VIRGIN HARLEY |  ミルウォーキーエイト+新型ソフテイルフレームとともにフルモデルチェンジしたブレイクアウト試乗インプレ

ミルウォーキーエイト+新型ソフテイルフレームとともにフルモデルチェンジしたブレイクアウト

FXBR ブレイクアウトの特徴

基本的なスタイルはそのままに
パワーとデザインを一新させた

FXBR ブレイクアウトの画像

2013年にCVOファミリーからデビューを果たしたブレイクアウト。その後ソフテイルファミリーにてスタンダードモデルが登場、以降「ソフテイル唯一のFXモデル」としてラインナップ屈指の人気を得てきた。

前後16インチ(もしくは17インチ)からなるFLモデルとは異なる世界観を描くFXスタイル。19インチや21インチというフロントホイールサイズからカスタムテイストが強く、主にダイナファミリーがその系譜を受け継ぎつつ、ソフテイルモデルでもこれまで多くのFXモデルが輩出されてきた。

FXBR ブレイクアウトの画像

2018年、ミルウォーキーエイトエンジン搭載に伴う新設計モーターサイクルへフルモデルチェンジを敢行したソフテイルファミリーは、ダイナファミリーを吸収合併しFXモデルのラインナップを充実。新たな仲間を得たブレイクアウトだが、往年のソフテイルFXとして培ってきたコンセプトとともにオーラを醸し出しつつ、よりモダンなシルエットにデザインされた。

カーボンスチール製のリジッド型フレームから成る骨格をベースに、21インチホイールとともに前方へ突き出されたフロントフォーク、そして走りそのものを支えるリアホイールは18インチ径で、240mmというラインナップでもっとも太いタイヤが備わる。シルエットを重視した滑らかなデザインのシートに一文字型ドラッグハンドルバー、足を投げ出すようなポジションになるフォワードコントロールステップと、これまでのブレイクアウトとしての設計は踏襲される。

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それでいて、楕円型にデザインされたLED仕様の新型ヘッドライトに容量が18.9リットルから13.2リットルと一気にスリム化した新フューエルタンク、そしてブレイクアウトだけに搭載されるライザー埋め込み型デジタルメーターと、一歩先の未来を見据えたディテールに目を惹かれる。

ラインナップにはこのFXBRブレイクアウトとFXBRSブレイクアウトの2モデルが並び、違いはミルウォーキーエイトエンジンの排気量だ(FXBRは1,745cc、FXBRSは1,868cc)。ツインカム103B時代は排気量が1,689ccなので、ここを見較べるだけでも大きくパワーアップしているのが分かる。今回はFXBRでのインプレッションへと挑んでみる。

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ブレイクアウトの試乗インプレッションは次ページにて
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