフテイルそのもの。
リアタイヤのサイズは160mmだったダイナ時代から150mmという細身のものに変更。メーカーはミシュラン製、スコーチャーだ。
こんな方におススメ
自分だけのハーレーダビッドソンを
手に入れたい人にうってつけの素材
より軽快でスポーティになったチョッパーハーレー、ストリートボブ。お世辞にも乗りやすくないモデルのパフォーマンスアップ……と、存在そのものが矛盾を抱えているわけだが、モーターサイクルとして進化しつつも伝統のスタイルをそのままとする現代のハーレーダビッドソンを表す象徴的な一台とも言えよう。どんなカスタムスタイルをも受け入れる懐の深さ、そしてまだまだ乗りやすくできる余地がある部分など、“自分だけのハーレーダビッドソン”を突き詰めたい人にはうってつけの一台である。