VIRGIN HARLEY |  ハーレースポーツスターファミリーのロングセラーモデル「スポーツスター1200カスタム」試乗インプレ

ハーレースポーツスターファミリーのロングセラーモデル「スポーツスター1200カスタム」

XL1200C 1200カスタムの詳細写真

XL1200C 1200カスタムの画像
腰下のクロームが眩しい空冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブエンジン「エボリューション」(排気量1,202cc)。以前はフルメッキ仕様だったが、近年の「ダークカスタム」ブームからシリンダーヘッドやエアクリーナーがブラックに。
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先代1200カスタムから引き継ぐ砲弾型ヘッドライトと専用バイザー。そのバイザーやトリプルツリーもブラックアウトされている。
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ニュートラルな形状のハンドルバーは気持ちプルバック気味に。取り回しという点では優れた形状のバーである。
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こちらも先代1200カスタムから継承しているメーター一体型のハンドルライザー。フルメッキ仕様なのがその名残か。
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17リットルという容量を誇るビッグサイズのフューエルタンク。今年のグラフィックは2013年モデルからラインナップされたスポーツスターXL1200CAリミテッドから引き継いだもので、カラーはこの「シルバーフォーチュン/ブラックテンペスト」のほか、「ブラックテンペスト」「スマトラブラウン」「トゥイスティッド チェリー」「ボンネビルソルトパール」「インダストリアルグレーデニム/ブラックデニム」と充実している。
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タンデム走行が可能なダブルシートを採用。かつてスポーツスターファミリーに並んでいたXL883Cから引き継いでいるクラシカルなものだ。
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そのシートのエンド部分には「SPORTSTER SINCE 1957」と、その歴史の長さを物語る縫い込みが刻まれている。
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ほとんどのモデルにテールランプ一体型ウインカーが搭載されるなか、この1200カスタムは2011年のマイナーチェンジ時に採用されたオリジナルの小ぶりなテールランプを継続採用している。
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かつてフルメッキ仕様だった前後16インチスポークホイールも、リムをブラックアウト。ブレーキはシングル仕様に、そしてタイヤはミシュラン・スコーチャーとされる。
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アイアン883よりもグッと外に突き出した1200モデル用ミッドコントロールステップ。根元部分を短くできれば、もう少しバンク角を確保できることだろう。
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各所がブラックアウトするなか、ノーマルマフラーだけは変わらずメッキ仕様を貫く。ブラックとのコントラストがその存在感を強めているようだ。
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プレミアムライドエマルジョンショックもブラックアウトタイプに。約30cmとストロークが短いため性能に限界はあるが、それでも及第点のスペックを体感させてくれた。
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2016年モデルより全スポーツスターに標準装備されたU.S.製ライトスプロケット。実はフォーティーエイトだけ異なるデザインのスプロケットが採用されているので、そちらも見比べられたし。

こんな方にオススメ

自分だけの世界観が明確な人に
1200カスタムは全力で応えてくれる

試乗インプレッションについてはなんだかダメ出しみたいな内容だが、かなりスポーツライドに振り切ったロードスターは別として、スポーツクルーザーという点ではファミリーの中でも秀でた存在だと言っていい。カスタム次第では、他のモデルにはない味を与えられるとも。そういう意味で言うと、自分なりの楽しみ方がはっきりしている人、自分だけの世界観を持てている人にこそ1200カスタムがふさわしいと言えよう。カスタムの世界でもこのモデルをベースとした例は希少なだけに、チャレンジャーの登場を楽しみに待ちたい。

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